「気楽に楽しんで見れるつくり」ゴジラ-1.0 アモルフィさんの映画レビュー(感想・評価)
気楽に楽しんで見れるつくり
芸人やTVプロデューサーにラジオやYouTubeでネタバレされる前に見てこようと思いナルハヤで行ってきました。
冒頭の着陸シーンであまりのCGの出来の悪さに警戒度MAXになりましたが、それ以後は動きの軽さ以外は特に気になるところはありませんでした。
(動きの軽さとは、ゴジラの大きさの割に動きが速く質量の軽さを感じました。恐らくスタッフ間でのイメージの共有がチグハグだったのでしょう。)
恐らく監督はCGとか演出よりドラマ重視なのかな?
とはいえ序盤の感情表現はわざとかもしれませんが過剰に感じました。落差のためとはいえ一般の兵員に恨み言をいう市民とかちょっと理解に苦しみます。
ここ以外にもあえて落差を見せたり、わかりやすすぎる伏線と回収とか恐らくTVで放映されたときにいい感じに見えるような構成をあえてとってるなと思われる点も多数。
マニアが眉間に力をいれてみるようなものではなく、お茶の間で気楽にみるために作った感じなのかなと
オキシジェンデストロイヤーとか核融合を止める魔法の薬品はなく、わかりやすい古典物理学みたいな誰にでもスッと落ちてくる作戦や、人類と神の戦いではなく、自分弱さとの闘いというような個人の感情重視の見せ方で説明の必要がなくなるという、なんだかTV的な方法論で作られたのかなと感じました。
あとは日本の映画の良さでもありますが、俳優がでてくるだけで重要度や役割の説明になるというのはいいですね。
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