「雪景色の戦いは難しいですね」ガールズ&パンツァー 最終章 第4話 ピッコさんの映画レビュー(感想・評価)
雪景色の戦いは難しいですね
この大会で大洗チームの対戦会場はずっとアウェイ設定です(ひょっとしなくても運わるそうな桃ちゃんが会場決めのクジ引きで連敗?)。振り返ると一回戦BC自由学園戦は北フランスの丘陵地帯風、二回戦の知波単戦は東南アジアのジャングル風の会場で、それぞれの地形を活かしたストーリーが楽しかったです。となるとフィンランド風の継続高校戦は雪の地形が舞台となるわけですが、アニメ本編のプラウダ高校戦で既に雪中での戦いを色々やってしまっているので、差別化の意味でこういうストーリーになったのは察するのですが、正直な所雪中での探し合いは単調に感じる部分があり、雪の山岳での激しい機動の連続は技術的に凄い事をやってるのは分かったのですが、背景が真っ白な事もあって脳内の処理が追い付かず訳が分からず、戦車の動きが分かり難くあまり没入出来なかったです。後半の黒森峰対聖グロリアーナ戦のパートは北アフリカ風、戦車の陣容はやや違えど、砂漠のネズミ対砂漠のキツネでこちらも相当な乱戦で全ては把握しきれませんでしたが、その事はたいして気にならず楽しかったです。過去見た映画の雪中の戦車戦シーンと比べると、当たり前なんですがガルパンは歩兵が出てこない訳で、戦車だけで雪中の戦いのストーリーを構成するのは難しいですね。決勝戦はいよいよ大洗の地でしょうから、あと数年自分も他の視聴者の皆さんもスタッフの皆さんも健康を害さない事を祈るばかりです(やっぱり長過ぎる)。
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