劇場公開日 2023年11月3日

ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価

全1373件中、1321~1340件目を表示

4.0ゴジラ映画ではなく、ゴジラが見たいんだ!

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

IMAX初回で鑑賞

私にとってハリウッド版GODZILLAは好きだが、東宝版はそこまでではなかった。どこの点に着目するかで評価が色々変わる。
○ゴジラのフォルム…満点。○ゴジラの出演シーン…3。○映画の世界観…1。○映画の出演者シーン…2。
で、なんやらかんやらで、採点は4で。平均したら3にもならへんで、のツッコミ無しね。満点の評価点が実は異常に高いので。

以下ネタバレ有り

日本の完全フィクションではない戦争、軍隊、戦後等のシーンは絶対見たくない。だからこの時点でもうこの映画は嫌。冒頭でゴジラが登場した後ずっとゴジラ出ない。前半は寝てはいないが目をつぶって音のみを聞いていた。

しかしゴジラはかっこいい。背びれが青く光っての咆哮。しかし東宝版は人間ドラマに重点を置いているため登場シーンはそれほど多くはない。かなり不満。

浜辺美波は中盤で早くも退場。この人は普通キャラ的に死なないでしょう。 なんだこの映画。観客の期待を裏切って楽しいか!

戦後のGHQ支配下で国が前面に出られない中、民間主導で駆逐艦や戦闘機を出動出来るのか?完全フィクションとは思えない世界観で映画を作るのなら、その世界で作らないといかんでしょ。 原爆実験の影響で変異巨大化したのなら、もう過去の弱点は意味がない。まあ、やってみないと分からんが。

最後に浜辺美波が生きていたが、もうこの時点ではどうでも良い。もっと早く生きていたのが分かって、ゴジラ対決に意味があるのであれば良かったのであろうが。

ゴジラマイナス1.0 ってどういう意味? 戦後の壊滅的な日本という事でマイナスなの?
でも現在の日本にもしゴジラが出現したら?その時点で未知な物体に壊滅的にやられているのだから、十分マイナスでしょ。

クレジット最後は、巨大な足音そして咆哮〜!こういう「ベタ」いいよね。でもこれは自分だけかな?

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imaxmax

4.0ゴジラが口から熱線を吐く時の迫力!来た〜!

2023年11月3日
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めちゃくちゃ迫力あるゴジラにどうやって対峙して戦うのか?非常に疑問でしたが、戦後の日本という時代背景をしっかりと生かした戦い方で神木隆之介の俳優魂を強く感じました。

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デコ山

0.5ゴジラである必要がなかった

2023年11月3日
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なぜゴジラはでてきたのか
なぜ人を日本を襲うのか
ただの脅威でしかなくゴジラである必要はない
そしてご都合主義が過ぎる

役者の方々の演技は良かったと思いますが
なぜその演技?というのもしばしばあり

ゴジラのテーマ曲は
そんなのでも、なんとなくまとめてしまう強さがあり
すごい曲だと感じました

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イロネギ

4.5シン・ゴジラとの比較やゴジラへの対抗手段はいかに?なんて気持ちで観...

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

シン・ゴジラとの比較やゴジラへの対抗手段はいかに?なんて気持ちで観に行きました。
自衛隊(火力)も無く、政府もまだ立ち上がれていない時代背景は、政府・官僚主役のシンゴジラとは異なり、戦争で”日本のため"に戦い、生き残った(生き残ってしまった)民間人たちが、今度は”未来のため”に死を覚悟してゴジラに抗う物語。とにかく出演者たちが気持ちイイくらいアツい。そのアツさに私は当初想定していなかった”涙腺が緩む”という事態になっていったのでした。
 主人公・敷島浩一演じる神木隆之介さんはもはや「好演」という言葉では足りません。物語冒頭→典子と暮らしだしてから→そして終盤とシン・ゴジラの如く3ステップで変わっていく敷島を上手く演じてくれました。私が観た神木さんで代表作になってしまいそう。そして安藤サクラさん、最後のあなたの演技に私の涙腺は崩壊、無言なのに言葉を発するよりなんて強いメッセージなんだろう。嗚咽までいきそうでしたが、映画館なので堪えました。
 とはいえ、「ゴジラ」ですからゴジラ映画としての期待は裏切りません。ボロが出やすい海上のVFXも違和感なく、戦艦との戦い(やられ役ですがよく健闘した)、そしてあの口から出す例の「アレ」もゴジラ史上最も迫力あったのではないでしょうか。

