「手が千切れるくらい拍手を贈りたい、ミスチルと特にそのファン達に。」Mr.Children「GIFT for you」 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
手が千切れるくらい拍手を贈りたい、ミスチルと特にそのファン達に。
思えばミスチルの彼らと私は同世代で、メジャーで売れ出してからずっとファンをしてました。もうサブスクに移行してCD自体買わなくなってしまいましたが、過去に買ったアルバムは20枚弱・・・とはいえライブには一度も行ったことがない、にわかファン?からの感想です。
最近、別のアーティストの久々の全国ツアーに参加いたしましたが、そこにあった同様のもどかしい空気がやはり、この映画のライブシーンでも感じられました。
それは、観客がマスク着用義務、かつ大声で声援を贈れない、一緒に歌えないという点です。
ライブの観客の動作における拍手、手拍子、腕を振る、踊る、適度に跳ねる(笑)・・・まあ、これだけでも伝わる点は少しはあるかもしれないのだけど、やっぱり一番やりたいことが出来ない、つまり溢れる気持ちを声に出せない、煽られても歌えないってのは熱心なファンには案外きついと思います。
ただ、月並みな表現しか出来ませんが、久々のライブでこの日を待ちに待ったファン達の熱い気持ちが、ライブシーンでは「声無き叫び」として非常に美しく切り取られておりました。
また当然ながら素晴らしい演奏と、デビュー当時より格段に奥行きと深みが増した桜井さんの歌唱と共に本当に心が揺さぶられました。
正直申し上げますと、そのミスチルとファンの強い絆に終始やられまして、オープニング曲からずっと泣いてしまいましたよ。にわかファンにも関わらずです(笑)。
映画ではライブシーンの合間に、私とミスチルの曲ってお題?でファンからの肉声のメッセージを伝えるパートがありまして、大変興味深かったです。
ミスチルの曲との出会いが人生の転機になったみたいな内容が多かったですが、事実30年という長い間第一線でやってるミュージシャンは日本でも稀有な存在でもあり、彼らの音楽は間違いなく本物であるから、全く大袈裟な感覚がなく深く共感出来ました。
私は好きなアーティストのライブに行ったら、集まったファンと共に居ること、そして同じ気持ちで声援を贈ることが何より好きなので、この視点で作られた映画をちょっと贔屓目に満点つけたいと思います!
追伸:私はミスチルで思い出深い曲は、告白して振られた時に聞いた「シーラカンス」です。楽曲として芸術的だし、深い歌詞に真面目に支えられました。レアでしょこれ(笑)。
失礼します。他作へのイイねありがとうございました😊。ミスチル、深海みたいなアルバムCD複数タイトルも購入しているのですが、配信の普及についていけず、すっかりご無沙汰です。ドシロウトファンなので、イノセントワールド、Tomorrow Never Knows が最高です。ただ実はシングルCDレベルでは結構購入してて、今は亡きハードディスクのiPod 【4台ほど、聴き潰しました。】に入れてました。誰も若い人iPodなんて知りませんね。ミスチルは全て素晴らしい良いメロディー。スピッツとB'zも同時進行でした。今CDあるんでしょうけど、Amazonとかを除き、実際のリアル店舗が本の書店以上に少ない!配信に戸惑っています。ライブは良いですねぇ。ちなみに桜井さんという姓名は練馬区一戸建て、すごい多かったです。【本作、見ていません申し訳ないです🙇♂️】。