「ゴジラとは?と改めて考えさせられた作品でした」ゴジラ-1.0 ならんちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラとは?と改めて考えさせられた作品でした
もうちょっとで30歳になります
小さい頃からゴジラをビデオで借りたり、年末年始は映画館にゴジラを観に行った世代です
ゴジラは大好きな作品です
私はシン・ゴジラは大好きなゴジラ作品です
ただ、ハリウッド版ゴジラは大嫌いです
この違いはなんだろう?と改めて考えさせられた作品でした
ストーリーとかよりも、ゴジラという存在や定義を認識する作品になりました
今回のゴジラ -1.0は好きなゴジラ作品の一つになりました。
何故か?と考えてみたら、「ゴジラが人間の敵か否か」というのが答えに近い気がしました
ハリウッド版ゴジラは、私から言わせればガメラです。
ゴジラを使った怪獣映画でしかなく、ゴジラではありませんでした。
何が気に食わなかったのかといえば、ゴジラがガメラな立場であったり、表現とかストーリーがだるい気がしました。
今回のゴジラは、圧倒的に人間の敵でした。
破壊の限りを尽くし、ゴジラの威厳、ゴジラの神格的な強さ、ゴジラの圧倒的な暴力性、ゴジラを目の前にしたときの圧倒的な絶望感など、見てて感情移入した時の「ゴジラの怖さ」がしっかり表現されていたと思います。
この感性が日本版ゴジラとハリウッド版ゴジラの決定的な違いじゃないのかな?と個人的に感じました。
正直、設定上無理矢理だなーと感じたり、ストーリーとしてどうなの?と感じる部分はありましたが、それ以上にゴジラという怪獣の表現が素晴らしく、そんなの大目に見ようぜ!となる映画だったと感じます
ゴジラって日本人にしか表現できない、唯一無二の怪獣なんだなって感じました
久しぶりにゴジラ映画を劇場で鑑賞できて嬉しかったです
今回の続編でなくて良いので、今後も日本のゴジラ作品を観たいと強く感じました!