 ゴジラ的な映画って街を壊しまくり、阻止するために戦うまではエンターテイメントとして楽しめますが、その後どうする?っていう終わらせ方が難しいと思います。今回は電車ぶつけたり、凍らせる(シン・ゴジラ好きですが)より現実的で「なんじゃこりゃ(笑)」にならなかったのと、人間ドラマとしての面でも温かくまとめ上げられたことも良かったと思います。(少しきれい過ぎたけど)
 いやーしかし、ゴジラで泣かされるとは思わなかった。その点でシン・ゴジラを越えた感もあります。

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hiroishi

4.5山﨑−1.0から山﨑監督に

2023年11月3日
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幼児の頃からゴジラ百科を熟読するワイが狂喜する映画がやってまいりました。初代ゴジラをベースとした作品であると思われ、しかもけっこう泣ける。私ドラ泣きはしませんでしたがこれはゴジ泣きと呼んでもよいと思います(笑)

オタクよりいろいろ言われておりました山﨑監督のオタク評価も上がるのではないかと思われる快作でございます

実は私、最近のゴジラ作品(海外含む)に疑問をもっておりました。本来ゴジラは水爆実験により生まれた人類の罪であり、それとどう向き合うかが大事な人間ドラマだと思っていました
それが最近は神の使いだの言い出しハリウッドものにいたっては人類の罪設定をなかったことにしているとか(怒)

しかし本作はきちんと原点回帰してくれていたように感じます
最近の歪んだゴジラ像を軌道修正してくれた!それだけで観る価値があります

不満もあります!人間を咥えても齧らないゴジラや急ブレーキでピタっと止まる電車、震電vsゴジラ辺りの特撮が急に昭和っぽくなる、敷さんの口調が急に荒くなるなど結構ある
でも話の本筋には関係ないのでよしとします

シンゴジラは面白かったけど今後のゴジラシリーズがどうなっていくのか心配でしたが本作はシリーズの正当なリスタートとなる。そんな気がします

しかし敷さんもうちょっと明子にやさしくしてやりな(笑)

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きのこ

3.0フルCGの

2023年11月3日
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興奮

萌える

ゴジラだけど今回のは動物ぽかった。被爆する前から凶暴だし、飛行機を追っかけ回したり、列車に噛みついたり。この辺は第一作を意識したんだろう。怪獣は戦後ふりかかる災厄の体現で、ドラマの主軸は戦争の後遺症に苦しむ人間たち。だからゴジラの出番が少ない、軍備放棄でドンパチ出来ないのを逆手に取ったのはうまいと思ったが。
全体的に、あまり後に残るものは無い。
伊福部音楽はやはり燃える。浜辺美波さんは昔の女性が似合う、芝居が皆大きい、安藤サクラ悪目立ち。

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トミー

5.0まさかゴジラで泣かされるとは.....

2023年11月3日
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泣ける

怖い

興奮

シン・ゴジラがゴジラ映画の頂点ではないか、と思っていたが、それとは違うアプローチで従来のゴジラ映画を超えてきた。
ひとによってはストーリーがシン・ゴジラのように難解ではないので、受け入れやすいと思う。迫力はシン・ゴジラよりあるように感じました。
ぜひとも大画面で多くの人に見て欲しい。

怖いとか凄い、という前に、絶望感しか与えてくれない強烈な凶暴さ。
戦後復興してはじめたビルの壊れ方のVFXも、破壊とか倒壊というのでなく、一瞬にして土塊に帰してしまうほどの苛烈さ。
シン・ゴジラ以上になすすべがないなか、どうやって倒すのか、と不安になるほど。

トラウマを抱えて前に踏み出せない主人公が決意を固め、有志たちが死を覚悟しながら、ゴジラに立ち向かう姿に、胸熱になり、不覚にも落涙してしまった。

ラストのつけたしは不要だったかな、とも思うけど、まぁお約束というところでしょうか。
シン・ゴジラのあとにおなじ系列のシリアスゴジラに挑戦し、及第点を余裕でクリアした山崎貴監督には賛辞をおしみません。

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tappy

3.0戦争と絡めたらアカンと思う

2023年11月3日
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役者さんは素晴らしかったと思う。

ただ、、、

やっぱゴジラと戦争を絡めたらアカンと思う。

最後に敬礼するのも良く判らんし。

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ただの映画好き

4.0戦争中、戦後のゴジラ

2023年11月3日
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めっちゃ大きくなって、めっちゃ強い!

