パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女のレビュー・感想・評価
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パク・ソダムの激クールドラテク
のっけからカーアクションがすごいの。依頼人を乗せたと思ったら、前から追っ手がやってくる。バックギアでフルスロットルで発進して、頃合いをみてスピンターンで方向転換。ペダルワークもバッチリ見せてくれるし、パク・ソダムのクールなドヤ顔がたまらない。
プロローグで、アドレナリン出まくりなんだけど、成り行きで子連れになってからは、アクションも加わってますます面白くなる。子役のチョン・ヒョンジュンは、やっぱり上手いよね。クリクリカーリーヘアーで泣きじゃくったり、勇気を出して行動したり、とにかく可愛い。
主人公の雇い主役のキム・ウィソンと国家情報院の捜査官役のヨム・ヘランの2人がいい味出しているんだよね。どこか抜けてそうなオジサンとオバサンがグロいシーンをいい塩梅で中和する。
後半からは、さすがに予算がないのかカーチェイスが少なくなるけど、悪役がえげつない事をするので、怒りのマグマが溜まります。血しぶきを浴びたパク・ソダムに気持ちをライドしてボルテージは最高潮。
あー、スッキリした。
パク・ソダムって美人じゃないけどいい女ですよね!
続編決定!(?)
今回は冒頭から言いきっちゃいます。
もうこれは「続編決定!(なんでしょ?、って言いきってませんがw)」と言わざるを得ないのが現状です。え?「何故?」って?それはもう自分の目で劇場で確かめて欲しいのですが、しょうがない、ちょっとだけ理由を書きましょう。
まずは言うまでもないと思いまずが「パク・ソダムが素敵過ぎる」。
彼女の表情も、声も、アクションも、部屋で愛猫との戯れも、観てて飽きない。もっと観たい。もう、続編作らないなんて馬鹿なんじゃないのと思います。(すみません、言葉が過ぎました。。)この点においてはおそらく異論のある人いないと思います。まさに逸材。
そして韓国映画における最大の魅力は本作でも裏切られず「ヴィランが最高」。
ソン・セビョク、クソ野郎過ぎてもはや笑えます。(言葉が過ぎました2)手下たちも相当なキャラクター揃いなのに、ちゃんとこいつが「揺るぎないトップ」だと、全く疑う余地がありません。だからこそ、いざ対決となった際のカタルシスが大きくなります。
そしてそして、ここからはやや推測めいていますが、
まだまだ語られつくしていないキャラとして「ミヨン」がいます。
まさかヨム・ヘランをこれで使い捨てては勿体ない。多分、ウナとの前日譚エピソード、いろいろあるんでしょ。次に取っておいてるでしょ?もう解ってますがな。ね。
さらに、こここそは多くを語れませんが、「最後の展開」は果たしてどうなのか?
と思いつつ、「ははーん、エンドクレジット後に?」と待っていたらそのまま終わってしまい、逆に気づきましたよ。「続編あるでしょ」って。皆さんもね、ネタバレサイトとか探しても無駄ですよ。だって、次回へのフリだもん、絶対。
さて、こんな感じで十分に味わって楽しんだ私のもう一つの「これってもしかして」は邦題。
今回も『パーフェクト・ドライバー』なんてダサいタイトルにしてさらに変な副題までつけていますが、普通に『特送(Special Delivery)』で良いやん、と思ってから気づきました。もしかして「ドライバー」ってダブル・ミーニング?だとしたら、それはそれでダサいっすw
まぁ取り敢えず、『パーフェクト・ドライバー2(なのかな?)』期待して待ってます!
めちゃくちゃ面白かった!
