「ゴジラの無慈悲な暴力。その恐ろしさを増幅するすばらしい音響効果」ゴジラ-1.0 テレビウォッチャーつばめさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラの無慈悲な暴力。その恐ろしさを増幅するすばらしい音響効果
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第二次大戦後すぐの日本に、ゴジラが現れて街を踏みつけ、熱線を放出して焼き尽くします。
私はその暴力の塊のような姿を見ていて無性に腹が立ったのですが、ゴジラにもゴジラの理由があるかもしれないとも思いました。それでもムカついたのは、無慈悲な暴力行為にムカついたんでしょう。人類にとって暴力は、コントロールされている状態にないといけません。
ゴジラの恐ろしさを増幅する音楽、効果音がすごすぎて、恐怖心を煽られる作品です。
私のように自宅にオーディオセットが無い人は、映画館で観るべき作品の一つだと思います。
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当時、武力を持つGHQは、武力行使するとソ連を刺激することになるため動きません。
日本は武装解除されているため、こちらも動けません。
そんな中、戦争を経ても生き残ってしまったという罪悪感(戦死した仲間に対する)を持つ民間人のメンバーが力を合わせて、自らの危険を顧みずゴジラと戦うという話。
火器による攻撃が効かないと悟るや、ゴジラを海底深くに沈めて高い水圧をかけ、その後急速に引き上げて減圧することで死に至らしめるという作戦に挑戦します。これを考えた人はすごいです。
作戦は成功しますがゴジラはすぐ死にません。圧力変化をかけても耐えられる構造というのがよくわかりません。
それでも死なないゴジラの口の中に、飛行機で突っ込むシーンはアルマゲドンさながら。
主人公がパラシュートでちゃんと脱出するのが幸いです。
ゴジラの目的地が東京・銀座なのは、どうしてなんでしょう。買い物が好きそうには見えませんし。他に魅力があるんでしょうか。
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