「何を見せられたんだ・・・」東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
何を見せられたんだ・・・
拘置所にいるドラケン(山田裕貴)に色々聞かされて、タケミッチはまたもや10年前に戻り東卍のトップになろうと試みる。いや、ここまではいい。ストーリーは東卍とバルハラによる最大の抗争「血のハロウィン編」で場地(永山絢斗))を死なせまいとすることが目的だった。タケミッチはボコボコにされた千冬(高杉真宙)と知り合い、場地との過去を聞かされる。
全体的には廃車場での凄絶バトルと東卍設立時の思い出映像がメインとなって、タケミッチとヒナタのことはなおざりになったまま。タイムリープ好きの映画ファンにとってはどう未来が変わるのか、タイムパラドックスは起きてないのか?と非常に気になるところなのでガッカリしてしまった。
そもそも30数巻もあるコミックが原作なだけに、映画3本にまとめることすら難しい事実。血のハロウィン編が終わってもまだまだ続きがあるのだ。この映画でのエンディングはタケミッチが過去の世界に残ることを決意し、ヒナタとも別れて影ながら守り続けていくと心に誓う。だが、待てよ。このタイムリープはヒナタの弟ナオト(杉野遥亮)と握手するたびに、現在においてのタケミッチは仮死状態のまま存在し続けているのだ。したがって、彼が10年間死なずに過ごしたら、仮死状態の自分に遭遇してしまうというパラドックスが起きてしまう!
さらに謎は残されたまま・・・
①なぜキサキは執拗にヒナタを狙うのか?
②バルハラ総長がマイキーだという謎
③場地は結局死んだのに武道が過去に留まったら危険じゃないのか?
細かく挙げればキリがないくらいだと思うのですが、原作だともっともっと人が死んで収集不可能みたいになるのではないでしょうか。あくまでも映画のみでの感想です。