離ればなれになってものレビュー・感想・評価
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青春の思い出話
ピエルフランチェスコファヴィーノ扮するジュリオリストゥッチャは16歳の時に暴動を見に行って撃たれてしまったリッカルドを病院に運んで以来仲良くなった。 青春の思い出話かな。だけどちょっと危なっかしいね。だけど楽しい話ばっかりじゃないね。それに女性の方がドライだね。弁護士なのに友人の彼女に手を出すのはいかがかな。あげく浮気さ。現実の生活は厳しいね。そんなんでも仲良く出来るのは不思議だ。
展開がとても早いけど感動
1982年、ローマ。16歳のジュリオとパオロは、暴動で大けがをしたリッカルドと親しくなる。そしてパオロはジェンマと交際するが、彼女はナポリへ引っ越してしまう。7年後、ジュリオは弁護士、パオロは教師、リッカルドは俳優に。そこにジェンマが帰ってくるが。いろいろあった4人の40年を描く。 40年分だから、展開がとても早いです。そして、わだかまりもあった3人での飲み会に感動。「30年後の同窓会」「きっと、うまくいく」を思い出しました。ジェンマって宝石って意味なんだ。ジュリオに「二十歳で老け顔」は笑えます。
歳を取ると"わかる"友情作品ですね〜 見終わった感覚的にはスタンド...
歳を取ると"わかる"友情作品ですね〜 見終わった感覚的にはスタンドバイミーに近いと個人的に。 まだ20代だが既に旧友のエモさをひしひしと感じられた映画でした。非常に好き
出逢いと別れをくり返しながら、自由奔放に 生きた男女の人生が織り成す作品。
16歳のときに出逢った少女のジェンマは 3人の男性、パオロ、リカルド、ジュリオから見てマドンナのような存在に見えました。 親が亡くなったこと、引っ越して遠い地に 移り住んでも「手紙」を書いて相手を恋い焦がれる気持ちが伝わるストーリーでした。人は、過ちをすることも見られました。 大事な人が自分から離れていくとき 失ったものの尊さを知ることが出来ました。自分の生まれ育った故郷に戻り、再会を 喜ぶ姿は年を重ねても変わらない友の結び付きを現していました。 懐かしきメロディー! 芳醇なワインの香りと共に語り明かした夜。 心を熱くするものに乾杯🍻
ダメ人間は愛おしい。でも行き過ぎはNG
予告の段階でイメージしていたのは女の子も含めたイタリア版のスタンドバイミーみたいな感じかな?と。 確かに1980年代のノスタルジーを感じさせる要素はあるものの、あまり時代背景は重要ではなく“あの頃”ならではのエピソードというよりは今も昔も脈々と受け継がれる『人間が人間たる所以に起こしてしまう過ちの数々』の凝縮映画みたいな感じ。 あ〜あるある〜と感じる一方でパオロもジェンマも友達たちもみんな各種ダメ人間が取り揃えられ過ぎてて全然感情移入できなかった・・・
なんでこんなに心が揺さぶられるんだろう?
四人の若者が壮年期に入るまでの人生の浮き沈みが描かれるが、特段何かが起きるわけではない。特別すごい映像美もないし、演出もやや古臭いし、必ずしも登場人物が魅力的なわけでもない。それなのに、この映画にはものすごく惹かれるし、四人のその後も気になってしまう。 比較的自分と同じ世代の人間が描かれ、自分自身がある種の人生の転換期に入っていることも大きいと思うが、ある種の勇気と失敗を恐れずに進むことを教えられた映画だ。
言葉で言い尽くせない思い
こういう映画があるからイタリア映画から離れられない。有名映画のオマージュがあったり、世代を越えての繰り返しがあったり、いい言葉の引用があったり。みんな基本的に貧しくて親の面倒見たりなかなか職につけないというのはリアルだった。80年代とそれ以降の世界を揺るがした様々な事件が映りその時の気持ちを思いだした。 音楽もよかったし、服装やヘアメイクなどの外見でその時々の状態や様子がよくわかるのがせつないけれど良かった。子どもや大事な友達に「好きだよ」(Ti voglio bene.)としょっちゅう言えるイタリア語が羨ましい。家族にとってお誕生日とクリスマスは大事、大晦日は皆と大騒ぎする、会えなくても親や子どもとまめに電話で話す、生まれ故郷は大事、ヨーロッパってそんな感じがする。一方で親子きょうだい親戚と確執があったりするのは普遍的だとも思う。ただ日本人は他人に対してかなり冷たいかなあとは思う。「よそ様にご迷惑かけてはいけません」精神? ピエルフランチェスコが青年役を演じるのはちょっと無理じゃない?と思ったが一応杞憂に終わった。よかったね!
