「まさか、こんなに泣けるとは!」マイ・エレメント 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
まさか、こんなに泣けるとは!
予告編を観て、ラブコメアニメなんだろうと想像してたんだけど全然違ってた。
いろんな元素が暮らしているエレメント・シティに、火の街から引っ越してきて、雑貨屋さんを営んでいるお父さんは、引退して娘のエンバーに店を継がせたいと思っていた。そんな時、お店の地下でトラブルが発生し、エンバーが水のウェイドと出会う。ふむふむ、ウェイド君、役人にしてはやけに優しい奴だな。でも最初はエンバーから嫌われてる。そりゃそうだ。水と火が近づけば、どちらにもいい事ないもんな。それから始まるラブストーリー。この2人の関係がドタバタしちゃう話かと思っていたが、重要なのは、お互いの家族関係だった。そりゃそうだ、自分の子供があり得ない奴と恋愛関係になるなんて、納得できる訳ないよね。そもそも火はエレメント・シティの中では嫌われ者。そりゃそうだ、こいつらに触れると自分が燃えちゃうんだもんな。そんな社会で火と対等な力関係なのは水って事だね。この話、多民族国家のアメリカではリアル感強いのかもね。自分は日本の部落問題と重ねて考えてたけどね。
最後に娘を思うお父さんが出した結論で、涙ボロボロ。まさかこんなに泣けるとはね。めっちゃ楽しかった。
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