「今年No1決定」ゴジラ-1.0 Tack Mizukさんの映画レビュー(感想・評価)
今年No1決定
私は戦後に生まれ、戦争を知らないが戦前から引きずっている日本の感覚を肌で感じて今まで生きてきた。当たり前の価値観。何か煮え切らない、しかしまあ悪くもない日常を良しとし続けてきたのである。それが今日、この映画を観て終わった。長年の日本、日本人に纏わりつく呪縛をゴジラが終わらせてくれたのだ。浜辺美波の薄幸美女の美しさは昭和の大女優を彷彿させ見惚れてしまう。彼女は日本を変える巫女としての宿命を背負っているのだろう。それ故の役柄が彼女に巡って来ていると感じた。また局地戦闘機、震電は私が小中学生の頃、田宮模型から1/72モデルが出ていたがなかなか入手出来ずプラモデル屋のオッサンに入ったら連絡してくれと頼んで手に入れた程好きな戦闘機だ。それが再現され宙を舞う映像に痺れまくり、浜辺美波と震電の共演に卒倒寸前だった。そして泣いた。本当に泣いて、戦後の呪縛から私自身解放されたのだ。この映画は多くの日本人から呪いを解くだろう。素晴らしい傑作映画だった。超オススメです。
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