「水戸黄門」ゴジラ-1.0 ばるすパパさんの映画レビュー(感想・評価)
水戸黄門
「どうせこうなるんでしょ」
「ほらね、やっぱり」
・・・では無く
「こうなって欲しいな」
「待ってました!」
と感じた映画。
前者は基本的に嫌いな「泣き演出」過剰な邦画に感じる不満。後者はそれが当てはまらない水戸黄門。
その境界線は曖昧で難しい。使い古された陳腐な脚本と取られるか、「王道」と言われるか。
本作はまず世界レベルの映像があり、ジョーズやジュラシック・パーク初代に匹敵する生物の恐怖の演出に成功しており、そこだけでも大スクリーンで観る価値あり。そんな王道パニック映画と浪花節邦画を奇跡の割合で融合させて成立している傑作。
シン・ゴジラと比較されているが、どちらも初代ゴジラへのリスペクトとテーマの本質は同じ。人間ドラマに関する脚本と演出は真逆。
個人的には甲乙つけがたい。
あと高尾と震電にはミリオタ魂を揺さぶられた。
今年最高の映画になった。
でもユア・ストーリーの事は許してやらないよ
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ばるすパパさんのコメント
2024年5月9日
コメントありがとうございます。「泣かせる」を到達点にすると「どうせこうなるんでしょ」の方に引っ張られて嫌いな映画になってたと思いました。マイゴジは「まずゴジラありき」が揺るがなかったので良い方向に行ったんだと思ってます。でもまさかアカデミー賞まで取るとは思ってませんでした。