「楽しいが、コアなファン向きな映画」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) サワディーさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しいが、コアなファン向きな映画
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コナンファンOnlyに向けた映画です
随所のセリフやカットが、原作では描かれていないが黒の組織の核心に迫る超重要情報てんこ盛りな状態になっているのは、楽しくもあるが大丈夫かな?とも感じた点
瞳の中の暗殺者、天国へのカウントダウン、ベイカー街の亡霊、迷宮の十字路
こういった過去作品と比しても、原作のエピソードに密接に関わり過ぎているのは、映画を久々に、というユーザには向いていない要素に思える
また、安室、赤井といったキャラクターが乱立した影響もあり、前々回の緋色の弾丸以降、映画にて小五郎の印象が非常に薄味になっているのも気になる
上述の作品と比較しても、間違いなく小五郎の扱いが粗雑な印象を受けるだろう
個人的には、また毛利家をもう少し劇場版で厚くやって欲しくもありますので
ただ、内容は充分に面白かったし、テーマの根幹が灰原な以上は仕方ないかと思いつつですね
それでも、90巻以上の単行本必読が求められるのは、シリーズものでも映画作品としてはしんどいよな、とライト層を考えたらちょっとハードルが高い映画だと思いました
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