「不死身の女」ゴジラ-1.0 西から昇ったお日様はさんの映画レビュー(感想・評価)
不死身の女
ゴジラよりも頑丈な女に終始圧倒される怪獣映画。
不死身の女が電車内でゴジラに襲われた時点で完全にコメディーとなってしまっていて、更に何故か銀座で逃げ惑う群衆の中で偶然見つけだして助ける主人公、この時点で爆笑してしまう。
この監督は誰を対象としたいのか焦点が絞れてない典型的な方なんだと思います。
シリアスにしたいのか、コメディーにしたいのかお子様向けの映画にしたいのか、自分で何を訴えたいのか全く分からない状態で制作してしまった悪い映画の見本そのものです。
又、上映40分位からオチも分かってしまいます。
之は、この監督がスピルバーグのJAWSや小松左京やマシスンなどの影響を受けた小説などをひねりもなく真似しているからバレバレの展開になってしまうのだと思います。
この様な人が日本を代表する監督ということは、今の日本人はヤバいのかもしれません。
映画の本当のテーマは不自然に登場する不死身の女なのかもしれません。
之は実はパンデミック※或いはゾンビ映画なのかもしれません。
そして、ストーリー的な破綻も敷島から見えたもの、多次元世界を描いたものなのかもしれません。
此の作品の中には、一見すると特攻という人間の命の尊さを無視した残忍な行為を批判している内容なのですが、同時に、腹の中では玉砕の美学に酔いしれる性癖らしき側面の方が強く出ている作品のように思えました。
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