とても勝てるイメージがつかない。

ゴジラに勝ったのにビックリ!

典子が生きていた事にビックリ!

ゴジラも生きているんですね。

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完

5.0良かった。

2023年11月3日
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興奮

ゴジラの光線がド迫力で興奮し、とても楽しめて良かった。
ストーリーも良かった。
ゴジラを倒す作戦計画も、面白くて良かった。
序盤から終盤まで、映像が圧巻で、すごく楽しめて良かった。

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tatsu tatsu

0.5エンディングは金子修介のパクリですか!

2023年11月3日
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いやー、冒頭の1分で「しまった!IMAXなんて無駄な料金を払うべきではなかった』と最初の後悔。結論から言えば、あの『ゴジラfinal wars』を遥かに凌ぐぶっち切りのシリーズ最低作品でした。『三丁目の夕日』的ヌルい人間描写は予想以上。そこに庵野のズレた言語感覚のセリフを沢山パクり、そこに使い方が明らかに挿入場所が間違っている伊福部サウンド、ご都合主義過ぎるストーリー展開、そしてエンディングは金子修介『大怪獣総攻撃』の盗用、何よりゴジラ自体の映像アングルの中途半端さ等々に2時間アングリの連続。呆れてエンディング・ロールが上がり始める瞬間に席を立ちました(こうなる事を予測して通路脇席を確保)。もちろんパンフは買わずです。

これは劇場で再見どころかAmazonビデオに落ちて来ても絶対見ないですね。「−1.0」どころか「−8000」です。やはり新作は金子修介が撮るべきだったとしか・・・。

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moto

4.5敗戦後のゼロからマイナスへ

2023年11月3日
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不安と期待が入り混じる中、前情報をほとんど見ずに鑑賞
シン・ゴジラのハードルは高いので半分諦めもあった

結果としてはシン・ゴジラも越えたと思える内容であった
シン・ゴジラは現代という時代設定でやることはやり尽くしている
54ゴジラ、初代ゴジラより前の時代設定は正解かもしれない
畏怖、怒り、悲しみ全てが詰まった内容

上映時間の長さが少し気になるが映画館で是非観て欲しい

お子さんですら大人しく観てくれているのにトイレに立つ人達は少し自己管理してほしい

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SPEC2 THEEND

4.0いいから生きろ。

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

とても良かったです。
第二次世界大戦後に現れたゴジラを駆逐しようとする映画で、ローテクな上、敗戦後で強力な兵器もありません。
そんな中、民間力で対抗すると言う大風呂敷を、「なるほど」と思わせてくれた作戦と、理系おじさんを納得させたシナリオに敬礼です。
ドラマ性も神木隆之介氏、浜辺美波嬢の黄金タッグも拝見できたので満足です。
レトロなバイクや深度計、各種スイッチなどなど、工場勤めだった私には、懐かしかったです。
ゴジラのテーマが流れ戦艦で向かっていくシーンは、「いけー」と呟いていました。
思わずゴジラのシッポのストラップを買いましたけど、光らないかな。
蛇足ですが、いらん情報満載のシン・ゴジラの方が好きです。

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のっぽ

5.0「シン・ゴジラ」に対する最上の「返歌」

2023年11月3日
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2016 年の「シン・ゴジラ」のレビューをこのサイトに書いて以来、本作で奇しくも 200本目のレビューだったのには奇縁を感じる。しかも本日 11/3 は、ゴジラの第一作が 1954 年に封切られた記念日でもある。ゴジラ誕生 70 年と、30 作目の記念作でもある。

