ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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わかりやす〜!!
ミステリー作品のトリックの見せ方がわかりやすくて、かつ没入できて楽しかったです。なんで広島が舞台なのかとか結局鬼は何の例えだったのかとかよく分からないですが、謎解きに参加している感じでした。鬼の朗読劇から「おお?おお〜!?」とゾクゾクしてきます。パパ〜😭
固定観念や偏見に対しての鋭いツッコミが聞いていて気持ちが良いのですが、逃げ出せた少女の子孫が女性(美しくて宝石屋をしていて上品で)という固定観念ぽさがあったなーと感じました。非難ではなく、話としてそこも分かりやすくしたということですかね。
顔がいいひとたちが広島弁で話しているとグッときます。あさちゃん!身内に臨床検査技師やってるインテリがいるとね、先祖代々の企みなんてしくじっちゃうものなのよ!そこに勘の効く人が来てしまったら結末は見えてますでしょ!それだから弁護士になれないんじゃないの!
10代女子の心の再生物語要素もあって、そういうセラピストが増えたらいいのに、とか。
モヤモヤポイント
東広島から東京方面てこだましか無いよね……?新大阪まで乗ってのぞみに乗り換えるとか……???
タイトルなし(ネタバレ)
原作は読んでいません。映画予告で面白そうだと鑑賞。
菅田将暉演ずる久能整は、鋭い観察眼を持ち、本質を見極めた物言いをする一方で、独特の生活感?や風貌がキャラ感満載で魅力がありました。冒頭での汐路の企みを一気に見抜き、力を見せたところで中盤へ。予告ではかなり意地悪そうだった親族たちはそうでもなくて協力的。結果的には狩集家の秘密と利権を守ろうとする車坂家と真壁家両家の過ぎた罪だった。という話ですが、だとするなら冒頭の遺言開示と共に蔵の鍵が準備されていることから、上記両家は既に遺言を先に読んでいると思われ、事実がバレそうな内容なら書き換えもするはずなのにそうはせず、最後の最後で息子の車坂朝晴をなじりに、のこのこ現場に登場し、全バレされて逮捕されるといった、ここまで久能整の明晰な推理で解き明かされているミステリーを楽しんできたのに、結果、矛盾と間抜け感で話が終わり、この物語の味を薄くさせてしまった気もします。
(遺言開示シーンが正しいなら、汐路の母が実は正・狩集家の子孫で、弥に近づき復讐したのだと勝手に推理してました)
余談ですが、物語最後のあのパワーストーンは祖先の不始末のお詫び代わりに(高値で)作らされたのでしょうか。赤嶺ゆらの「なんじゃこれ」顔は半端ではなく、親たちがキレイなメッセージと共にあわてて「こ…子供たちに贈ります」と託したのではと邪推したくなるシーンでした。これまたミステリですね…とは言う勿れ? 色々と面白かったです。
面白かったけど・・・
ドラマは全話見て映画を見たけど面白かった。
結構ゾワッっとするようなシーンもありながら、演技派の人達が集まってて良かった。
中盤で犯人がすぐ分かったが、かなりしっかりしたバックボーンだと思った。
エンディングでカメレオンが流れたのがすごい良かった。
整いました?
