名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のレビュー・感想・評価
全278件中、1~20件目を表示
ファンの高評価に納得
金曜ロードショーの録画で鑑賞。
海洋施設「パシフィック・ブイ」では、AIを使った顔認証システムや世界中から集まったエンジニアが務めているなど、IT技術の進化やグローバル化が求められている現代とリンクして興味深かったです。私は「コナンでAIの話が出てこないかな?」と密かに期待していたので、この話題が出てきたときは嬉しくなりました。
コナンが灰原を助けるために阿笠博士の発明品で海中を突き進んだり、蘭が格闘で悪の組織と戦うなど、どのアクションシーンもスピーディに展開して爽快でした。また、ファンが嬉しくなるネタも沢山盛り込まれていました。特に『黒の組織との再会』にも登場した、コナンが灰原の正体を隠すために自身のメガネを貸した場面では「おー、これは!」と興奮しました。
沢山のキャラが登場して「詰め込みすぎなのでは?」と気になりましたが、それぞれの役割が明確になっており、全員が物語の一部として機能していることに驚きました。
人間ドラマの描写もエモーショナルで、灰原と同じく潜水艦に拉致されていた直美と会話を交わす場面には感動しました。中でも、灰原が直美に伝えた「子供の言葉や行動で、人生が変わることもある。」という言葉には、生きづらさを感じる大人を後押しする力を感じるぐらい素晴らしかったです。
最新作の後に鑑賞しましたが、完成度が高いことから「劇場で観たかった〜!!」と少しだけ後悔しました。それでも、ファンの高評価に納得するぐらい満足できる作品になっていました。(どこかで再上映してくれないかな…)
娯楽活劇の秀作
コナンの劇場版シリーズでも屈指の面白さだった。アクションとドラマがバランスよく展開され、スリルと感動のジェットコースターで、娯楽映画の構成として完成度が高い。なんか年々プロット構成が上手くなってる気もする。継続は力というか、年を重ねるごとに蓄積されてきた活劇制作のノウハウがきちんと活かされている。
敵にも味方にも、主要キャラはほとんど見せ場を作りながら、お約束もこなしてクロノ組織との全面的な対決を海に浮かぶ限定空間で展開。なんか、90年代のダイハード的なアクション映画みたいですごく良い。今回は組織の主要メンバーが軒並み登場したので、それぞれの微妙な立場の違いからくる人間関係が作品に緊張感を与えていた。こういう活劇は悪役サイドが光らないと面白くないのだけど、今回はここが満点。
ディープフェイクと監視社会など今日的な題材を含めつつ、楽しませてくれた。王者の風格漂う作風であった。
劇場版「名探偵コナン」に何を求めるのかによるのですが、おそらく現時点での最高傑作。
年々市場規模が拡大している劇場版「名探偵コナン」シリーズ。
そのため、劇場版「名探偵コナン」に何を求めるのかは、いろんな「正解」があるのでしょう。
私の場合は、「名探偵コナン ゼロの執行人」から、より面白さを感じるようになったので、劇場版「名探偵コナン」シリーズが狙うべきターゲットゾーンは、「やや大人向け」だと私は考えています。
その点で本作は最高傑作を生み出せる布陣だったと思います。
それは、「ゼロの執行人」で初めてタッグを組んだ監督・立川譲×脚本・櫻井武晴というコンビが、本作で再びタッグを組んでいるからです。
その結果、「ゼロの執行人」と同等、いや、それ以上の作品になっています。
脚本・櫻井武晴と劇場版「名探偵コナン」の相性は良く、「緋色の弾丸」も名作でしたが、「ゼロの執行人」から難易度を上げる形となったので、「大人向け」になった面はあるのかと思います。
本作も「緋色の弾丸」と同じか、それ以上に入り組んでいるのですが、そこまで混乱せず見ることができ、「やや大人向け」という上手いところに落とし込めています。
しかも、アベンジャーズ級にそれぞれのキャラクターの見せ場をキチンと作っているのもよく考えられています。
特に音楽の使い方は上手く、ジャズを題材にしたヒット映画「BLUE GIANT」の立川譲監督のセンスの良さが全面に出ています。
冒頭のテンポの良さや、定番のキャラクター紹介の情報も上手く整理されています。
ただ、設定や展開など、気になる人は気になってしまうと思われます。
例えば、「顔認証システム」が大きな核になっていますが、どんなにAIの技術が上がろうと整形などでアウトになるのでは、と感じたりはします。
また、本当のラストシーンは、やや無理くりな感もあります。
そこで重要になるのが「やや大人向け」というキーワードでしょう。
あくまで「名探偵コナン」ワールドの中で成立しているかどうかで判断するのが重要で、そう考えると本作は「過去最高傑作」と言えるのではないでしょうか。
第26作目。黒ずくめの組織が絡むとやっぱりおもしろい。ついに正体が...