初代のゴジラは終戦から 10 年も経たずに作られたことから、ゴジラに破壊された街の光景は、まるで米軍の爆撃によって破壊された日本の国土を彷彿とさせたし、作品中で歌われた女性コーラスによる追悼の歌は、戦没者に向けたレクイエムのように聞こえて胸を打たれた。あのような旋律美に満たされた曲を伊福部昭が書いたというのにも驚かされたものである。

当初は大人向けの映画として作られたゴジラだったが、子供向けに作れば引率する親の入場料も期待できることから、作を重ねるごとにどんどん子供に迎合して行った経緯は残念なものがあった。1984 年の「平成ゴジラ」で大人向けに復帰したかに見えたが、その後はまたスーパーXなどの架空の兵器による戦闘がメインとなって、やはり大人の鑑賞に耐えられるものではなくなって行った。

完全に大人向け作品として復帰したのは「シン・ゴジラ」で、人間ドラマとしては政府の閣議がメインとなり、法律や外交といった子供が興味を持てなそうなやり取りが大半を占めていたのは非常に好感が持てた。ゴジラの生態や謎の光線の発射など、様々な改変はあったものの、その真剣な作りに免じて余裕で許せる範囲だった。

さて本作であるが、山崎貴監督は 2005 年の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の冒頭で怪獣が暴れまくる妄想シーンを描いていて、その圧倒的なリアルさには本当に魅了されたのが忘れ難い。この監督に是非ゴジラの新作を作って欲しいと思ってから、今日まで 18 年もの時間が流れた。これを見ることができたのは長生きできたお陰だと感謝している。

「シン・ゴジラ」を見てしまった日本人は、もはや子供向けのゴジラでは満足できず、ハリウッド製でも満足できない体質になってしまったと思っている。本作は、そうした日本人の鑑賞に耐えることを目的としたと思われるもので、その目的は見事に達成されており、凌駕したとさえ思える大傑作であった。和歌で言えば「返歌」に相当するのではないかと思う。

ゴジラは着ぐるみではなくフル CG なので、どんなデザインでも可能なはずだが、頭部の作りは「シン・ゴジラ」にかなり寄せた作りになっていた。すり足で歩く姿もソックリだったが、野村萬斎の名前はなかったので、モーションキャプチャではないのかも知れない。「シン・ゴジラ」が上に向けていた手のひらは、今作では下向けだった。また、熱線を吐く時にゴジラの口の周りにもダメージが残るという描写は画期的で、長年の疑問が氷解する思いだった。

大映のガメラと戦ったバルゴンやギャオスは人間を食べるシーンがあったが、ゴジラが人間を食べるシーンは過去作に一つもなく、本作でも避けられていたのが印象的だった。また、ゴジラの息の根を止めたのは第一作で芹沢博士が発明して使用した「オキシジン・デストロイヤー」のみであることも踏襲されていた。「シン・ゴジラ」もゴジラを死滅させたのではなく、活動を停止させたに過ぎない。

人間ドラマの作りは、「シン・ゴジラ」が半沢直樹のようにビジネスマン的な人間関係が主体だったが、今作ではより踏み込んだ人間関係を扱っていて、下手をすると陳腐なものになる恐れもあったが、非常に見応えがある仕上がりになっていた。ゴジラ対策の部分も「プロジェクトX」的で、いずれも山崎貴監督が庵野秀明監督に向けた「返歌」と言えるのではないかと思えた。

時代設定は第一作のゴジラより前の、終戦直前から戦後間もなくにかけての時期になっていて、神木隆之介が演じた主人公・敷島の乗るバイクなど、80 年ほど前のアメリカ製と思われるものが爆音を出しながら動いているのには感動させられた。米ソの冷戦が始まっていて、ゴジラ退治に GHQ の協力が期待できない事情なども時代感を漂わせており、それに対して戦中の価値観を無くしていない民間の勇士の姿にも胸を打たれた。家族を守るために戦場に赴くという姿は、古代ローマやその前から見られる普遍的なもので、それにも胸を深く打たれた。山崎監督は私より8歳も若いのに、こういう時代感覚をしっかり持っておられることに感服した。