【”フォロー・ユー”韓国アクション映画のカーチェイス&カーアクションの凄さに瞠目した作品。超凄腕女性ドライバーと、小さな泣き虫逃亡者との関係性の変化も映画に彩りを与えています。】
ー 冒頭の、韓国・釜山の坂の多い狭い道路でのカー・チェイス&カー・アクションの凄さに、一気に魅入られる。-
◆感想
・冒頭の釜山の狭い道でのカーチェイス。
海外に逃亡しようとする男を乗せたウナ(パク・ソダム)は追っ手を撒くために、高速スピンターンでピタッと路駐している車と車の間に縦列駐車するシーンや(このシーン、VFX使っていないなら、凄いと思ったな。)車幅+50センチ位の狭い狭い路地に高速で突っ込んで行くシーンや(当然、追っ手の車は側壁にぶつかり動けなくなる。)列車が直前まで来ている踏切内でドリフトでギリギリ列車を交わすシーンなど、アメリカのカー・チェイス&カー・アクションとは違ったコリアンテイストのカーアクションに圧倒される。
・悪徳警官ギョンピル(ソン・セビョク)が仕切る野球賭博で、ブローカーをしていた元プロ野球選手のキム・ドゥシク(ヨン・ウジン)は、ギョンピルの組織から大金と、銀行に300億ウオン(30億円)預けてある金庫のキーを盗み取り、息子のソウォンと共に国外逃亡を図るが・・。
ー 内心、”悪徳警官とは言え、あそこまで悪事に手を染めたり、裏組織を作ったり出来るのかな・・。”と思いつつ、悪徳警官ギョンピル達の執念深い姿を、イロイロと脳内で突っ込みながら鑑賞。サイコパスな警官もいるし・・。-
・ウナとソウォンの関係性の変化も、見所であろう。
ー 父を殺されて、泣き止まないソウォンを最初は、鬱陶しそうに扱っていたウナが、ペク社長(キム・ウィソン)の指示で人身売買の男にソウォンを引き渡した後、思い直し取り返しに行くシーン。
リスクが伴うのに・・。ウナはソウォンの姿を見て、自分が幼き頃に脱北した事を思い出したんじゃないかな。-
・ギョンピル達からの執拗な追跡シーン。
ー 立体駐車場でのカーチェイス&カーアクションシーンも見応えがある。サイコパス警官の車を巻くために、ウナはわざとバックで自分の車のドアをぶち壊し追跡を妨害したり、スプリンクラーを作動させ、ハイビームで目を眩ませ、フロントtoフロント状態からわざとバックドリフトで抜け出し、サイコパス警官の車、立体駐車場から落下・・。
凄く、考え抜かれたシーン満載である。-
・それでも、ギョンピル達はペク社長の海沿いに立つ、ボロッチイ会社を襲撃し・・。
ー ここは接近格闘戦である。
血だらけで床に横たわる”恩ある”ペク社長の姿を見たウナは、一人会社の中に飛び込んでいく・・。-
・ラスト前のギョンピルがウナを自らの身体とともに海底に引き込もうとするシーンも、”ああ、もう駄目か・・”と思ったら・・。
ー あれは、ギョンピルに足首に掛けられた手錠を、ソウォンが忘れ物の多いウナのために、鍵とかマイナスドライバーとか”必需品”をリングで一緒にしたモノで外したんだよね!ー
<ラストシーン。
ソウォンが楽しそうに施設から幼稚園に入所し、その帰り道に静かに近づいて来た車から流れてきた、”フォロー・ユー”。
最早、孤独な脱北者だった、ウナの大切なモノは猫だけではなくなった事が分かる、爽やかなシーンである。
今作は”凄いな、韓国映画の見る側を驚かせる数々のカーアクション・・”と思った作品である。>
パクソダムの凄さに完敗
主人公のクールな格好よさが最大の魅力
ストーリーとしては、よくある「逃がし屋」の話で、カーチェイスも、アクションも、そこそこ楽しめるのだが、この映画の最大の魅力は、やはり、主人公のキャラクターに尽きるだろう。
良くも悪くも「能面」のような顔をしたパク・ソダムは、絶対絶命の難局を顔色一つ変えずに乗り切っていくクールな女性ドライバーの役にピタリとはまっている。
ただ、その反面、何を考えているのかがよく分からず、感情移入しにくいという難点もあるのだが・・・
彼女の過去や、仕事の動機などを描き込むことによって、「カッコいい」だけではない、もっと深みのあるキャラクターを作り出せたのではないだろうか?
ラストで、彼女には、ずば抜けたドライビング・テクニックだけでなく、極めて高度な格闘戦能力もあることが明らかになるが、いつ、どこでそのような能力を身に付けたのか、なおさら、彼女の過去が知りたくなってしまった。
もう一つ残念なのは、クライマックスの宿敵との決着のつけ方で、ここでは、やはり、カーチェイスを使ってもらいたかったと思うのである。
これぞプロの仕事‼️
ちゃんと作り込みました‼️
スタッフ、キャストのそういう取り組み姿勢が、どの細部からも伝わってくる、とても気持ちの良い好感度の高い映画です。
細部ってどういうこと?