第26作目。黒ずくめの組織が絡むとやっぱりおもしろい。ついに正体が黒い組織にバレてしまったかもという緊張感、哀ちゃん救出に向かう展開。終始ドキドキ感があって、目が離せない。哀ちゃんの恋心がまた可愛いくて、きゅんとしました。良作です。
コナンの映画の中で一番面白いっていう声も納得の内容。なによりも、コ...
コナンの映画の中で一番面白いっていう声も納得の内容。なによりも、コナンくんの行動の初速と思い切りの良さが凄過ぎる。そして、灰原の最後のシーンが非常に洒落ております。
映画館で観たかったなあ
これを見るためにネトフリ登録しました。
小学生の娘2人と最初から最後までハラハラで、やっば黒の組織が出てくると緊張感が違いますね。コナンでこんなに緊張するとは思わなかったです。子どもたちもまさかの展開に悲鳴が…。家で良かったです。
子どもたちも見終わったあとの興奮か、エンディングをリピートしてました。美しい鰭いい歌ですね。
個人的には映画館で観たかったなあ。
初めてのコナンでも、わかり易かったです
最初にコナンくんの背景の解説から始まるので入りやすかったし、楽しめました。ハイテク機器も、魅力の一つですね。
ガンダム系の赤い彗星のシャアが赤井さん、アムロが安室さんとか声優さんとの隠れコラボというのか、そういうのも裏の面白さなのかなと。
コナンと愛の微妙な進展・・・
「名探偵コナン」最近は、劇場版のテレビ放映しか見てないのですが、相変わらず面白いですね。興行成績が右肩上がりというのも納得です。思いっきり楽しませてもらいました。
本来の謎解きという点では、ちょっと物足りなさはありますが、それ以上にハラハラドキドキのアクション作品として楽しめます。
まぁ、やりすぎのご都合主義ありありですが、楽しめればいいんです。
それに本作品ではコナンとアイちゃんの関係も・・・
まぁ、原作に沿って進行しているテレビアニメとの関連もありますから、オリジナルの劇場版でどんな展開を見せていくかってのも難しいところだとは思いますが、ホンッとよく考えてくれてます。
現在、新たな作品が劇場公開中。また、大ヒットの予感、ありありですね。
映画としての迫力と哀ちゃん推しには嬉しい作品だったのかなと。細部に...
