「大迫力のなかに散りばめられたホラー要素」ゴジラ-1.0 ELECTRICBASS&SEABASSさんの映画レビュー(感想・評価)
大迫力のなかに散りばめられたホラー要素
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海戦シーン、銀座破壊シーンとも納得の大迫力でしたが尚もおぞましかったのは再上陸後に俯瞰撮影でゴジラに踏み潰される民家。これ敷島が誘導してそうなった?潰される瞬間に左右に分かれて逃げ切れた人?犬?と逃げ切れず建物に押し潰される住人。R指定となりうるか一見小さくて判りにくい微妙な描写だが、あの震災の空撮をも思い出させるくらいインパクトがあって観終わった後に記憶に残るものとなりました。
あと、典子との再会のラストシーン。念願の再会にもかかわらず明子にはそれが見えているのか?怖がっているようにもとれる微妙な無表情さが典子の首筋への伏線として、とてもホラーで余韻を残すのに成功したと思われます。
音楽についても、、わだつみ作戦の時のキングコング対ゴジラのテーマはナイスチョイスです。大船団だと怪獣大戦争のイメージですが(ある意味全滅フラグになる)、やはりあそこは神々しいものを鎮める戦いとして宗教音楽みたいにも聴こえるキングコング対ゴジラのテーマで正解ですね。あのインディジョーンズ魔宮の伝説の溶けた鉄の生け贄シーンを思い起こさせる緊張感がありました。
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