「期待しすぎちゃったかな…」ミステリと言う勿れ 音速パンダさんの映画レビュー(感想・評価)
期待しすぎちゃったかな…
原作は未読。
ドラマは大好きで、先日やったスペシャルも含め全部見ました。
ですので期待しすぎたかなーと言う感じ。
終わった後「で?」みたいなのが消えなかった。
要するに消化不良って事ですかね。
【一番思ったこと】
広島の風景がいちいち素晴らしかった。
広島に行きたくなりました。いや、本当に素敵な街ですね。
子供の頃に一度行ったきりでほとんど覚えていないのです。
近いうちに観光に行こうと思いました。
【その他映画の内容について】
・最初の方のなんだか全然解らないけど事件に巻き込まれる整くんのくだりはとても良かった。
・途中で何度か「え?あんなところに誰かいる?」みたいなのが(例えば、喫茶店でみんなで話し合ってる時に必ず後ろに黒い服着た男性がいたりとか)、なんの伏線でも無くてがっかりした。それ以外も「これは伏線?」みたいなところが結構あったのに全然違ってた。深読みしすぎた(笑)
・汐路ちゃんの自作自演を紐解いたところが個人的にはピークだった。
・「鬼っぽいもじゃもじゃ頭で外国人みたいな顔」が殺人の的になるという不条理さが初期の名探偵コナンぽいと思った。
・私が好きな整くんの感じ(1人でぶつぶつ言ってたり、とんでも展開の論理を発表したり)の場所がほとんど事前にTVや映画館のCMで流されていた。映画で出てきた長台詞は少し共感しにくいものが多くてちょっとガッカリした。
#「女の敵は女」って言い出したの、私絶対女だと思ってるよ(笑)
・オチがうやむやのまま終わってしまった感じが凄い。結局遺産相続はどうなったの?
(正直あの土地もらっても固定資産税含む管理が大変なだけじゃね?と思ってしまった)
全体的に映画で何をしたかったのかが曖昧過ぎたかなという感じ。
広島編は、原作ではとても評価されている話らしいので、原作を映画にするのに色々重要なところを端折り過ぎたのかな?というのが一番の感想でした。
原作読めば納得することが多いのかなぁ…
大隣署の方々は大好きだけど、最後無理やりねじ込む必要あったかなぁという感じは否めない。
大好きなんですけどね。整くんと絡みが無ければ意味が無い気がして。