「真面目に怖かったyo!」マッチング とっぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
真面目に怖かったyo!
先程鑑賞してきた。夜20時からの回だったがいつも初日でもガラガラなシアターが、この映画に限っては7割強で観覧席が埋まっていたのには驚いた。恐らくはさっくん目当てか(自分は最初はこれだった)、話題の映画監督作品なのもありそれ目当てなのか??
あらすじ的なものは公開前からTVやSNSでの宣伝で散々言われているので割愛するが、この映画の主旨でもある「マッチングアプリ」は、話が進む毎に偶然は必然である。と言う思惑に見事につられていってしまう(私達観る側が)。それをこのストーリーはアッサリとやってのけているのが見事としか言いようが無い。
土屋太鳳の迫真迫る演技もさながら、金子ノブアキの豹変ぶりや、佐久間大介の普段とは違った表情も見られるのが、この映画の見所の一つでもある。また個人的には斉藤由貴のあのネタバラシの部分は「アー、やっぱりなー」と思ったが、その後さっくんと対面で話すシーンを見ていて「さっくんのママは元・アイドルだったけど、この映画で斉藤由貴(元アイドル)と親子として
も何だか違和感ねーなー(笑)」とか思った。多分、二人の狂気的に見える部分や、目も大きくてクリクリしているし、やはりこの二人はアイドルなんだなぁ〜と感じさせてくれた。そして同時に二人ともめちゃくちゃ怖かった(笑)
ストーリーも最後まで飽きる事なく楽しめた。
ただ、気になったのは土屋太鳳の親友の行動である。幾ら親友だからって、勝手に他人の携帯アプリでコメント入力するか??そのせいで事件に巻き込まれるわ、散々引っ掻き回した挙句に最後ベランダから落とされて手足折られて死んでるし…何だか自業自得じゃねーの??と思い、そこだけはあんまり感情移入出来なかった。
また機会があれば映画館で見たいかも。
家で見るよりはあれば映画館の方が臨場感あって良いと思えた。
最後の最後まで気は抜けない内容だった。見ている間、誰も咳も音も立てず見入っていた位に。