「なぜ、どうしてと自問自答しながら。」銀平町シネマブルース はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ、どうしてと自問自答しながら。
下町の借金まみれの小さな映画館“銀平スカラ座”に流れついた近藤。そこに集うちょっと風変わりな常連達と支配人の梶原。映画の力を借りて近藤が再び生きる目的を掴み取るため進み始める。
映画って一体何なのか。時代はデジタルへ。シネコンに高性能スピーカー。3D。ふっかふっかのシートに次々でる新作フード。そんな中踏ん張り続ける全国の小さな映画館へのエールのような本当に素敵な1本で、佐藤さん同様合唱したい気分になりました。
突然いなくなってしまった大切な人への想いも詰め込んで、拍手の中幕が上がる。めちゃめちゃ渋すぎるキャスティングで特に小出恵介は何かと説得力があった。近藤はこれからも生きていく。自問自答しながら。
そういえば昔、銀のエンゼル観てた時中盤くらいでフィルムが切れて中断したことあったなぁってふと思い出した。帰りに無料券貰ったな。私の映画館の思い出。
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