「観ない人は損、人生マイナス。史上最高のゴジラ映画。MX4Dだと尚更」ゴジラ-1.0 10Kasさんの映画レビュー(感想・評価)
観ない人は損、人生マイナス。史上最高のゴジラ映画。MX4Dだと尚更
当然どんな映画だろうがツッコミどころや違和感は当然ある。
マイゴジも然り。
神木隆之介、浜辺美波 両主演のセリフの言い回し、演出上仕方ないのだろうが
あまりに綺麗な標準語すぎて、「育ちのいい人物の喋り」に聞こえる点。
ゴジラでいえば大江島での人を噛み放り投げるシーン、普通ならひとたまりもなく半身真っ二つだろうに甘噛み状態?
無駄に胸筋肉があって上半身が起きすぎてるためややロボット感がある。
海中に潜んでいた怪物、水棲恐竜由来の生物ならシンゴジの進化・フォルムのほうが説得力はある点。
銀座襲来時、屋上からの中継者の目線とゴジラの方向が合ってなかった。
(ここ以外のCG・合成はシンゴジの比にならぬほどマイゴジのVFXはさすが山崎監督、白組だけあってスゴイ)
夕風、雪風が交差するシーンの距離はさすがに無理ありすぎるところ。
アキコの子役はすばらしいが、ラストシーン典子と浩一の再開シーンで
典子がいなくなってあれだけ泣いてたのに、「おかーちゃん」の一言すら無く
典子と浩一だけに絞られてたところ。など
私なりのマイナス点をあげたが、正直そんなもの軽く払しょくするほど
すばらしいゴジラだった。
もっと絶望的なほうが良かった、などの意見も見受けるしシンゴジラとの比較だったりもあるがどちらが凄いとか良いではなく、シンや‐1.0など付かなくてもいいほど、どちらも「ゴジラ」なのだ。
シンゴジは自然災害、マイゴジは戦争 どちらも理不尽に人の命を奪っていく事象の象徴としてのゴジラ
シンゴジは災害に対する政府の対応視点、マイゴジは敗戦後の民間人視点
といった感じで二つのゴジラ作品が表裏一体、対になっているような感じすら受けた。
神木隆之介のさすがの演技力で敗残兵のトラウマ・PTSDの部分であったり、覚悟を決めた時などの表情だけで伝わるところであったり
こんなん無理だろ?と思わせつつ、最終決戦に向けての盛り上がりも良かった。
典子の首筋に浮かぶG細胞の黒アザは
今作品の続編が…というストレートな意味合いではなく
『ゴジラ』映画は未来永劫、まだまだ続く…
そんなメッセージに思えた。
ゴジラシリーズがどうこうでなく映画好きなら
観るべき作品、見なきゃ損な作品だと思う。
で、MX4Dでの鑑賞なら至高のアトラクション、エンターテイメントが味わえます。
ミリオタなら震電に搭乗した気分もあじわえるので、近くにMX4D上映館がなければ、遠征してでも行く価値は十二分にあると思います。
『ゴジラ ‐1.0』
観ない人は損、人生マイナス
そんな映画です。