「嫌いじゃないけど、映画としては淡々としすぎかな」ミステリと言う勿れ toyotoさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃないけど、映画としては淡々としすぎかな
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急に予定が空いた土曜日の午後に、「整くんの蘊蓄でも聞きに行くか〜」と思いたち観てきました。
「ミステリと言う勿れ」は、原作から大好きで、テレビでドラマもみてました。
菅田将暉氏の整くん、はまり役だと思います。
刑事役の(本編では出てこないけど)伊藤沙莉氏ら刑事さん達も大好き。
でも、この作品は映画としては淡々としすぎかなと思いました。
いや、もともとそういう作品だからしょうがないのかもしれないですが。
演技力のせいなのか演出のせいなのかわかりませんが、ヒロインの心理描写や言動が唐突で不自然に感じる場面が多くて、ちょっと違和感でした。”そういう子”設定なのかもしれませんが、それでもそれなりの”深み”はあったほうが良かったと思うのですが・・・。
その他の俳優さん達はとっても良かった。
最後に出てきた松嶋菜々子氏も違和感なく馴染んでいて素敵でした。
冒頭の車のシーンは迫力があって、とても良かったです。でも何度も回想シーンで使う必要があったのかな、と演出には疑問が・・・。お金かけたから元を取りたかったのかな、とか思っちゃいました。
お話の肝になる過去のエピソードも、わかりやすく、気持ち悪く表現できていて良かったです。
整くんの洞察力も切れ味が鋭くて、蘊蓄も好きでした。
エンドロールの後のくだり、「これこれ、この感じ〜!」とホッとしてニコニコして観終わりました。
続きはテレビドラマになったら嬉しいな〜と思います。
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