「私もスカバージョンでした。」ゴジラ-1.0 ネコ庭さんの映画レビュー(感想・評価)
私もスカバージョンでした。
takaさんのレビュー「ゴジラ-1.0の謎を推理する」で納得しました。
絶賛が多いから凄く不思議だったのよね。
みなさんご覧になってる大絶賛バージョン見たいなぁ。
どこで見ることが出来るのかなぁ。
スカバージョンとは露知らずに見た時の感想です。
佐々木蔵之介さえもヘタに見えてしまいました。
ゴジラにこのような薄っぺらな人情ドラマは必要でしょうか?
自己中すぎて感情移入出来ない主人公。表情が乏しくヘタに見えます。
吉岡君、優秀な科学者に見えません。
吉岡君出ると自信の無いヒョロヒョロ声と異常な毛量が気になって気になって。
(小説家には見えるけどね。)
薄っぺらな人情ドラマもさることながら、人間関係の整合性が取れていません。
帰還兵に優秀なパイロットや整備士いないのかなぁ。ゴジラいつ来るかわからないのに~。
時間かけて探してる整備士の腕前、主人公見てないよね。
安藤サクラ、浜辺美波、幼すぎて演技以前の子役の取って付けたような無意味配役。
監督はゴジラで予算が取れたものの、さんざんいじられたゴジラに新機軸は見いだせず。
永遠のゼロの流れから特攻拒否兵の再生物語を絡めたかったようです。
で、見終わってみて考えました。
全員のヘタ演技。
整合性のない無意味配役。
ゴジラが完全にチョイ役。
自己中な主人公。
お話も全て主人公に都合よく展開。
それらを鑑みるに、このバージョンは特攻をやめた主人公の罪悪感を払拭するための妄想でした。
夢オチ映画です。
冒頭、浮かんだ深海魚を見た時からすべて自分で作りだした贖罪ありきの夢の世界。
逆ユージュアル・サスペクツ!?
自分さえ許されれば良いので、数々の矛盾・不整合などには気が回りません。
登場人物たちの現実離れした話し方、
ゴジラを見た時の絵にかいたようなヒロインの驚きの表情、
まさに夢うつつな無理くり実行不可なゴジラ討伐作戦の無理くりな成功等々。
そう考えれば、腹も立ちません。
スカバージョンは夢オチ映画!だったのです。
・・・・(´;ω;`)ウゥゥ、、、映画や小説で使ってはいけないとされる夢オチ・・・。
僕らは主人公の罪悪感からくる現実逃避のお話を2時間以上見せられたのです。
すべてのツッコミどころはやむなし。妄想ですから。
彼の周りには、、ゴジラはもちろんのこと現実には誰もいないのです。
そして彼は罪悪感につぶされていたのです。
おおォォォ、なんという悲劇。
期待して見たゴジラ。あんまりな出来でワタクシ現実逃避しました。
以上、スカバージョンの感想でした。
あと、この特撮でアカデミー賞?
円谷プロに敬意を込めたプラモ感満載、ゆえにハリウッドSFXとはひと味もふた味も違ったからかしら?
ん~多分そうだ。