「日本人にとっての神事」ゴジラ-1.0 U5さんの映画レビュー(感想・評価)
日本人にとっての神事
初めて観た劇場映画が「メカゴジラの逆襲」
子供の頃からゴジラとウルトラマンで育った還暦前です。
もはや日本人にとってのゴジラ映画は、七五三や初詣と同じ神事と言えるでしょう。
神様との関わり方は人それぞれで、お百度参りをする人、人生の救いを求める人、狂信的な人、家族で年一回の初詣だけ行く人。思い入れの強さも期待するものも人それぞれだと思いますが、国民行事としてのゴジラ映画としては、充分過ぎるくらいに万人受けする内容だったのではないでしょうか。
「ジョーズ」「ジュラシックパーク」「ダンケルク」「永遠の0」「朝ドラ」「ALWAYS」どこかで観たことあるような既視感もまた安心感の要因か。
庵野ゴジラの対極に位置するものであり、大きなプレッシャーの下で唯一対抗出来る手段としてはこれしか無かったでしょう。
聖域に達して触れ難い存在となっていたゴジラを、
もう一度全一般家庭の神棚に戻した感じでしょうか。
これでゴジラ詣はこれからも続けられるでしょう。
山崎監督、見事なお仕事です!
かくいう私は神話ベースのシンゴジラ派ですが。
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