マニブスの種のレビュー・感想・評価
全2件を表示
魔物ではなくキューピッド
マニブスなんて聞いたことない、調べてみたらラテン語で「manibus」(手で、手によって)という意味らしい。だからマニブスの種から手のようなものが生えてくるんですね。
突飛な発想なので誰が考えたのか調べてみると、AIによると詩人・文月悠光の詩「わたしは差し出す」を原案として全編スマートフォン1台で撮影されたとありました。
詩をよんだところ、種は綿毛だし、「だれに受けとられなくてもいい、わたしは差しだす」の繰り返し。これだと、差出人不明の種が送られてくるのは分かりますが黒い手になるのは想像できませんね。
見掛けは黒い手ですがスマホを操作、克夫の恋愛をサポートしていましたから、怖い魔物ではなくキューピッド・ファンタジーかな、兎に角、この発想には面食らいました。
てとテと手
監督と脚本は『その神の名は嫉妬』『寛太と、じいちゃんの世直しチャンネル』の芦原健介
芦原健介作品初鑑賞
芦原健介は俳優としても活躍しているようだ
粗筋
足立克夫の元に差出人不明の封筒が届く
封筒には種が入っていた
早速植木鉢に撒いて育てることに
やがて植木鉢から漆黒の人間の手のようなものが生えてきた
「マニブス」はラテン語で「手を繋ぐ」という意味らしい
アユは足立が働く工場の社長の娘
出戻り
アユと足立は親密なりアユは足立のアパートに
サイズこそ違うし土から生えてないが古谷三敏先生の手っちゃんを思い出した
あるいは天才バカボンの「かわった友だち」を思い出した
バカボンといえば彼女ができた持ち主を固定電話が嫉妬してコードで締め殺すという話があったがそういう展開にはならなかった
黒い手は足立に携帯電話の使い方を教えられた
黒い手はメールを使い奥手の足立の代役としてキューピッド役に
それにしても公園林の土の中から無数の黒い手がうじゃうじゃ生えうねっている光景はマジで気持ち悪い
配役
下町の工場で働く足立克夫に菅野貴夫
足立の職場の同僚のアユに小島彩乃
全2件を表示

