「設定が悪すぎのひとこと」ネイビーシールズ ローグ・ネイション kennyさんの映画レビュー(感想・評価)
設定が悪すぎのひとこと
いやネイビーシールズって、米軍特殊部隊の中でもトップの存在じゃないすか。海軍を代表するトップ部隊。その活躍を描く映画なら普通、「敵地奥深くへの潜入(特殊スキル駆使)」「頭脳派だが残忍な敵テロリストとの頭脳戦」「特殊潜航艇+リブリーザー/砲塔搭載ボートを吊り下げる特殊ヘリ/偵察ドローン/等の特殊兵器がこれでもかと登場」とか思うじゃん。わくわく要素として。だが本作にはこれらはまったくない。
主役側はネイビーシールズ設定だが、特殊部隊らしい描写は全くない。それどころか見てるとただの間抜けで、味方同士で延々怒鳴り合ってるだけ。まともな指揮系統も戦闘戦略もない、烏合の衆。敵のがよっぽど有能に見える謎の脚本で大笑い。それに敵にしても実は有能でもなんでもなくて、ただ内部で揉めてないだけ主役側よりマシという情けなさ。
しかも特殊部隊らしい活躍は全くしない。捕虜移送任務に赴くがそこで襲撃を受け、以下ずーっとその中でうろちょろ逃げてるだけ。「ネイビー(海兵)」シールズなのに海関係の活躍すら皆無。どんだけ低予算なんだよとしか思えない。
まともな脚本家と戦闘アドバイザー雇いなよとしか言えない映画。
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