「終わらない戦争…そしてゴジラ‼️」ゴジラ-1.0 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
終わらない戦争…そしてゴジラ‼️
幼少期からゴジラ映画が大好きで、全作を観て過ごしてきた世代にとっとは、還暦を迎えてもゴジラ作品は、観る前から胸が躍る。本作は、その期待を遥かに超え、⭐️5つでは足りず、10こ付けてもいいくらいに,素晴らしい作品。
ハリウッド版のゴジラも多く作られ、そのVFX技術の前には、なかなか太刀打ち出来なかったジャパニーズ・ゴジラ。しかし、本作で山﨑貴監督が見事にその壁を打ち破り、ワールドクラスのジャパニーズ・ゴジラを誕生させた。
VFXにおいても、これまでにないクオリティーの高さ。脈略も無く、ただ東京の街を破壊していくゴジラの様は、圧巻!背景や小道具一つにしろ妥協がなく、リアリティを突き詰めた、製作者の本気度もうかがえた。
そして、何より神木隆之介と浜辺美波の朝ドラコンビの主演が馴染んでいていい。戦争を引きずる神木、それを支える浜辺の夫婦になりきれない男女の関係性が、単なる怪獣映画でなく、ヒューマンタッチな内容として、色濃く映し出されている。
ラストシーンは、山崎監督作品の『永遠の0』を彷彿とさせ、正直、ゴジラ映画で感動の涙が溢れてくるとは思わなかった。個人的には、今年一番の作品となった。ハリウッド版ゴジラでは、この意味合いの人間ドラマは描けないと感じた。そして、ラストに描かれた、黒いアザとゴジラのシーンが、より一層の悲哀と絶望を増している。
また、肝心のゴジラも、突如として現れ、戦後の日本に悲惨なダメージを与える絶対的な脅威として描かれている。その撃退方法も、当時で考えられる範囲内での科学技術であるのも、よりリアリティさを高めている。
そして、エンディング曲も、人気歌手のイメージ曲ではなく、あのゴジラのテーマ音楽で締めくくられたのも、私たち世代にしたら、それだけで感無量。次回のアカデミー賞候補の筆頭になるのではないだろうか。
カツカツさん(^^)
なるほど🧐
G細胞による復活ですか‼️
そう考える事もできますね。
そこまで、読みきれなかった。
ということは、みなみちゃんは、ゴジラになってしまうのでしょうか…。
大吉さん(^^)私も、今週末には2回目を観たいと思ってます。これまでのゴジラとはひと味もふた味も違う、日本人だからこそ描けたゴジラ作品だったと思います。
二回目観てきました。二日前に観たばかりなのに全く飽きることなく楽しめました。
死ぬな、生きてた。生きろ、生きてた。にまた泣いてしまって、また黒いアザ見逃してしまうところでした。戦争直後の生きていくのにさえ精一杯なところから、日本の未来の日本のために、子どもたちのために再び頑張ろうとなるところが、亡くなった両親がちょうどあの世代だったと思って、胸が熱くなりました。
共感ありがとうございます。
黒いアザ・・そりゃそうですよね・・もうちょっと被爆には触れて欲しかったですが。
浜辺さん鉄棒アクションの後、スルーされているのが何か凄い。