「いくつになってもトキメキはある」それいけ!ゲートボールさくら組 高林夕子さんの映画レビュー(感想・評価)
いくつになってもトキメキはある
「ペコロスの母に会いに行く」「はなちゃんのみそ汁」等に続く村岡克彦氏プロデュースによるこの映画と、公開記念舞台挨拶を観てきた。
野田孝則監督が得意とする笑いと涙のコメディー映画であるが、年齢を重ねたレジェンド俳優陣にとっても現実とお芝居にさほど差はないであろうと思えてくる、誰もが我が身に近いストーリーなのではないだろうか。
私自身、思春期の淡い恋や友情や出来事はどんなに年を重ねても、否、歳を取れば取るほど良い思い出とともに悔しさやら悲しさやら残念さやらが心の中に澱んでいる。
そんな時に、この映画は「人生捨てたもんじゃないよ」と、残りの人生をもっと楽しめと、語りかけてくれる、青春のリベンジ版としてお薦めする。
【いくつになってもやり直せる】【人生に遅すぎることなんて一つもない】をテーマに掲げたこの映画は、思春期まっただなかの方々から後期高齢者の方々まで、ぜひ皆さんに観て頂きたい映画である。
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