映画の冒頭で主人公の敷島に感じる違和感に対しては、作品中できちんと説明があり、それが納得できるものであることにも満足できた。脚本も担当している山崎監督は、今年の家康の出来の悪い大河ドラマの脚本家とは次元が違うほど優秀だということを思い知らされた。各キャラクターがそれぞれ自分を持っていて、時代に合った各自の心情に逆らわない行動をしているというところが流石である。

血の繋がりがなくても家族として暮らしていけるはずというのは「ALWAYS」から変わらぬ山崎監督の信念なのだろうが、本作は、あのゴジラの迫力の合間を縫ってその物語が紡がれるのが素晴らしいと思った。神木隆之介と浜辺美波のコンビは、朝ドラの「らんまん」で馴染みのカップルだったが、これほど違う環境でも互いへの信頼を感じさせるのが流石だと思った。

音楽の佐藤直紀は「ALWAYS」などでも山崎監督と組んで仕事をしているベテランであるが、一度聞いただけで耳に残る強い独自性を持つ作風が何よりの魅力である。本作でも、リゲティを彷彿とさせるような洗練された緊張感は見事だと思った。「シン・ゴジラ」と同様に伊福部昭のオリジナル曲を大事に扱っているところも「返歌」を感じさせる理由である。「モスラ」の音楽や、「キングコング対ゴジラ」のファロ島の民族音楽まで出て来たのはご愛嬌であった。エンドロールで歌謡曲が流れなかったのも好感が持てた。

説教じみた神風特攻の意味を見る者に突き付けるのではなく、その同時代の目撃者に仕立てることで実感させようとするかのような演出には深く感服させられると共に、いつの間にか落涙を禁じ得ない自分に気付かされた。間違いなく今年見た映画の中で断トツの大傑作である。

ただし、注文をつけたいところが皆無ではない。
1. 高雄を壊滅させたほどのゴジラが、木造の掃海艇に追いつけないはずはない。
2. 群衆がゴジラの進行方向に逃げるのは不自然。直角方向に逃げるはず。
3. 熱線を吐く準備が整った状態で青い口をしたゴジラがすぐ吐かずに長時間待っているのは不自然。
4. 船員たちの敬礼は震電が飛んでいるうちにやらないとゴジラに敬礼しているかのように見えてしまう。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。

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アラ古希

5.0娯楽の殿堂入り シロウト的には十分【ただし、occupied Japan の矛盾 ②軍人が長髪 3️⃣タバコ🚬描写、&ゴジラの目途には目をつぶるべし】

2023年11月3日
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興奮

萌える

IMAX鑑賞、6割の入りだけど、上映回数考えたらヒット作は相違ない

昭和29年のビキニ環礁被曝の社会性薄まるの危惧したが つなげている
ただし、アメリカ🇺🇸の核実験の事実との整合性は不明。
ゴジラ70年 日本30作目

ワシ、正直いうと
①元祖昭和29年ゴジラ以外は
【ハリウッドの渡辺謙のゴジラ 同じくゴジラ🆚コング】しか観てない
自分語りすまん。
ワシの実家は商業だから 映画には無理だったし
自分で電車とか乗れる判断力のある小学6年中学1年の時点で
怪獣はもうイイや卒業して、野球⚾️とかに関心移ってた。
故に 日本ゴジラ②作目

評論家の人たちは色々あると思います
だが、映画シロウト娯楽的には満点。

神木隆之介 浜辺美波 吉岡秀隆 他が 人間ドラマを魅せる

この山﨑さんのVFXも脚本も冴えている。
カタルシス、日本人のカタルシスに触れた 人間ドラマ

有料パンフレットは@1100とチト高いが
読みやすく、過去作も詳述 パッと観るのも 熟読も どちらでも良い優等生パンフ
だが グッズが多過ぎるのだ❗️【お子さん連れの方は 売店の存在に気づかせない方が良い】

【難癖ナンクセ つけてはダメ 目をつぶる箇所】
・神木さんは売れっ子だから長髪気味なのはご愛嬌
・当時 ほぼ銀座の 第一生命ビルのGHQ様が動かない しかも理由が ソビエト連邦って・・目をつぶる
・そのGHQ が民間とは言え軍事行動もどき許すはず無いし
 だいたい当時は 国民の間に 軍部に騙されたもう戦争国家奉仕はこりごり 厭戦気分だから 民兵が集まるはずがない
・とにかく当時は 日本の最高意志決定者は 米軍様GHQ【ほんの一部イギリス🇬🇧】に決まってるから
 コレほど未曾有の事態に 進駐軍が動かないはずがない ソ連もへったくれもない
・皆んな健康気にして タバコ🚬吸ってない