原作を見たうえで鑑賞しました。
なかなか良く再現されてますね~
ストーリーをあの時間でうまく収めた上でスピード感のある流れの2時間でした。
ガロ君のことが知ってる人でないと何者?になってしまいますが、まあ知らなくても楽しめます。
もっと知りたければ原作を読めば良いはなしです。
最後に出てくる松也さんがやっぱり良いキャラですよね~
整くんもいいですが、あのキャラだけは原作を超えてると思います。
続きをドラマ化してほしいですね。
設定に難
ストレートパーマできる時代に必要ないし、大人になってから実行するのは遅いので動機になりにくい。それに復讐したいなら天パ関係なく子孫に伝えられるので意味がない。設定にツッコミどころ満載ですが、それを割り切ってみれればいいと思います。
ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても◎
ドラマ版を観ておらず、大まかな設定だけ把握して鑑賞しました。昔話で本当にこんなお話があってもおかしくないなーと思ったり、お金が絡むのでもっとギスギスした家族関係なのかと思いきや最後はあたたかく、泣けました。
ドラマを観ていなくても楽しめる内容でとても良かったです。ドラマ再放送など観てみたいなと思いました。
大学生探偵、広島へ行く
ドラマ版のファンです。
漫画原作は未読。
このドラマの菅田将暉がいい。久能整。くのうととのう。それに、最後にちょっとでたけど風呂光刑事。
映画になったこの事件は、もともとの原作のepisode4であるらしい。この事件は、犬神家の一族にも似て、関係者は限定されているが、江戸時代末期にまで遡って推理を行うという、なかなかこみいった物語なのであった。
ちょっと踏み込んだネタバラシをしてしまうが、現在の狩集家がもともとどういう経緯でできたのか、その子孫たちはどうやって生きてきたのかを推察する話なのである。
広島のある名家で、一人の男が亡くなり、四人の孫への相続が発生した。
たまたま広島へ乗り込んでいた久能整は、ちょっと変人ぽい依頼人である、相続人のひとりの娘さん(狩集汐路)とともに「ミステリ」を解いてゆく。
まず遺言が謎なのである。
それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ
あとでわかることなのだが、
被害者救済のことを考えると、まず正当な狩集家子孫の方々に家と土地すべてを返さなくてはならないし、蔵の床から出てきたお○をちゃんと供養せねばならない。
深い話である。
命というものは、奪い取ったものを返すことは不可能である。
江戸時代以前は、将軍の命令があれば、土地を奪い取ることは、可能だった。江戸時代でもお家取り潰しはあった。だが、個人間の奪い合いは許されるものではない。
この話は、江戸末期、明治維新のどさくさでひとつの家が乗っ取られたことになっているが、取引相手や近隣の目もあり、なかなかそんなにうまくはことは行かないと思う。
漫画全体として、人間社会そのもののメタファーなのだ。
美術館来訪のあと、原爆ドームが出てきたが、戦後についての言及はなかったように思う。
あと、天パーというだけで、存在を抹殺されてしまう家というのもあまりに恐ろしい。
ポスターに一言
刑事役3人とか、ポスターに登場させるのおかしいでしょう!原作読んでないので広島編とか言われてもピンとこずにドラマの続きかと思って見に行ったら、全く別の話じゃないですか。ただし損したとかは全く無くて、すごく良くできた話で面白く見ることが出来ました。原作がよっぽどいいのだと推察します。
ラストだけが…
原作は未読です。
ドラマ版は放送当時1話と2話は見たはず。
公開早々、ここのレビューの点数は高めだったものの、以前から「菅田将暉モノ」は組織票のイメージがあって、ちょっと警戒していた。
(以前、ここで主演作に苦言を呈したら、必要以上に噛みついてくるファンがいたので。)
今回はちゃんとヒットしていて、作品自体も喜ばれている様なので、押っ取り刀で劇場へ赴いた。
観客は女性と家族連れが多かったかな。
…さて本編。
過去の殺人を暴いていくタイプのミステリなので、物語的にはゆったりとした感じで進む。
ありがちな、同席者が死ぬという緊迫感こそないが、徐々に秘密が明かされていく展開のおかげで物語が停滞せず、最後まで楽しめた。
TV版を見続けなかったのは、あの警察のメンツがあまり好きになれなかったから。今回はその登場が本当に最小限なのも良かった。
私の評価としては犯人が捕まった時点で「★4つ」の予定だったのに。
気になったのは、あの松嶋菜々子の家に行ってからのクダリ。
あくまで「事実」と「論理」を積み重ねて解いていくミステリのラストで、親が自分の子への思いを「パワーストーン」なんていう、あまりにもオカルティックなものに託したことに凄く違和感を感じてしまった。
それも4人、それぞれに贈られるブレスレットの由来を全員丁寧に説明するのが、本当にダルかった。
そもそもアメジストドームはあの家の魔除けの一つであって、この話に絶対欠かせないモノではない様だから、むしろこのパワーストーンメッセージありきだったのかと考えると、「何だかなぁ」という感じは否めない。
それでも、しっかり楽しませてもらった。
主演の女の子も可愛いらしかった…と思ってたら、あの「すずめ」ちゃん?
