ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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新発想・新感覚のミステリー
人気TVドラマの劇場版である。原作未読、TVドラマ未鑑賞だが、劇場公開後の評判が良いので鑑賞した。
主人公の謎解き名人・大学生・久能整(菅田将暉)のキャラが際立っている。風貌は、令和版金田一耕助のようである。推理に限らずどんな事にも自論を持ち、黙っていられない性格というのが面白い。
通常は推理の濃度を増すため、推理に無関係な寄り道はしないが、本作の主人公は寄り道だらけ。その寄り道での主人公の主張が人生訓のようであり意味深い。相手を論破するのではなく、相手の想いを引き出そうとする優しさがある。この寄り道部分と肝心の推理部分のバランスが程好く取れている。コミカルさとシリアスさをブレンドした面白い作風になっている。やはり、主人公を演じる菅田将暉のコミカル演技もシリアス演技も巧みに熟す演技力の賜物だろう。
今回は、主人公が広島の美術展に行った際に、犬童我路(永山瑛太)の知人である女子高校生・狩集汐路(原菜乃華)の依頼で狩集家の遺産相続の度に繰り返される惨劇の謎に挑む。これは、犬神家の一族のような本格的ミステリーが観られると思いきや、前半早々で犯人の察しがついてしまう。そうなると動機が焦点になるが、そこは、主人公が寄り道をしながらも、核心に迫っていき、綿々と引き継がれた動機に辿り着いていく。
重過ぎず、軽過ぎず、今までにないユニークなミステリーである。新発想、新感覚のミステリーという言葉が相応しいだろう。
さすが
妻の都合で予定より1週間遅れての観賞。
結果的には期待感が1週長く持てたということでオーライか。
菅田将暉はさすが。
彼を観ているだけでこの映画の価値はあると言える。
しかし、内容的にはかなりガッカリ。
原作ファンの中でも評価の高い広島エピソードとの触れ込みで期待していたが、
ホントなの?と疑いを禁じ得ない。
まず、最大の難点はキーワードがテンパーであること。
それを以て抹殺対象になるってどう考えても合理的ではない。
もしそうなら少なくとも最後に登場する縁の者は
菅田以上の壮絶なもじゃもじゃであるべきだしそうあって欲しかった。
そして、あの彼女のそういう姿を見てみたかった。
加えて、3匹の鬼の時点でほぼほぼ大枠は見えてしまう。
それからは大きな意外性もなく終わってしまった。
さらには新人なのだろうか、少女役の女優もやや物足りなかった。
正直言って、テレビシリーズの方が上、フジにありがちなパターンかな。
コミック3巻あたりの実写映画化。読んだのはもう2年以上前で犯人は覚...
TV同様ミステリーに包まれて。。
原作は全く知らずTVドラマに魅せられて鑑賞しました!
久能整の理路整然のロジック談に引き込まれっぱなしの2時間余りです。子供はコンクリートが乾く前のようだとのセリフ。乾かなければもう一度綺麗にすることもできるとのセリフに汐路さんがふと我に帰るシーンがとても印象的でした。TVドラマよりも2時間集中して鑑賞できるのでTVドラマファンの方も是非鑑賞下さい。
面白い映画をありがとうございましたm(_ _)m
このシリーズはとても良いのですが!
新感覚のミステリー
ミステリーのストーリー的には王道のストーリーですが、主人公の整君が今までに無いタイプ、人に寄り添う癒し系で本人も幼少期に深い苦悩を味わってそれを乗り越えて来たからこそ出せる優しさを菅田将暉が見事に演じ切ってるのが良かった、菅田将暉の演技力に改めて感服した作品です。
独特のキャラ、久能整くん
良かった
ドラマから見ていたけど映画も面白かった!
でも犯人が分かりやすい!松下洸平がただの弁護士の息子な訳ないと思いながら見ていたので分かってしまって残念!でもサイコパスな演技は良かったし、原菜乃華ちゃんの演技上手くてとても良かった!
昭和、舐めんなよ!!
原作少々、ドラマも最初だけ
面白そうとは、思いましたが
そこから続かなかった
今回、宣伝やスペシャルドラマを観て
観たくなり、鑑賞しましたが
横溝正史シリーズで育った、バリバリ昭和な
私には、響きませんでした。。。
映画を鑑賞して、なんで途中でやめたか
わかりました
理屈っぽいオトコが苦手なのも
あるかもですが。。。
なかなかに凄惨な過去と、トンチンカンな
理由での多くの殺人があるにも関わらず、
子孫どうしが、仲良くチャンチャン
めでたしめでたし。。。
昔話かよ💦
そりゃ、みんなが、こんな、お花畑みたいな
人ばっかりだったら
世の中の争い事は、無くなるでしょうけど
現実世界は、そうはいかない
生き抜いていかれへんで!!