以上の点は 本作の メッセージ性 ドラマ性 カタルシス性 に何ら響かないので 安心を。

ただ、最後は 評価分かれるだろう
最後の最後の【続編ありか?】は余計だった。

でも ゆとり世代Z世代にも合わせた 好作品 テンポよく、面白く 人間性

でも、最後はなぁ・・・
皆さん見てください、現行のVFX技術では最高作と個人的に思った。

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満塁本塁打

1.0がっかり

2023年11月3日
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山崎監督が、三丁目の夕日の最初の夢場面でVFXでゴジラを登場させて以来、山崎監督によるゴジラ映画をどれだけ心待ちにしていたことか。
いかに特撮が優れていて、戦後すぐの日本という時代設定が心躍る物であっても、クソ寒い脚本では……、この結果本当に残念です。
上滑りのエセヒューマンドラマは心に刺さりません。
なぜ、占領下の日本で米軍が出てこないの?
民間だけのゴジラ対策室って何よ?
こんな脚本で作品を作るなんてあり得ない。
せっかく、堕ちに堕ちたゴジラ映画がシンゴジラで持ち直し、今回の70周年ゴジラに心から期待していたのに。
情けないです。
山崎監督どうか2度とゴジラに関わらないでください。

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ちんや

5.0これこそ作られなければならなかった本当のゴジラの続編です 70年かかってやっと正しいゴジラ映画ができたのです

2023年11月3日
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ゴジラ -1.0
2023年11月3日公開

もちろん69年前のこの日に最初のゴジラが公開されたから11月3日に公開日が設定されたのです
だからゴジラファン、特撮ファン、根っからのオタクなら、どうしても当日に観にいくことに意味がありました

結論から言うと、史上最高のゴジラ映画でした

感動しました
期待を遥かに上回ってきました
衝撃をうけました
これこそ作られなければならなかった本当のゴジラの続編です
70年かかってやっと正しいゴジラ映画ができたのです

本作は初代のゴジラより7年前の1947年に時代を設定しなおしたリメイクです

ですが、これは続編なのです
「ゴジラの逆襲」から「シン・ゴジラ」を私達は経験してきてもまだ正しいゴジラの続編の答えを得ていなかったのです

本作がそれです
これが待たれてきた正しいゴジラ映画だったのです

ゴジラとはいったい何か?
日本を壊滅させ得る超絶的な災害の暗喩です
戦災の生々しい記憶、核戦争の予感がゴジラを生んだのです

だからそれを継承していなければ、正しい続編足り得ないのです
「シン・ゴジラ」は東日本大震災と原子力災害、政治の崩壊という日本が壊滅寸前にまで追い込まれたからこそ生まれた傑作でした
しかしそれでもまだ足らなかったのです

21世紀の私達はウクライナ戦争を目撃しました
戦争は21世紀でもあり得えたのです

もはや存在しないと言われたゴジラが現れ、否応なく圧倒的な力で、平和な暮らしをいとも簡単に破壊し尽くしていく様を私達はまざまざと見たのです

戦争を放棄したと勝手に宣言していても、ゴジラはそんなものを歯牙にもかけないことを現実として知ってしまったのです

つまり本作の世界は、ウクライナ戦争を目撃した21世紀の日本と地続きの世界なのです

本作の世界は、敗戦直後で陸海軍の軍備は放棄され軍隊は既に解散しています
自衛隊も、もちろんまだ存在しません
そしてゴジラの出現に米軍は、ウクライナ戦争のように出動してはくれず、とりあえずの武器だけしか提供してくれないのです
日本政府は情報封鎖して国民を混乱させないようにしかできない
そのような世界です

それでも軍隊ではない軍隊を組織して、憲法や法律上の正当性すらないのにゴジラに立ち向かう人びとのドラマです

すなわち本作は戦後の日本そのものの物語なのです
サンフランシスコ条約で日本が再独立を果たして、憲法9条の下で軍隊でない軍隊という自衛隊をもってなんとか平和を維持してきたという物語の暗喩なのです