あらまあ、もうすでに名前でお客さん呼べるクラスの大女優じゃん。
ドラマファンなので楽しかった!
テレビでも良いけど早く見たくて!映画館満席だったので整くんのお説教を聞きたい人の多い事、私もその1人です。途中あまりの天パキャスティングとダンディについ笑ってしまいました。
この先テレビシリーズも楽しみですね!
みんな変わった名前だなぁ
ドラマがとても面白かったので楽しみにしていました。原作漫画は読んでない。整が相変わらず凄くて、よくしゃべる。ウザい喋り方だといわれるが自分にとっては小気味良い。なんか変なギャップがあるのも魅力的に映る。最初のヒロインの暴走も整節が炸裂。今回は展開が進むと何となく犯人がわかるが謎の解明やオチなどは楽しめました。弱さを肯定する整の言葉は心を打ちますね。汐路がこのままヒロインポジになって整君をふりまわしてくれないかなぁ、と思う今日この頃。エンドロールの警察陣のやり取りには笑わせて貰いました。
大人気❣️
シアター1での鑑賞、TOHOシネマズで初めて入った。広い、座席が弓なりにカーブして並んでいる。お客さんの入りも多い。
さすが大人気作❣️
あっそうか、TV観ていないのでわからなかったけれど、菅田将暉さんの天パー、金田一耕助を意識してなんですね。
可愛い原菜乃華さんのドアップ満タンで話が始まりずーっと次への展開をワクワクしながら観ていきましたが、
見つけたUSBを観るのに、なぜ蔵の中⁉️
電源あるのかな❓ 辺りからちょっと、
レトロな喫茶店で話し合う中、松下洸平さんが、一人抜けて行く時、
この人だと閃きました。
おもしろかったけれど、
弁護士税理士のお二人が、代々伝わるからと言って、殺人するとは考えにくい。
松下洸平さんのセリフも、ちょっと普通じゃない人に仕立てて原菜乃華さんに責任なすりつけて泣かすのも、ラストでの
菅田将暉さんの、
「カウンセリング受けたら。」に繋げる為みたいだったし、
あのストーンブレスレットの場面、いるのかな?
急いで帰って、しまった❣️
エンドロールの後にオマケが‥‥😱
乾く前のセメント
原作未読です
冒頭の事故シーンは別にして、スタートが、広島市内の観光案内で女の子が無理矢理に本ストーリーに持っていくあたり、昭和感満載です
犬神家の一族をオーバーラップさせたかったんですかね?
汐路が都合よく思い出していくところは、どうかと思いましたし、みかんジュースに入れた薬は、あんなに遅効するんですね
鬼の集いは、おどろおどろしく、狩集家の秘密と結び付く軸の部分は、怖くもあり、知りたくもあり
それぞれに真実があって、その信念に基づいているので、躊躇なく行動しているのも怖いです
3人の鬼は真壁家と車坂家と、狩集家の当主ということですが、真壁家と車坂家も乗っ取ったんですかね?弁護士と公認会計士になるというのも当主を引き継ぐ以上に大変だと思うのですが、信念で資格を取ったということなんでしょうね
段田安則さんと角野卓造さんからは、その執念が見えず、松下洸平さんが引き立っていました
菅田将暉のラジオと言う勿れで、子供って乾く前のセメントみたいなんですってが1番言いたかったセリフと話していましたが、私にもそのまま固まってしまったところもある気がしました
観察眼
田村由美さんのファンだ。
勿論、本作の原作も読んでる。
楽しかったー
テレビシリーズは見てないので、コレが初見。何より楽しかったのは、整の長台詞だ。
ちゃんとあった。いや、寧ろ売りくらいの扱いになってるのが嬉しい。
事件に関する事もそうでない事も、彼が話す持論はとてま思慮深く、本質を捉えて離さないように思う。
文字で読む時は、何度か読み返す。それが音声になって聞こえてきた今回は、脳の深くに沈殿していくようで心地がいい。
あんな考え方や捉え方をする主人公だから、彼が話す一言一句に「真」があるように思えてくる。
彼は喋る人ではなく、喋れる人で、その裏側には膨大な知識と、そこから連なる答えを持ってる。
それはそのまま、原作者・田村由美の脳内なのかも知れず…アウトプット先の一例なのかもしれない。
作中に「とある映画の台詞で…」なんて喋り出しがあり「犯罪とは努力の裏側」みたいな台詞がある。
エンドロールを観てたら、どうやら実際にある映画から引用したらしい。
驚いた!