映画としての迫力と哀ちゃん推しには嬉しい作品だったのかなと。細部については色んな方が言われている通り黒の組織の無能さというかキレが感じられなかった。黒幕の凄みというか宿敵感が段々薄れていっているように感じた。
その点今回やっぱり声優さんの凄さを感じる作品だったと思う。今回新キャラのピンガはあまり活躍はしていなかったが演じられた村瀬歩さんの演じ分けは流石だった。声の幅が広いのは他作を見ても知っていたが瞬時の切り替えや女性・男性の演じ分けが凄すぎる。色々勿体ないキャストだった。もっといい役あげてほしい…笑
安心して観られる娯楽映画
連載開始当初は、息子たちと一緒に単行本を愛読していたが、いつのまにか疎遠になり、今作が劇場版初鑑賞。
びっくりしたのは、いつのまにか「組織」の中に潜入捜査員が複数入り込んでいたこと。ストーリーが行き詰まらないように、色々工夫しているんだということがよくわかった。
それにしても「組織」って、何をしたい組織なのか。どこからあんな金が出ているのか。潜水艦を秘密裏に動かす力がありながら、黒づくめの連中の人数の少なさや、ちょっとした事件の目撃者であるコナンへの執着はなぜなのか…等々、気にはなるが、「それを言っちゃあ、おしまいよ」になるので、物語の大前提の設定として目をつむる。
今作は、そうした設定も踏まえた上で、幅広く色んなトピックをバランスよく取り上げ、一方的な偏見や価値感の押し付けに陥らず、灰原とコナンのわきまえた関係性や蘭への配慮なども考えられていて、よくできた作品だったと思う。ご当地を取り上げるのも、娯楽映画ならではの楽しみだなと思った。
ところで、阿笠博士黒幕説は、今どうなっているのでしょうか。
音楽良かった。
久々に見るコナン映画。オープニングのお馴染みのテーマソングは今風のアレンジで良かったし、エンドロールの実写映像とスピッツも良かった。
個人的には世界中の防犯カメラにファーストアクセスする時の軽快なストリングスが小気味良かった。
コナン映画はド派手なアクションとベタついた盛り上げ方に食傷気味になりがちだったけど、本作は灰原がメインとあってかクールに抑え気味にまとまっていて良かったと思う。
ただ、黒の組織絡みの割にはサスペンスや緊迫感が全然なかったのが残念に感じた。
波乱の展開
今まで見たコナン映画で一番展開が分からずハラハラドキドキしました!!!
事件の解決も、哀ちゃんと組織の関係、ベルモット・バーボン・キールの優しさ、コナンの男らしさ、蘭ちゃんの人を助けたいという優しい心見どころが沢山です!!!
個人的には過去一ジンとウォッカにイライラしました(笑)
見て後悔なしです!!!
ラストで何もかもを台無しにした露悪的な映画。
歴代のコナン映画は、全て鑑賞済みです。
前半は本当に最高だったのですが、ラストで台無しにされちゃったなぁという印象です。
前半はなんといっても、灰原が絶体絶命な窮地に陥ってしまう展開が最高でした。
「天国へのカウントダウン」でも近い展開がありましたが、あれの比ではないほどの絶望的な危機に陥ります。
コナンですら冷静さを失ってしまうほどです。
ところがこの映画、後半は不満が山ほどあります。
直美と灰原の絆を描いたストーリーは、確かに感動的ではあったのですが、だからこそ、
エンドロールでの後日談は完全に蛇足だったと思うのです。
だいたい、これだと、劇中で灰原、水無怜奈が大切な人を救えなかった事で苦悶するシーンの意味が無くなってしまうのではありませんか。
あとは、なぜか他の刑事は皆、登場しているのに高木刑事だけが全く出番が無いのもおかしいと思いました(正確には千葉刑事もいないのですが)。
また、今回で初登場した黒の組織メンバーのピンガのキャラは最高だったのですが、それだけにジンとの絡みをもっと見たかったですね。
ほとんど、周囲のキャラが、両者の関係を説明するばかりなのも味気なかったです。
そのピンガを、コナンがもろに挑発するシーンも、なんだかよく分からないシーンでしたね。
コナンといえば、これは、私が劇場版では恒例のコナンの「いっけえぇぇー‼︎」のシーンが嫌いなせいもあるのですが、本作のそれは、これまた蛇足だったと思います。
せっかく直前にド派手な大爆破のシーンがあっただけに、わざわざ無理矢理、超絶キックのシーンを挿しこんだのはアンバランスに思えました。
…で、最大の問題は、ラストの灰原です。
一応言っておきますが、私はいわゆる、キャラのカップリングのどうこうに関しては一切こだわりはありません。
そんなことよりもラストの灰原の、あのあざとい行動の方がよっぽど解せません。
灰原って、あんな事を平然とするキャラでしたっけ?もっと自身の想いを内に秘めるような人間じゃありませんでしたっけ。
こんな違和感だらけの灰原に、萌えた!、乙女心!、などと絶賛してる人の気持ちが理解不能です、
しかも、これをエンディングに持ってくるのもタチが悪く露悪的だと思いました。
どうしてこんな映画を、歴代最高傑作だ、などど言ってる人が多いのか私には理解に苦しみます。
興行収入も歴代最高記録だったようですが、これなら「ハロウィンの花嫁」や「ゼロの執行人」の方がずっと私は良いと思えました。
全278件中、1~20件目を表示