「まさかゴジラで泣くとは...」ゴジラ-1.0 keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかゴジラで泣くとは...
山崎貴監督といえば『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME どらえもん』といった当たりはずれが大きい印象でした。そんな気持ちで11月3日、DolbyCinemaで観に行きました。初めて席が満席状態を目撃してびっくりしました。
今回のゴジラはよく動き、よく食べる、残虐極まりないキャラクターに仕上がっていて「シンプルに恐いゴジラ」を見せてくれました。破壊光線を放つ前の背びれがニョキニョキ出てくる描写も◎。
特に感動したのが国主体ではなく民間人がゴジラに挑み、重火器を使用せず、科学知識と地理を活かした戦略がグッときました。俳優陣もその作戦に対する意気込みもスクリーンを通じて感じられたので、見ごたえのある展開でした。
ドラマパートに関してはやはり「ゴジラ」が主役なので人の心情に時間を設けられないのは仕方ないと感じました。それを、山崎監督なりのやり方で答えを出したことは映画監督としてあっぱれ。
邦画はIMAXなどの拡張型映画に不向きという印象を持っていますが、今作はぜひ大スクリーン+大音響の環境で観賞することをおすすめします。
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