「ピクサーの真骨頂」マイ・エレメント 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
ピクサーの真骨頂
とにかく映像がすごいですね。第1作「トイ・ストーリー」(95)年から今作で27作目となるピクサーアニメの進化を目の当たりにしました。ふわふわした毛先まで綺麗に描いた「モンスターズ・インク」(01)や車が巻き上げる土埃をリアルに描いた「カーズ」(06)など作品毎に表現力が増してきた感がありますが、今作はその極みですね。ジョン・ラセターさんは問題を起こして退社してしまったようですが、CGは手段であって、物語こそが大事という彼の信念は今作にもしっかりと継承されているように思いました。細部までこだわり抜いた映像は1度では全部観きれませんが、テンポのよい展開で一気にエンディングまで楽しませていただきました。
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