「why?」水は海に向かって流れる 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
why?
なぜでしょうか?(自問自答中)。役者の演技も1つ1つの台詞もしっくりこず、心に染みてきませんでした。「前田監督は納得してるのかな?」と観ながら考えてしまったのですが、単に自分の好みのせいかもしれません…。初めて観た前田哲監督作品はたぶん「ブタがいた教室」(08)で、次に観た「極道メシ」(10)がツボでした!人それぞれの記憶に刻まれた美味しい食事とともに大切にしまってあるシャバでの想い出をユーモアたっぷりに描いてて、深く感動しました。「こんな夜更けにバナナかよ」(18)はそこそこでしたが、「老後の資金がありません!」(21)と「そして、バトンは渡された」(21)はどちらも素晴らしい出来で、脂ののりきった感じでの今作でした。物語の主人公は直達(大西利空)だと思うのですが、諸々の事情で広瀬すず主演ということになるのは仕方ないとして、どうも直達のキャラや言動がピンとこなかったですね…。ふと高橋留美子さんの「めぞん一刻」を思い出しました。訳ありの美しい年上女性に密かに思いを寄せる浪人生という図式で、優柔不断でドジで何の取り柄もないような主人公・五代裕作は凡庸ながらもとても魅力的に描かれていて、思いっきり感情移入した覚えがあります。詰まるところは相性ですかね…。
琥珀糖様
コメント、ありがとうございます。
一言でいえば相性なのかもしれませんが、す~と心の奥底まで染みてくるような場合とそういう感じが全然きてくれない場合とがありますよね。私の場合、「SANDLAND」はツボだったのですが、琥珀糖様にもぴったりだといいなと思います。首を長くしてお待ちしております!(笑)
赤ヒゲでした。
先日はコメントにお返事ありがとうございました。
この映画、私もいまいち乗り切れずに、会話も面白いような
面白くないような、微妙な感じでした。
「こんな夜更けにバナナかよ」とか、「老後の資金がありません」とかの
切れ味がありませんものね。原作のせいかも知れませんね。
おすすめの「SANDLAND」
何ヶ月後か分かりませんが、レンタルになったらすぐ観て
お邪魔します。