「意外に感動作」ミステリと言う勿れ ぱおうさんの映画レビュー（感想・評価）
意外に感動作
妻の勧めで一緒に鑑賞。
ヒットしているのもなるほどと思える出来でした。原作マンガも読み始めたくらい。
主人公が「犬神家の一族？」と言うように、オマージュ的な一面もありますが、似ているのは舞台設定くらいで、中身は完全オリジナル。ミステリーとしてもよく出来ていますが、主人公のセリフに深みがあって、終盤にはほろっときます。
ぜひ、キャストを維持してシリーズ化してほしい良作でした。
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みかずきさんのコメント
2023年10月10日
みかずきです
お久し振りです。
空き時間と上映時間が合致したので鑑賞しました。
仰る様に、意外に面白かったです。
原作既読の方、TVシリーズを観ている方はすんなり、この劇場版に入っていけると思いますが、私の様な原作未読、TVシリーズ未見の人は最初は少し戸惑いますが、菅田将暉の巧みな演技に導かれて、コミカル過ぎずシリアス過ぎずというユニークな作品世界観に入ることができると思います。
主人公は令和の金田一耕助という風貌でした。
遺産相続の度に惨劇が起きる名家の謎解きというと犬神家の一族を思い出しました。主人公は、謎解き名人ですが、寄り道が大好きで、そこでも色々な問題を解決していきます。この寄り道が本作の特徴になっていて、相手を論破するのではなく、ユニークな視点で、人生訓の様なコメントで解決していきます。主人公の優しく愛にあふれた人間性が浮き彫りになります。
本筋のミステリーと寄り道のバランスが程好く取れていて、菅田将暉が主人公に成り切ったはまり役で、令和版ミステリーになっています。作品タイトルも作品世界観を巧みに反映しています。
菅田将暉の当たり役になるかもしれません。
では、また共感作で。
ー以上ー