そう自衛隊が設立されたのは初代ゴジラの公開と同じ1954年なのです
来年がゴジラと同じく70年だったのです

だから本作は1954年と2023年の間の69年を埋めるべき本当のゴジラの続編なのです

2023年の現代の日本
ゴジラが象徴しているものが、本当に現実としてやってこようとしています
そのときいったいどうなってしまうのか
それを真っ正面から映画にしているのです
だから本作は本当のゴジラの続編と言えるのです

現実から逃げていても、否応なくもなく日本は壊滅させられる
理屈も対話も通らない相手という存在は本当にいることを私達は見たのです

それでも愛する人、幼い子供を守りたいならどうするのか?

戦争するくらいなら、殺されよう!

繁華街でそんなビラを撒いてギターをかき鳴らして太鼓を叩く老人達

それが正しいのでしょうか?

その問いかけに、今まで私達日本人は、本作の主人公の敷島のように逃げ回ってきました

でも、いま私達はウクライナでゴジラが出現してどうなったかを見たのです

そして東シナ海でゴジラ接近のシグナルを受信もしました
朝鮮半島からは、ゴジラの熱線がきらめいて日本列島をなんども飛び越えて行くのも目撃したのです

70年間、現実を見ずに逃げ回ってきたツケを払う時がきたのです

生きろ!抗え!
本作にはこの惹句がつけられています
これこそ本作が伝えようとしたメッセージなのだと思います

まもなくゴジラが上陸しようとしています
その覚悟をするときが迫っていると本作はメッセージを送っているのです

劇中、元駆逐艦「雪風」艦長が「強制は出来ません、無理な人はこの場を去って構いません」と言います

しかし誰かがやらないとならない仕事なのです

あなたは去る方の人ですか?
残る方の人ですか?

決断する時が来たのだと告げているのです

主人公の名前は敷島です
敷島とは、大和と同じく日本の別称なのです
あなたはそこに気がつきましたか?

庵野監督がいうようにツッコミどころは満載です
ヒマラヤのようにあります
でも分かってやっていることがビシビシつたわってきます
分かってやっていることと、知識もなく無自覚にやっていることとは100億光年の隔たりがあるのです
庵野監督の言葉は嫉妬の裏返しのように聞こえました

2014年のハリウッドゴジラを撮ったギャレス・エドワーズ監督も嫉妬したとのコメントを出されています
掛け値なしに正直な発言だと思います

実写版の「宇宙戦艦ヤマト」の惨状がトラウマでした
だから山崎貴監督がゴジラ70周年記念作を撮ると聞いて不安を感じました
「ゴジラ Final wars」の50周年記念作に泥を塗った有り得ないほどの空前の大失敗
その二の舞になりかねないと本当に不安でした

「Always 続・三丁目の夕日」でのゴジラシーンで山崎監督にゴジラ愛は有ることは分かっていたのですが、それでも不安だったのです

もしかしたらタイトルの「-1.0」とは
そのことを意味しているのかも知れません
マイナスの期待からの出発です
しかも前作は「シン・ゴジラ」だったのですから

しかし、本作はその「Always 三丁目の夕日」、「永遠の0」、「アルキメデスの大戦」で見せた山崎監督の最良の部分がピタリと焦点を合わせて恐るべき傑作を生み出したのだと思います

脱帽です
不安を感じた自分を恥じます
史上最高のゴジラ映画だと断言します

星5つではたりません
100個でも200個でも、ありったけつけましょう

蛇足
今日の海上自衛隊は、本作で登場したままの機雷を掃海する部隊からの発足だったそうです

追記
何故1947年なのか?
それに何か意味があるのか?
それが気になっていました
ずっとつらつら考えてきてやっと分かった気がします

本作が何故1947年に設定されているのか?
それは日本国憲法が1947年に施行されたからです
そして発布されたのはその前年の11月3日だったのです

追記その2
大石典子が大空襲の火の海の中、押しつけられるように赤の他人から託された子供明子の事が気になって居ました
なぜ他人の子供の設定なのか?と
シンプルに典子の子供の設定になぜしなかったのか?と
明子は典子の実子で、典子は戦争未亡人の設定でストーリーには何の影響もなく成り立ちます
なぜ敢えて設定を複雑にしたのでしょうか?
そこには必ず意味があるはずだと

