「【性に奔放で寛容な国フィンランドで生きる3人の少女の物語を描く自由でジェンダークィアな青春映画。三人の少女が、自身の想いを自由を獲得する方法を学んでいく姿が素敵な作品である。】」ガール・ピクチャー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【性に奔放で寛容な国フィンランドで生きる3人の少女の物語を描く自由でジェンダークィアな青春映画。三人の少女が、自身の想いを自由を獲得する方法を学んでいく姿が素敵な作品である。】
■クールで皮肉屋なミンミと、素直なロンコ。
親友の2人はいつでも恋愛やセックスの不安や期待にまつわるおしゃべりを楽しんでいた。
出会いを求めてパーティにやってきたロンコ。一方、付き添いで来たミンミは、フィギュアスケーターのエマと急接近する。
◆感想
・東洋の日いづる国に住むオジンサンにとっては、可なりドキドキする作品である。
ー えーっと、私が遅れているんでしょうか? けれどもオイラが高校生時代に付き合っていた女の子から、クン二リングスを指導された経験は、胸を張って言うが全くなし!-
・フィンランドの人達にとっては、若い頃から人生=セックス(変な意味ではない。)と言うのが普通なんだろうな。
■この作品が、沁みるのはミンミと、ロンコの性にまつわる言葉の遣り取りや、ミンミが出会ったフィギアスケートの選手で行き詰まっているエマとの出会いであろうな。
ミンミが、自分達とは違うフィギアスケートの頂点に立とうとするエマの姿を見て、彼女がルッツが巧く出来ず悩む姿を見て、抱きしめる姿。
<今作は、子供と大人のはざまにいる3人の少女が“こうあるべき自分”を思い描き、つまずき、失敗しながらも誰かと寄り添い、自由を獲得する方法を学んでいく姿が素敵な作品である。>
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