「思わせぶりな題名にダマされた私が馬鹿でした」水は海に向かって流れる マツドンさんの映画レビュー(感想・評価)
思わせぶりな題名にダマされた私が馬鹿でした
自分だけの世界から、自分とは違う他人が存在することを知り、自分の思いとは無関係に動いていく現実を受け入れ折り合いをつけていくことが、成長するという事です。若い頃は、大人が大人であることがカッコよく見えたものです。時代は昭和でした。でも、今の青春は、自分が未熟であることに気付かず、成熟することをダサいと思っているのでしょうか。
二十代半ばの女性を演じる広瀬すずが可哀そうでした。妙な台本を演じるには、無理な演技にならざるを得ない。
でも、怒っている広瀬すずは魅力的でした。芯の強い女性、あの強さは広瀬すずでなくてはなかなか難しい。
原作が悪いのか、脚本、監督が悪いのか、映画会社に問題があるのか。邦画が奮起してくれることを期待をします。
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