「是非、神回とセットで」17歳は止まらない スキピオさんの映画レビュー(感想・評価)
是非、神回とセットで
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農業高校の畜産科の女子高生がメインの学園もの。予告編とかだと、何となく4人の畜産女子の話っぽく思えますが、暴走ヒロインってか、言ってしまえば地雷系女子高生の青春もの、なんですよね。
ストーリーは高校教師に一途なヒロインと、その高校教師。あと、見た目で彼女好きになった別高校の男子、この3人がメイン。
中盤までは、ちゃんと「銀の匙」っぽいエピソードやら、ヒロインの空回りっぷりがいじらしく、それなりのアオハル物語かな〜と楽しんでいました。
ニワトリの屠殺シーンとかガチでしたし、畜産女子4人のアドリブっぽい演技も良かったです。皆んな上手いですね、特にくるみ役の大熊杏優はパンフレットで演技初挑戦とあり、びっくりしました。
でも面白いのはヒロインの地雷女っぷりです。先生へのラブが「あ〜いじらしいね〜」から始まる「うん、あるある」「う〜ん、そうかな〜」「うーん、もうやめとこうな」「う、ううん、さすがにヤバくないか〜」とエスカレートとして「あ〜行っちゃった〜」ってとこまで突き抜けるのがサイコーでした。
それで、最後は冴えない同級生男子に堂々と「縞パン」を見せつけてやって、これぞ青春ムービーって締め良かったです。
ちょうど「神回」と連続で見たので比較も面白い。突き抜けずに童貞で終わり、妄想でインモラルしてしまい「青春にならなかった」のが神回で、インモラルでも突き抜けて何かは失って大人の階段登る「青春をやり切った」のが17歳なんだろうなーと。
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