劇場公開日 2023年11月3日

「レトロフューチャーはお手の物か」ゴジラ-1.0 bunbunさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0レトロフューチャーはお手の物か

2024年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

観るかどうか迷ったんですが、観ないと感想が書けないので観ることにしました。良く出来たCGゴジラと言うべきでしょうかねぇ。ゴジラを撮りたいのとゴジラを通しての戦争の終わり方を撮りたかったのかなぁと。ゴジラが暴れる理由も単なる縄張り争いとかで特にそれらしき理由がない。そしてゴジラとの結着を戦争で死ねなかった奴等のケジメの付け方というドラマパートがこの映画の主軸であってゴジラは主役じゃないんですよね。それだけに神木隆之介や浜辺美波が良い感じ。吉岡秀隆や山田裕貴も良い感じというかドラマパートの撮り方はそれこそ昔の映画の撮り方で単純ながら解りやすく良い感じ。つまりこの映画はCGパートという未来感と昔の演出を感じるドラマパートの融合した映画という感じです。そして同時にシンゴジで矛盾していた物をあえて表面化し修正していった感じも強いです。

細かい不満というか実は初っ端の不時着シーンでいきなり冷めちゃったんですけど、緊急着陸するときは爆弾は放棄するし(そうしないと着陸時に失敗したら周りを巻き込んで大爆発)積んでいた爆弾も零戦に積める筈の二五番にしては小さすぎ。震電も挙動がどうも今の飛行機のような感じだしそこら辺がリサーチ不足じゃないかなと。まぁアカデミーではそこまでチェックしてなかったんでしょうねぇと。

まぁゴジラよりもドラマパートが気に入ったのでアカデミー賞のお祝い込みで★4つ。

bunbun