まぁ、これが理想とされる
コンプライアンスな世の中なのね〜〜
それと、出て来た瞬間に、犯人がわかる💦
ミステリと言う勿れ・・・だから
犯人が誰とか、どーでもエエのやろか
もうちょっと、ひねってほしいが
きっと、犯人を当てることは、この物語の
趣旨ではないのだ。
私には、合わない。。。
おもしろい。 分かりやすい。
原菜乃華ならもっとやれる
エンドロール後までミステリと言う勿れ
泣いちゃいました。
菅田くんファンの娘と観賞。
テレビは全話見ました。
漫画は前半ちょっと読んだ程度です。
冒頭、皆さんの書いてあるように、犯人はすぐわかりました。
でも、あれはわざと伏線を張って、なぜそうなるのかを考えさせていくように
している演出なのでしょうね。
また、整君のセリフのひとつひとつ、とても刺さりました。
「自分の絵が下手だとわかるということは、成長してるから…」
「子供の心は柔らかいセメント…」
「人間は弱くて当たり前…」
特にセメントのセリフは、自分が子育て中、子供に向けた何気ない一言が、どんな形で子供の心の中に残ったのだろうかと、ふと考えてしまいました。
そして、汐路役の原菜乃華ちゃん、すごく良かったです。
汐路ちゃんの心の傷ときれいな涙、それだけで泣いちゃいます。
(ちなみに、原菜乃華ちゃんは「地獄でなぜ悪い」でミツコの子役を演じた子でした。ビックリ。 ♪ギリギリ歯ぎしりレッツゴー♪)
正当な子孫の松島奈々子さんの手から、親から子へのメッセージと共に贈られたストーンのブレスレット。
あそこも、すごく良いシーンでした。
反面、整君の生い立ちや、広島に住んでいたのではないかという疑問。
我路君のこと。
全く解決していないから、ドラマでも映画でも、是非続きを作って欲しいです。
結構ですっ^_^
緩い。で、何故この題?
ほどよいミステリーに満足した
全然期待せず、原作もドラマも観ていないけど
すぐに世界観を把握できた。
しかも10分遅れて入館して、遺言書を読み上げる
ところからだった。
あんな特種シチュエーション有りますかいな!
ってファンタジーとしてすんなり入り込めた。
キャスティングがいい。
原作との解離はわからないが、
映画単体として面白かった。
まあ犯人はすぐにわかったのだけど、
演劇が出てきた辺りからそう来るかーって
ミステリー展開に妙に納得した。
岡山県じゃなく隣の広島県だけど
金田一ファンとしては、
個人的にもっとドロドロしててホラーテイスト
をガバガバに盛り込んでほしかった。
でもライトで非現実的なミステリーも大好物。
映画でも言ってたけど犬神家の一族をベースに
血の争いに期待したが、そうじゃなかった。
やさしい世界が全体のベースにそれとなく
薄く匂わされていて、骨肉の争いは(本当は
期待したけど)「謎解き」の期待に中和されて
そんなに求めなくなっていった。
主人公が探偵というよりセラピストの代わりに
なるパターンの物語で好感持てた。
まあ骨肉のドロドロも好きなんだけど!
メインの女子高生の女の子(名前わからない)の
微妙な立ち位置に、もうちょっと線の細い
知的っぽい子の方が良かったかもしれないけど
全体のバランスではバッチリだったと思う。
有村架純のような天然の純真さとどこか
物悲しい笑顔が出来る貴重な女優さんだなと
思った。演技力が高く一瞬のフッした顔が
憑依したかのようで引き込まれる一瞬を
持っているなあと思った。
他の従兄弟ではやはり柴咲コウが別格。
気の強さと隠している弱さがチラホラで
いい味だしていた。
本来一番華を持っていると思うが
脇役に徹して引きと調和の演技がすごいな
と思った。
最後の方の女優も有無を言わせぬ華々しい
女優オーラがちょっと違和感有ったけど、
うまくギリギリこの映画に溶け込んでいた
と思う。
それにしても豪華キャスティング。
でもただのキャスティングで、
それらしいタメのアップや思わせ振りな
ミスリード部分はほぼ無かったのが
逆に良かった。平坦で淡々とした感じ。
チラッと出てきたガロ?(金髪の人)って誰。
絶対キーパーソンやろ。
ドラマを観てみたい、と思った。
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