別に創作でも構わないと思うのだ。
フィクションだし、そんな映画なくとも「映画で」と枕詞を付けちゃえばいい。
でも、存在する。
作者はその映画を観たか、聞いたかして、心に留めて原稿に落としたのだ。
小説家と漫画家の頭の中を覗いてみたいとホントに思う。特に田村由美さんの頭の中は。
「人の弱さ」とか「女性の幸せ」だとか、古くから慣習に準えて出来上がった価値観さえも覆す。
ここが変だよ日本人!的な事で大好物だ。
なんなら広辞苑とかに掲載されてる単語の成り立ちにまで言及する。長きに渡る男性上位社会の負の遺産なのかもしれない。
原作読んでて激しく頷く事も多ければ、目から鱗な事も多いのだ。
さて、そんな宇宙の如き広がりを見せる記憶領域を持つ主人公は、高性能な観察眼をも持ってる。
普段はどこか抜けてるのだけれど、彼の芯は強い。
それは歴代の名探偵の符号のようでもあり、金田一耕助しかりコロンボしかり、古畑任三郎しかり。
相手の油断を誘う為の擬態みたいなものなのだけど、彼の場合はちと違う。スキルではなく素体なのだ。
相手が勝手に見間違う。
…映像にされるとそんな事まで考えられて楽しい。
素体だからこそ、はぐらかさない。
彼の眼差しは、常に対象に向けられてるように思う。あまり瞬きをしてる印象もない。
強く静かに問いかけ、投げかける。そんなイメージがある。それは今までには無かったタイプなんじゃないかと思う。
菅田氏の真っ直ぐな目が印象的だった。
綺麗ではなく澱みのない眼差しだった。
原作は漫画なので、瞬きなんて設定が描写されるはずもなく…もし、それが役作りの一環なのであったなら、映像制作者としての功績なのかもしれない。
ラストに自供を促す台詞がまるで違和感ないのが痛快だった。快感と言ってもいい。
相手を観察し知り、想定した後の一手。あの台詞がハマったって事は、この作品は成立してるって事の証明でもあると思う。
物語は、田村由美さんが書いているのだから面白くない訳がなく…人間の心理と生理に則ったプロットで味わい深い。
ただ、映像になった分つまづきを感じた部分も無くはなかった。
田村原作のアニメなり舞台はありはするのだけど、なんとなく焦点が合ってる印象は薄く…ドラマを押し出すのは間違いではないのだけれど、実のところそこではなく。
ドラマを構築する人々への繊細な心理とか機微とか、人物に向けての造詣こそが真骨頂だと思ってて、そういう意味では大満足の一作だった。
コレはもう菅田氏を絶賛するしかなく…プッと吹き出すようなカットも多々あって、関係各位にお礼を述べたい。
楽しかったー
▪️追記▪️
『ミステリと言う勿れ』この題名について考えてみた。
ミステリを辞書で引くと
神秘的な事、謎、不可解なんて言葉が出てくる。
表題は「言う勿れ」一括りに断定するなよって言われているようにも思う。
知らないから"謎"であり、分からないから"不可解"なのだ。ならば、それについて知り、理解を深めていけば謎も不可解も消滅する。
その糸口は、何より“対話"なのだと思う。
人に向かい、先人達の文献に向き合い対話し、自らに落とし込む。
主人公・久能整がやってる事そのものだ。
レッテルを貼る前にもっとやれる事があるだろと言われてるようで、とてもイカしたタイトルに思う。
▪️余談
常々思う事がある…。
たまに、随分前に書いたレビューに「共感」される事がある。どうやって僕のレビューを見つけるのだろうか?
