離ればなれになってものレビュー・感想・評価
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すれ違いと成長の悲しみ
The best years
40年間と次世代の話。
親の愛は時代と環境に左右される。複雑でも、次世代は受け継いでいく。最後に描かれるのは、あくまで次世代の始まりだが、悲観的になることはない、と主人公の一人である教師が告げる。
(似非の)知性に比較される愛、ハウスオブグッチの最後にも、同様にすれ違う描写があった。大人であっても、成長の時期はそれぞれ違う。そして愛には最終的に、各々の自立も必要となっていく。
階段へ戻って駆け上がる(想像?)シーンよりも、歳を重ね電車の中で再会した時の、嘘のない表情が胸に残る。
見てよかった😆
何かしてしまって会えなくなったり、何かされて会いたくなかったりする人がもしいたら一度この映画を観て欲しい。私は若気の至りで、会いづらい人がいる、いい歳をした時に起こしてしまったことで会いづらい人もいる。反して何かされて会いたくない人もいる。エンディングのような、そんな日が訪れたらきっと幸福だろうな。エンドロールが始まり明るくなったあとも、とても幸福な気持ちに満たされていた。しこりを残しながら生きていくより無い方が生きていてきっと楽しい。実際そうなろうと思い行動を起こすことはなかなかしんどい。しんどいと思わず行動に移せられる自分があって、この映画のエンディングのような結末を自分が迎えられたなら幸せだろうなと思わせてくれた映画でした。
なんだかんだで、人生、そんなに悪くないかも。
腐れ縁の男子3人と女子1人の物語。
10代から50代まで、くっついたり、離れたり。
みんな、色んな人に影響されて、変わったり、変わらなかったり。でも、笑顔で再会できることが何より幸せ。
みんなを繋げてくれたのは、やっぱり、イキノビ、の存在ですかね^_^
嬉しいのに泣ける
ドラマティックな恋愛話か、感動的なものかと思っていたが、いい意味で裏切られた。
修羅場や喧嘩するシーンはあれど、3人のバランスがとてもよく、すぐポップな感じになり、重くさせない。
そして、踊っているような音楽とカメラワークがなんとも心地いい。
その、回るカメラワークのように時代が巡り、まさに運命の歯車と言わんばかりにそれぞれの人生が噛み合い、ズレたりとを繰り返していく。
老いていくメイクだけではわかりにくい時の流れを、時代背景や、子供の成長によって表現することで、場面的には一瞬のながれも、鑑賞者も長年経過した感覚を共有できる。
その時間が凝縮され、最後は嬉しいのに泣ける映画にまとまっている。
ヒロインがすぐ老けてしまって残念だったけれど、同じ俳優で演じることが大事なので結果的にはよかった笑
イタリアっぽさ、俳優、音楽、脚本、全てがハマった映画でした。
2023年劇場鑑賞9本目
楽観的なイタリア映画でした。
かなり激しいやりとりもあり、生々しいドラマかと思いきや、本質的には楽観主義の国民性を描いた作品でした。
悪い映画ではないですが長さは気になりました。
見る方は精神的に落ち着いてる時に見るべき
なんか…古い
伝統的な大家族主義の南欧らしさを感じた。同級生の3人の男と1人の女の話。
ローマの街で暴動が起きていた1982年、16歳だった彼らは出会う。前半は彼ら自身がカメラ目線で解説をする(のがB級っぽい)。ベルリン壁崩壊、イタリア政府の転換点、911などを背景に4人が送る40年を描く。
主軸はパオロとジェンマの恋愛関係で、ジェンマがナポリの伯母に引き取られ、パオロが常勤教師の職になかなか就けなかったことから、弁護士になった親友ジュリオとジェンマがくっつき、しかし国選弁護士からエリート弁護士となったジュリオは巨大企業の娘と結婚し、もう1人のリカルドはジャーナリストを目指しているのか?一番早く結婚するがなかなか職に就けず、一人息子を連れて妻は去る。それぞれ自分の理想を持ちながらも現実の生活はその通りではない、という人生の悲喜を描いている。
一方ジェンマは男好みなタイプで、2人の男の間でフラフラしており、ずっとカフェで働いているが他の3人と同じ高校なのに「読み書きができない」らしい。彼女の描き方が古臭い。まあ彼らはそういう価値観の世代なんだと言われればそれまでだが。
最後は恐らく彼らの子ども同士がカップルとなり、次世代に繋いで行くのだろう。古臭い。
10代を除いて約30年間を同じ役者が上手く演じて分けているのだが、これがもう少し魅力的な俳優さん達だったらなぁ、と思う。しかし若い時のジェンマ役の女優さんが可愛らしく、またイタリアの風景を堪能できるのは良い。
幸せになりたい!
久々に自分好みの素敵な作品を観れた!こんな映画をずっと観たかった!。♂3人組+♀1人の親友の話で、それはそれで最高なんだけど‥ジェンマが最高に良い!!。薄幸のジェンマ、辛い運命に翻弄されて、やさぐれてアバズレても‥最後に最高の幸せを見つけた❤️。ジェンマのアバズレ感良いわー。アバズレた色気がダダ漏れ。たまらん!人生で他人を傷つけた事がいちども無いって言える人っているのかな?。傷つけ合ってそれっきりになる人、それでも関係が続く人。切っても切れない関係ってあるよね。腐れ縁かもしれないけど。ジェンマが見た目普通のおばさんになったの、ちょっと寂しかった。ジェンマが幸せを求めている普通の女性なのはわかるけど、見た目だけでも年取ってもアバズレジェンマでいて欲しかったって、何なんだろうこの感情⁉︎
おいおい、こんなんで良いのかよ?そう思うけど見終えたあとに笑顔になったから、これで良いのだ!
