「ピーター・クイルの最高のXmasプレゼントとは?」マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル HALUさんの映画レビュー(感想・評価)
ピーター・クイルの最高のXmasプレゼントとは?
スターロードことピーター・クイルの最愛の彼女だったガモーラは、最凶の敵サノスの娘でもあり『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の際にストーンを得るために生け贄として、サノスに殺されて亡くなりました。
その為に、それ以降は失意の底にあるピーター・クイルは今ひとつ元気がないのでした。
そんな彼のために、マンティスとドラッグスが彼の懐かしい地球の風習の最高のクリスマスプレゼントをして、彼に元気を出してもらおうと、彼の大好きなアーティストを地球から誘拐して来るのでした(笑)
そのアーティストこそ、その昔、映画『フットルース』で学園をダンスで救った伝説のヒーロー(を演じていた)ケヴィン・ベーコン御本人でした。
ここで、マンティスが触れた人の心を読んだり感情を操れる共感能力(エンパシー)という特殊能力を持っていることから、心を操られて、すんなりとケヴィン・ベーコン自身もガーディアンズ・オブ・ギャラクシーたちの再建中のアジトでもあるノーウェアまで着いてくることを受け入れるのでした。
おおよその展開は半ば先が読めてしまう部分もあるのですが、なかなか良いホッコリ出来るエピソードではありましたね。
また、幼きピーター・クイルとその育ての親ヨンドゥ・ウドンタとの回想シーンが全てアニメーションだったのが若干残念ではありましたが、しかし、物語のコントラストを付ける意味合いでは良かったのかな(汗)
時系列的には、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の少し前の設定の話となっているようです。
なので、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のエンドロールの際のポストクレジット2つ目で、ピーター・クイルと祖父が庭の芝刈りについて会話している際に「ケヴィン・ベーコンが宇宙人にさらわれた真相」という見出しの新聞記事を読んでいる設定になっていたのでした笑笑
劇中に、オルタナティヴ・カントリーバンドのOld97’sや、ケヴィン・ベーコン御本人による歌のお披露目もあるのも良かったでしたね!
マンティスとピーター・クイルとの関係性など、この配信ドラマでハッキリと明らかになる逸話もあるので、単にホッコリするだけでなくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのファンならば必見の配信ドラマになっているかとも思います。
お話しの展開的には、半ば先読み出来てしまうような内容ではあるのですが、なかなかホッコリ出来て良かったと思いましたので、五つ星評価的には四つ星評価の★★★★(80点)のそこそこの高評価も相応しい作品かと思いました。
あの今では伝説ともなっている『スター・ウォーズ:ホリデー・スペシャル』のファンでもある、ジェームズ・ガン監督らしいクリスマスプレゼント的な一作で良かったですね。