その作品に投稿される数百のレビューの内から掘り起こす?僕のレビューから該当の作品を探す?自分が投稿したレビューは1000を超えている。
…方法が分からない。
共感してくれた人のレビューを読もうとページに飛ぶも、スクロールしても該当の作品には辿りつかなかったりする事もある。
簡単なやり方があるなら教えてほしい。
僕にとっては、まさにミステリーだ。
顔のアップが多い、美術がちゃっちい…
ドラマの時から思っていたけど、犯人の描き方が上手いよなー!
でも、ミステリーじゃないな…
真犯人の言動には小さな伏線はあったけど、事故死の真相を解くのに手帳だけではヒントが弱すぎる。
犯人達の爪の甘さが致命的過ぎる。
舞台の痕跡を消しきれていないのもそうだし、8年の間に4つの蔵の下の人骨をなぜ処分しなかったのかが謎。
人骨以外にも一族の悪習に関わる品々が大量に蔵に残されてたままになっていたことがガバガバだなと思った。
一番の違和感は、役者の顔のアップが多する…
特に原菜乃花の顔だけのカットが異常に多い。
最近、硬派な映画を見ることが増えたからか、この違和感に気付けたのかもしれない。
最近は、脇役にもある程度セリフや見せ場を与えて、キャラを立たせる作品が増えている印象があるし、そういう作品に自分自身も慣れてしまったせいもあるのか分からないけど、菅田将暉と原菜乃花だけやたらカメラが寄ってる。
かと思えば、柴咲コウや町田啓太には寄らないというあからさまな演出がされている。
原菜乃花を売り出したいのは分かるけど、こうもあからさまだと作品の質を落とすことにも繋がる。
先月「春が散る」というボクシング映画を見にいった。
橋本環奈が出演していたが、ほぼすっぴんに近い暗いメイクで、ヒロイン的立ち位置だけど、作品の邪魔はしていなかった。(あくまで個人的意見だけど)
フジテレビが絡むと、演出のあざとさや露骨なゴリ押し感が見えてしまうから、俺はやっぱり苦手だなと思った。
本日もとっ散らかってレビューでした!
整くんが愛おしい
ドラマで結構好きで見にいきました。
整くんが広島に来て、そこで事件に巻き込まれていくのですが、そもそも広島に来るように仕向けられていたというのが、らしくてウケますね。
狩集家の遺産相続争いに巻き込まれて、与えられた蔵の鍵とともに遺書の謎を解こうとする4人の従兄弟たちと整くんと弁護士。
犯人は、、最初から違和感しかなかったので想定通りでした^^;
蔵は怖かったけど、DVDの話がめちゃ面白くて、絵とナレーションとともに引き込まれました。声が良すぎました。
整くんが、女性の幸せについて語るところがよかった!
女は愛嬌、女の武器は涙、女の友情は脆い、男勝り、女の敵は女、、など女の言葉はたくさんあるけど、それは男性が作った言葉で、女性はこうあるべきという、女性をある型にはめるために作られたのだと。なるほどなーと納得しかなかったです。
で、なんで天パで色白の人が殺されないといけなかったのか?本当の狩集家の人たちを殺した鬼(と呼ばれる)と似ているからというのはわかるけど、、鬼が自分たちの血筋を引く子孫を殺すってなんで?とそこだけ理解できなかったかな。天パじゃない人を殺すならわかるのにな、、。
正当な子孫の報復を恐れてバレないようにひっそりと暮らすため?でも資産家で引っ越したわけでもないんだから、、隠れ住むのは難しいよね^^;
あとなんでいとこの1人だけが広島弁バリバリなんだろうとか気になりましたが。
そして松嶋菜々子さんは相変わらず美しかった!石のブレスレットをプレゼントするシーンもよかったですね。
エンドロールで佐々木望の名前があったからどこで出てたのかと思ったけど、ニュースのナレーションかー、そこまで気づかなかった、、昔好きだったのに、声だいぶ変わってわからなくなりましたね。
セメントが乾く前に
漫画単行本出てるところまで既読済
今回のテーマ
セメントに落とされた物
鬼の集まり
人が弱いことを知る
町田啓太イケメンだな〜ほんとイケメン
柴咲コウがゆらすぎて!美しくて眼福
原作で好きなネオは広島弁がこわかったw
しおじは可愛い
実写化にありがちなキャラクターに対する違和感が少ないよね
細かいセリフや設計は映画に全て入れられないだろうから、そこは物足りなく感じた
行きの新幹線、人生の伴侶〜、あたりがないのはストーリー的に唐突だし、
家を調べていてネグレクト、っていうのもなくて、しおじへの救いが少し足りないのかな?とか。
朝ちゃんが淡々としおじのおかげと語り、
しおじが、わたしがパパを殺した…?というところは実写だとさらに悲しくなった。
親の足を引っ張るどころか…
さちちゃんをスパイにしようとしたネオに言った言葉がね…
エンドロールの最後、大隣署の一幕わろた。
広島でも事件に巻き込まれてるのか!?わろ
原作者の作品おもしろいものばかりだから、もっとたくさんの人に見てほしい。
ミステリも、ほかのエピソードも面白い、奥深いのばかりだから原作読む人がもっと増えてほしいな〜。
連載中の風呂光のエピソードも気になる。
青砥さんエピソードも今この事件が出てくるか、ってい複線回収がある。
おもしろかった!
