「おとぼけお父さんが物語をドライブさせる」水は海に向かって流れる bionさんの映画レビュー(感想・評価)
おとぼけお父さんが物語をドライブさせる
北村有起哉のおとぼけぶりには、何度も笑ってしまった。虫も殺せないような気弱な見た目なのに、過去に色恋沙汰を起こしているなんて。絶対、信じられないよね。
それでいて、やることなすこと裏目に出て、一悶着を引き起こす。いるよね、こういうおじさん。相手のこと考えているようで、的外れなことをする人。
原作マンガを読んでいないんだけど、広瀬すずは完璧に演じていると思う。それくらい、気持ちが伝わってきた。直達と因縁があることがわかった時の表情、母親に対して怒りを露わにした時の震え方。役に没入している。
終わり方も自分好みだし、これは傑作でしょ。帰ってから原作を読もうっと。
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トミーさんのコメント
2023年6月13日
原作どうでしたか? 直達のお父さんがコソコソしているのがばれて、お母さんがACアダプターを頭にぶつけて入院・・この辺りをきっちり描いていればもっと切実だけど間抜けなどうしようもない感じになったろうと思いました。