「顔のアップが多い、美術がちゃっちい…」ミステリと言う勿れ ラピス・アーテルさんの映画レビュー(感想・評価)
顔のアップが多い、美術がちゃっちい…
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ドラマの時から思っていたけど、犯人の描き方が上手いよなー!
でも、ミステリーじゃないな…
真犯人の言動には小さな伏線はあったけど、事故死の真相を解くのに手帳だけではヒントが弱すぎる。
犯人達の爪の甘さが致命的過ぎる。
舞台の痕跡を消しきれていないのもそうだし、8年の間に4つの蔵の下の人骨をなぜ処分しなかったのかが謎。
人骨以外にも一族の悪習に関わる品々が大量に蔵に残されてたままになっていたことがガバガバだなと思った。
一番の違和感は、役者の顔のアップが多する…
特に原菜乃花の顔だけのカットが異常に多い。
最近、硬派な映画を見ることが増えたからか、この違和感に気付けたのかもしれない。
最近は、脇役にもある程度セリフや見せ場を与えて、キャラを立たせる作品が増えている印象があるし、そういう作品に自分自身も慣れてしまったせいもあるのか分からないけど、菅田将暉と原菜乃花だけやたらカメラが寄ってる。
かと思えば、柴咲コウや町田啓太には寄らないというあからさまな演出がされている。
原菜乃花を売り出したいのは分かるけど、こうもあからさまだと作品の質を落とすことにも繋がる。
先月「春が散る」というボクシング映画を見にいった。
橋本環奈が出演していたが、ほぼすっぴんに近い暗いメイクで、ヒロイン的立ち位置だけど、作品の邪魔はしていなかった。(あくまで個人的意見だけど)
フジテレビが絡むと、演出のあざとさや露骨なゴリ押し感が見えてしまうから、俺はやっぱり苦手だなと思った。
本日もとっ散らかってレビューでした!
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