たとえば、飲酒運転はダメだ!という社長。
平気でポイ捨てをする悪徳警察官。
それぞれ単独では何てことのないシーンですが、サラッと挿入するだけで、鍵とカネを巡って争う対立軸が、単に奪おうとする側、守ろうとする側ということに留まらず、精神性における邪悪と善性の闘いであることが、無意識のうちに刷り込まれます。当然、感情移入の度合いも高まることになる。
或いは、ソウォンがオンボロの中古車のエンジンをドライバーでかけるのに成功するシーン。この時、2人の相棒としての関係性が始まる(深まる)ことが、明確に印象付けられます。
冒頭の二人組配送を成功させる一連のシーンは、まさに007方式‼️
これが主人公の日常であり、生業(なりわい)なのだと、見事に手に汗握るアクション映画の世界に没入させられます。
韓国映画界のプロたちが、プロとして請け負った仕事を、特段の気負いもなく、プロらしい手抜きのない職人技でキチンと仕上げてくれました。
公開初日に、その見事な仕事ぶりをたっぷりと堪能できて、とてもラッキーです。
余談ですが、そのあまりのやっつけ仕事、手抜き振りに絶句した『ラプラスの魔女』を思い出してしまいました。
【追記 2023.1.21】
2021年に読んだ本によると、韓国には、国公立、私立合わせて映画・演劇学部のある大学が95あり、人口比では日本の約20倍だそうです。
韓国の俳優たちの多くは、大学で演劇を基礎から学ぶので、民族衣装を着て殺陣をやるのも授業で経験する基本的なことのひとつになっているそうです。演劇を学べる環境を民間に頼っているのは多くの先進国の中でも日本だけかもしれません。
また、国内市場(人口…日本約1億2千万人、韓国5千万人)の規模が限定的なため(国内市場だけでは食っていけない)、韓国は作品が世界でも通用する普遍性を強く意識している(脚本も基本はチーム制らしい)のに対し、日本は国内の一定層向けでも〝食っていける〟(海外に通用する普遍性を追求しなくてもやっていける)という違いもあるようです。
素晴らしかった
車の運転が大好きなのでとても楽しい。結末はどれだけすごいカーアクションなのかとわくわくしていたら、スリリングな殺し合いだ。主人公の女の子の抱えるものが大きくて、考えるだけで圧倒される。子どもを引き取って一緒に暮らすのかと思っていると施設に預けられているし、そもそもあの海で敵に手錠を掛けられた状態からどうやって脱出したのだろう。
主人公のたたずまいと特に一重の目がいい。意思の強さを感じさせるし、何事にも屈さず、決して諦めない感じがしてかっこいい。あんな風に粗暴な運転をしてみたい。ゴールド免許なので絶対にしないけどしてみたい。
サム・ペキンパーのようなハチャメチャ感がる
「パラサイト 半地下の家族」で家庭教師の役をやったパク・ソダム主演のアクション映画、まずは、韓国の映画って毎回言うけど、凄いよね・・・日本映画とはレベルが比べられない程の勢いがあるよね。
また、やる時は、徹底的にやる部分もよく、グロいシーンが嫌いな人には、少し行き過ぎた感があるけど、しかし、俺は好きだよね、何とも本作品には、サム・ペキンパーのようなハチャメチャ感があっていい、またカーアクションシーンは、本当に迫力があって、韓国の裏通りで撮影されているのかな、日本的に言えば、住宅地を車を走らせるシーンは、出来ないだろうな・・・そう言う意味では、国をあげて映画をバックアップしてくれる国の作品には勝てないよな・・・
ただ、強いているのなら、韓国映画特有のコメディタッチと言うのかな・・・ちょっとふざけたノリがいまひとつかな・・・
それとも、韓国の人って普段からああ言った表現なのかな・・・
最初から終わりまで硬派なノリで行ったもらった方が良かった。
お話の方は、よくある内容ですが、ま、しかし、全編一気に楽しまるので、良かったな・・・
カッコいいハンドルさばきに拍手
迫力あるカーチェイス
安全運転
なんか普通(^_^;)
(オンライン試写会につき、ネタバレなしでも一律ネタバレ扱い)
今年14本目(合計667本目/今月(2023年1月度)14本目)。
filmmarksさんのご厚意で一足早くみることができました。感謝です。
大阪市で韓国映画といえばシネマートと「相場」が決まっているのですが、シネマートでは放映なし…。どこで放映するんでしょうか…。
さてさて。
「ワケあり何でも配送します」の配送業者の女性が主人公。最初は「人を乗せて運んでほしい」という依頼(日本ではタクシーなどにおよそ相当しうる)かと思えば、実はその「人」に秘密があり、主人公はとんでもないアクシデントに見舞われ、あっちこっち逃げざるをえなくなる、というカーチェイスものです。一言でいえば「カーチェイスもの」ですが、アクション的な部分も結構ありますし、日本の隣国という事情から、一部わかりにくい点も結構文化上の類推はききます。
(オンライン)試写会であるという事情から採点基準は緩やかにしていて、特に気になる点は見当たらないのでフルスコアにしています(あえていえば、上記のように「カーチェイス」の中で訪れる市街の看板の訳が不足しているかな…とは思いましたが、そこがチゲ屋でもヤンニョムチキン屋でも別に展開上関係はしません)。
実際の映画館での正規の公開日はもう少し後になるようですが、放映されていれば対抗以上になるのでは、と思えます。
全156件中、141~156件目を表示