明子は終戦前の3月10日の東京大空襲以前に生まれていますが、彼女は1945年の生まれで間違いないようです
つまり彼女は戦後の日本を象徴している存在なのだとやっと思い至りました
だから敷島は「お前の父親ではない」と何度も明子にいうのです
戦前とは血が繋がっていないと、軍国主義の大日本帝国と戦後の日本国とは血が繋がっていない赤の他人なのだと主張しているのです
それでも、敷島と大石典子は、そのまだ幼い明子を愛おしみ育て命をかけて守ろうとするのです
問答無用で押し付けられたといういうことなら1947年の新憲法も同じです
つまり明子は新憲法の下新しく生まれた日本国という暗喩が子供の形をしている存在だったのです
だから明子の演技はわざとたどたどしく演出されていたのです

戦後の平和日本を守りたい
たとえ他人から押し付けられた子供であっても愛しいのです
しかしその子を守る為には逃げ回っていてばかりでは駄目だ
軍隊でない軍隊で戦わざるを得ないこともある
それが本作のメッセージの全貌だったのです
やっとわかりました、山崎監督
素晴らしい作品をありがとうございました
全面的に同意します

そしてアカデミー賞受賞おめでとうございます

台湾、韓国、中国、東南アジア各国のアジアでは本作は未だ公開されていないことを知りました
何らかの興行ビジネス上の問題があったのかも知れません
いやもしかしたら、ここに本作の本当のメッセージの意味を勝手な考えとして記してますが、それが当たらずとも遠からずだった証拠だったのかも知れないと思いました

アジアで公開すると政治的な批判を受ける可能性があるとの懸念を持って、東宝は敢えてアジア市場を放棄したのかも知れません
もちろん勝手な邪推にしか過ぎません

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あき240

5.0名作でしょ

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

庵野さんのより面白かった。
神木隆之介はじめ役者が素晴らしい。浜辺美波はシン・仮面ライダーより血が通った演技で良いし。反戦であり反核であるが説教臭くなくビジュアルで怖さを伝える。その前段に役者がきちんとドラマを演じてくれたからゴジラのクソ怖さが倍増する。これがゴジラだ!ってな感じで良かった。昭和の銀座や逃げ惑う人々の描写も素晴らしい。で、泣けるんだよ。鼻をすする人多数。観て良かった。もう一度観たい。

2回目鑑賞。LIVE ZOUOD。
やはりおもしろい、傑作だ。
今の日本みたいな情報統制など単なるモンスター映画としてではなく色々考えさせられた。1回観てパンフ読んでYouTubeのいろんなチャンネル観たらまた観たくなり2回目鑑賞行った次第です(笑)

追伸・・3回目行きました(笑)1週間で3回鑑賞。
4DXScreenで体感してきました。銀座のシーンはケツが浮きました🩸

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koo

4.0山崎監督だと判断できるゴジラ映画

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

戦後間近の日本を舞台に特攻隊から逃げた過去をもつ敷島少尉と敷島少尉の人生に危害を加えた本作ゴジラへの戦いを描いた物語。シン・ゴジラの国内次作となるためハードルは高いと言えるが、舞台も描き方も違うのでマイゴジはマイゴジらしいさがあり、特に優劣ができないと思いました。今作は敷島の人間像に焦点を当てた時間が多く、同棲することになった典子や船乗の仲間たちとの奮闘が見所だと感じました。ゴジラに関しても独自のデザインで凶暴性が特に過去と比べて上がったかと見れました。それにしても太ももがかなり太い。また、再生能力も備わってる点もなかなか手強いゴジラでした。現代のような高層の東京都ではないある程度地平線を見渡せる高さの建物しかないフィールドでゴジラがいるのも現代となってはなかなか新鮮でした。

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シネマスター

0.5つまらない。

2023年11月3日
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幼稚なドラマが説明も無く過剰な演技で続き見てられない。半分くらいで途中退場しました。時間を返して欲しい。

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オフロスキー