「とりあえず頑張ったよね!!(突っ込みどころはあるけど)」ゴジラ-1.0 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえず頑張ったよね!!(突っ込みどころはあるけど)
3/11 追記
米アカデミー賞で本作が「特殊効果賞」を受賞しました!!
心からおめでとうございます!!㊗️
予算の無い中であれだけの迫力を与えた所が評価されたのだと思うのです。
それ自体は素晴らしいことで、授賞式で監督が言った言葉
「ハリウッド以外で作品を作っているクリエイターの皆さん、
ハリウッドはちゃんと良いのも観ていてくれるよ!」
素敵な言葉です!
ただ、アニメもそうだし、映画もそうだけど
日本ではまだまだ現場の人々の「やり甲斐搾取」で
成り立ってるところが山ほどある。
これを機会にこの部分が是正されること、
正当な対価が皆に行き渡ることを願って止みません。
一映画ファンとして、これからも良い作品が観られるために。
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「シン・ゴジラ」で「ゴジラ映画」の一種の形が
印象付けられた感があったので
次に「ゴジラ映画」を作るのはさぞ大変だろうと
危惧していましたが、
頑張ったよね!よく作ったわ!!
特に今回のゴジラ!
こ〜〜〜〜わ!!
過去イチ 怖い!!
ゴジラの大きな足が容赦なく迫ってくる怖さや
ジュラシック・パーク並みに
顔のそばに迫って来る感じはゾクゾクしますね。
監督の過去作の経験が各所で上手に生かされていて
うまく作ったな〜〜と思える作品で
あまり深いところまで突っ込まずに
なんかガッツリ観たわ〜と思える映画だと思います。
で、月に8回くらい
映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
伊福部昭のあの音楽を絶妙なタイミングで入れて来るのも
ずるいよな〜と言いながらも、
そこが観たくって聞きたくって「ゴジラ映画」を
観に行っているのだから、そこも良いと思う。
ゴジラを倒す作戦にしても、
昔のゴジラ映画の苦笑いしかない
荒唐無稽過ぎる作戦よりは
まだ、なんとなく納得できるので、まっいっか!
色々ツッコミどころはあるのですが
「生きて、抗え!」
「日本は戦争で人の命を軽んじて来た!」
「この作戦では1人も死なせない!」
その言葉があるだけで、ちょっとホッとしました。
みかずきです
焦土となった日本で、十分な武器のない状態で、ゴジラの脅威に対して強く生きることの大切さが伝わってくる作品でした。
橘が敷島に放つ”生きろ”という台詞が本作テーマを凝縮していました。
この台詞だけで胸が熱くなりました。泣けました。
では、また共感作で。
ー以上ー