映画付き合ってくれてありがとう!
2023.9.29 映画館
分かり易いミスリードと犯人+2つの違和感
原作未読ですが、ドラマは観ていたので、久能整の相変わらずさは、愉しかったです。ただ、ミスリードも犯人も、若干分かりやす過ぎるかも。加えて、犯行にも「鬼の集い」にも、違和感がありました。
①汐路の狂言
汐路(原菜乃華)が1・2歩通り過ぎた処に植木鉢が落ちた時点で、狂言に感じた。階段の油も、最初に怪しく感じたのは汐路だった。ただ、久能は汐路を「芝居がかっていた」と描写するので、狂言と分からせる演出だったのかもしれない。
②朝晴の失言
「蔵に何かあった?」と訊いた朝晴に、久能がホラー映画に例えながら人形の存在を語ると、朝晴は「そんなに大きくないでしょう」と突っ込む。この失言で、朝晴は蔵の人形を見た事があると気付かない人はいない筈。後で久能が説明する通り、弁護士の父を手伝う過程で見た可能性もあるが、それなら「何かあった?」という問そのものがおかしくなる。 この件だけで犯人と断定はできないが、以降この失言以上の怪しさを誰にも感じなかったので、朝晴が犯人と明かされても、やっぱりねとしか思わなかった。
③天パ殺しのタイミング
真壁家と車坂家が、狩集家の天パを殺すタイミング、遅すぎない? 天パ殺しに気付いたキッカケは故人の写真だが、皆かなり成長していた。バレたくないなら、もっと早く始末すべきでは? 久能整は天才だから仕方ないとしても、狩集弥(滝藤賢一)にも気付かれてしまっている。全く隠蔽できていない。仮に、狩集家に気付かれない為に、一定の年齢まで生かしていたとしても、あんなに写真残しといちゃ駄目だよね。真壁家と車坂家の隠蔽能力が、低すぎる。
④ヒントの為だけの「鬼の集い」
宝田完次(ダンディ坂野)が書いた「鬼の集い」。事件の背景が解明される為に必須な戯曲。完次は、親族の呪われた歴史を告発したかったのかもしれない。ただ、出資者向けの朗読DVD観て、金出したいと思った人いた? 舞台劇をそれなりに観てきたので、救いの無い演劇にも遭遇したことも無くはないが、「鬼の集い」はエンタメ性がないばかりか、社会批判も教訓もなかった。出資を募って上演される芝居としては成立し得ない。事件を解くヒントしてしか書かれていないのは、あまりに不自然極まりない。
P.S. 久能整が、ゆら(柴咲コウ)の父の「女の幸せ」という言葉にキレるが、彼の理論はあまり正しくない。久能は「女の幸せ」は、オジサンが決めたオジサンにとって都合がいい概念で、十人十色な女性を一括りにして幸せの形を決めつけるな、と説く。ただ、久能もしくは、原作者も脚本家も、十人十色な筈のオジサンを一括りにしていないか? 女性の一括りを批判するなら、オジサンを一括りにした時点で論理は破綻する。「男性優位社会」が「女の幸せ」を規定したという方が、まだ納得しやすい。
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