幼馴染4人、皆なにかが欠けているのだけれど、それぞれに年令を重ねていきながらついたり離れたりのドラマを見せられる作品で、え?そっちに行くの?みたいなモヤモヤが広がるのだけれど、見ているうちに「不完全だっていいじゃないか、にんげんだもの」なぁんて、相田みつをさんみたいな心持ちになった。
なんだろう、登場してくる人たちがみんな愛しく思えてきた。
お国柄なんだろうけれど、家族のあり方とか家庭に対する考え方が違っていて、それでもうなずける部分も多くて、ああ、仲間っていいよなぁ。そう素直に感じることができた作品でした。
こういうの、なんか好き。
新年鑑賞がベストな映画でした!
邦題含めポスターが全然物語を表現できてないのが残念で仕方がないほど、内容が良い!
仲が良かった子供の頃の友達を思い出しながら、泣くまではいかないまでも世界に浸れました。
昔行ったローマやナポリを思い出し、いい街だったことを再認識できました。
同世代…
正直こんなに狭い世界のなかでくっついたり離れたり、それはどうなの?と思ってたけどそういや大学のサークルと大して変わんないや、と思い至った次第…
82年に16歳、ってほぼ同級生なのでなんとなく思い当たることも多々あり(シンプルマインズのdon't you歌えるの我々世代だけでしょ…ww)、他人事とも思えなかったり、共感多々…
ただ男性陣の20歳前後はちょっと厳しかったのでは…
イタリア・ローマは絵になる、ロケ地の宝庫!
「不揃いの林檎たち」みたいな群像劇だけど、俳優たち、ロケ地、インテリアがチャーミングなので見応えあり。「フォレスト・ガンプ」みたいに世界中の誰もが知るエポックメーキングな出来事の映像が挿入されて時代感を確認してくるけど、扱いがちょっと浅い感じ。
「人間だもの」、、、相田みつをの名言がよぎる。ちょっと長かった。そして人生は続く。まだ還暦前なのだ。
歳を取ると"わかる"友情作品ですね〜 見終わった感覚的にはスタンド...
歳を取ると"わかる"友情作品ですね〜
見終わった感覚的にはスタンドバイミーに近いと個人的に。
まだ20代だが既に旧友のエモさをひしひしと感じられた映画でした。非常に好き
リアリティがない
中高年にはささるというコメント多数だけど、全く…
この人達どんな狭い世界で生きてるの?
世界にこの4人しかいないの?
子供時代にいくら仲良くても、大人になって生きる世界が変われば人間関係も変わるのに。
期待値高過ぎたんでしょうね。
私たちの人生が最も美しかった時
映画はやはり感情移入ができるものがいい。感情移入ができて没入感たっぷりに上映時間が終わるのが至福の時である。
何に感情移入できるかについては個人差、年齢差があるはずだ。でも僕は、16歳の時からの40年間のイタリアの男3人と女1人の人生、彼らの長い青春物語に楽々と没入し、気づけばエンドロールが流れていた。 イタリア映画風の映画音楽(笑)に乗せられて最後まで気持ちよく彼らの青春に共感することができた。
とても楽しい映画だった。
とても素敵な邦題のタイトルの作品。 本年度ベスト。
洋題の「The Best Years」より本作には邦題がお似合いって感じ。
あらすじだけ読んでからの鑑賞。
タイトルの意味の解釈が思ってたのと違った(笑)
けど素敵な作品で自分好みだった。
16歳の悪友、パオロ、ジュリオ、
リッカルドの3人に加え、女の子のジェンマの4人の50歳過ぎまでの半生を描いたヒューマンドラマ。
4人の半生を描いているだけにテンポが早く色んな出来事が満載。
鑑賞しているのが忙しい(笑)
4人が少しずつ老けて行く様子に加え、各々の人生に色んな事があって見応えがあった。
人生の分岐点で登場人物が観客に問いかけるシーンに考えさせられる。
出だしとラストのシーンがリンクしている作品は多くあるけど、本作はその手法を上手く使っていた感じ。
ラストの素敵なシーンに何故か感動の涙が(笑)
改めて若い頃の友達を大切にしたくなりました( ´∀`)
人生とは、、、
たまたま時間があったため鑑賞。
予告編の感じだと、くっついたり離れたりを繰り返すカップルの話かと思っていた。
これは、人生とは何かを考える映画だった。
長く生きていればいいことも、悪いことも起きる。
やんちゃしたことも、喧嘩したこともそれもひっくるめるて、自分の生きてきた道。
そして自分の歩んだ道を受け入れてくれる友人たち。
そんな友人を1人、2人持てることは幸せだと思った。
昔仲良くしてた友人に連絡したくなりました。
2時間で収めようよ。
でもね 飽きずに座ってエンドロールまで楽しめました。 ナポリやローマを旅した気分で泣けるエピローグまで気分良く。 あのシーンではいまだにマストロヤンニの名が出てくるんだね( 笑)
ポスターはこの映画の良さを全然伝えていない!
ポスターだとヒロイン主体の話に見えるけど、
実際は3人の少年と、1人の少女の40年史。
ニュー・シネマ・パラダイスを見た時のような、ノスタルジー系!
時空を超えて階段をのぼるジェンマに涙!
年末の暇つぶしで、軽いノリで見たのに、
終わったあとは、この映画に巡り会えた事に感謝。
「人は過ちを犯すものだ」という前提で物語が進んでいくので、
人々が寛容。そこ、勉強させてもらった。
最初は「こいつら大ざっぱだな〜!」て思ってたけど。
細かい事を気にしてたら、大きな幸せを取り逃がしてしまう、って事ですかね〜。
年末年始に見るのにとっても良いです(内容的にも)。
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