古典的でしたが
単なる初恋の人との純愛ストーリーだと思っていましたが、良い意味で期待を裏切られる内容で、最後まで飽きずに鑑賞できました。男性が昔の友情に拘るのは、働くと競争が中心の人間関係になるからではないですかね?女性は割とどこでも友達ができますからね。 私としては、割と適当な感じに生きてもいいんだというおおらかさが好きです。教科書通りにしなくても、最終的に幸せなら良いんですよ。イタリア映画観るといつも考えさせられます。 ややおじさんのファンタジーが入ってないか?と思いましたが、良い作品だと思います。中年男性がウルウルしてしまいそう。
恋愛映画ではあるが……
イタリア映画を劇場で観たのは何年ぶりだろう? ちょっと記憶が定かでない。 1982年、16歳で出会ったパウロとジェンマの、実に40年に亙る思うに任せないラブストーリーだ。激動の時代の中で出会いと別れを繰り返しながら、個人的にも社会的にもいろいろなことが変わっていく。 イタリア人の感性はちょっと理解できない部分もあったが、いわゆる“純愛”ものなんだろうか。それよりも男3人の友情、それぞれの家族との関係のほうを興味深く観てしまった。言い合いの場面でのイタリア語は、韓国語にも劣らぬけたたましさだった。
イタリア映画のよいところがぎゅっと。
ナレーションの進み方とか、ストーリーとか、時折懐古的なところもあるけれど、イタリア映画っていいな〜と思わせてくれる秀作ではないかな〜。 パウロという青年の一途さや、男同士の友情とか、イタリアの家族の形とか。 青春物語みたいなんだけど、何だか壮大な家族の物語でもあり。 それぞれの必死さや、葛藤がしっかり描かれているのでは。 ジェンマ役がみごとに少女から大人までを演じていて、ずっと本人かと錯覚してしまうぐらい激似。 パウロはずっと、その人柄がにじみ出てる大人だし、素敵なロマンスグレーになったし。 音楽もよい!よい! イタリア映画って感じ。
映画は時代を映し出すもの!
映画で描かれる「時代」って大事だと思います。1972年生まれの自分にとって、本作の主人公たちは5歳ほど年上。なので、多少のズレはあるにせよ、彼らの生きた瞬間瞬間に漂う「匂い」みたいなものをリアルに感じ取ることができました。ベルリンの壁崩壊、米同時多発テロといった出来事が挿入されることで、より強く共感することも。自分の半生に置き換えてみて「あの時はああだったなぁ」なんて、あれこれ思い出したり。3人の男たち全員に感情移入できる点があって、見終わった後、清々しい気分になれました。そして何より、昔の友達に無性に会いたくなりました。とても素敵な映画です!
人生色々〰️🎵by島倉千代子
陽気なイタリア人らしい映画 トレビの泉が懐かしかったし、バイクや、所々にイタリア感が溢れていた(イタリア映画だから当たり前なんだが…)三人の男の友情と一人の同級生の女性がくりなす、出会いと別れ イタリア人の陽気さと、マザコンがとても上手く表現されていました
見てよかった😆
何かしてしまって会えなくなったり、何かされて会いたくなかったりする人がもしいたら一度この映画を観て欲しい。私は若気の至りで、会いづらい人がいる、いい歳をした時に起こしてしまったことで会いづらい人もいる。反して何かされて会いたくない人もいる。エンディングのような、そんな日が訪れたらきっと幸福だろうな。エンドロールが始まり明るくなったあとも、とても幸福な気持ちに満たされていた。しこりを残しながら生きていくより無い方が生きていてきっと楽しい。実際そうなろうと思い行動を起こすことはなかなかしんどい。しんどいと思わず行動に移せられる自分があって、この映画のエンディングのような結末を自分が迎えられたなら幸せだろうなと思わせてくれた映画でした。
なんだかんだで、人生、そんなに悪くないかも。
腐れ縁の男子3人と女子1人の物語。 10代から50代まで、くっついたり、離れたり。 みんな、色んな人に影響されて、変わったり、変わらなかったり。でも、笑顔で再会できることが何より幸せ。 みんなを繋げてくれたのは、やっぱり、イキノビ、の存在ですかね^_^
嬉しいのに泣ける
ドラマティックな恋愛話か、感動的なものかと思っていたが、いい意味で裏切られた。 修羅場や喧嘩するシーンはあれど、3人のバランスがとてもよく、すぐポップな感じになり、重くさせない。 そして、踊っているような音楽とカメラワークがなんとも心地いい。 その、回るカメラワークのように時代が巡り、まさに運命の歯車と言わんばかりにそれぞれの人生が噛み合い、ズレたりとを繰り返していく。 老いていくメイクだけではわかりにくい時の流れを、時代背景や、子供の成長によって表現することで、場面的には一瞬のながれも、鑑賞者も長年経過した感覚を共有できる。 その時間が凝縮され、最後は嬉しいのに泣ける映画にまとまっている。 ヒロインがすぐ老けてしまって残念だったけれど、同じ俳優で演じることが大事なので結果的にはよかった笑 イタリアっぽさ、俳優、音楽、脚本、全てがハマった映画でした。 2023年劇場鑑賞9本目
楽観的なイタリア映画でした。
かなり激しいやりとりもあり、生々しいドラマかと思いきや、本質的には楽観主義の国民性を描いた作品でした。 悪い映画ではないですが長さは気になりました。 見る方は精神的に落ち着いてる時に見るべき
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