パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女のレビュー・感想・評価
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主人公のクールな格好よさが最大の魅力
ストーリーとしては、よくある「逃がし屋」の話で、カーチェイスも、アクションも、そこそこ楽しめるのだが、この映画の最大の魅力は、やはり、主人公のキャラクターに尽きるだろう。 良くも悪くも「能面」のような顔をしたパク・ソダムは、絶対絶命の難局を顔色一つ変えずに乗り切っていくクールな女性ドライバーの役にピタリとはまっている。 ただ、その反面、何を考えているのかがよく分からず、感情移入しにくいという難点もあるのだが・・・ 彼女の過去や、仕事の動機などを描き込むことによって、「カッコいい」だけではない、もっと深みのあるキャラクターを作り出せたのではないだろうか? ラストで、彼女には、ずば抜けたドライビング・テクニックだけでなく、極めて高度な格闘戦能力もあることが明らかになるが、いつ、どこでそのような能力を身に付けたのか、なおさら、彼女の過去が知りたくなってしまった。 もう一つ残念なのは、クライマックスの宿敵との決着のつけ方で、ここでは、やはり、カーチェイスを使ってもらいたかったと思うのである。
これぞプロの仕事‼️
ちゃんと作り込みました‼️ スタッフ、キャストのそういう取り組み姿勢が、どの細部からも伝わってくる、とても気持ちの良い好感度の高い映画です。 細部ってどういうこと? たとえば、飲酒運転はダメだ!という社長。 平気でポイ捨てをする悪徳警察官。 それぞれ単独では何てことのないシーンですが、サラッと挿入するだけで、鍵とカネを巡って争う対立軸が、単に奪おうとする側、守ろうとする側ということに留まらず、精神性における邪悪と善性の闘いであることが、無意識のうちに刷り込まれます。当然、感情移入の度合いも高まることになる。 或いは、ソウォンがオンボロの中古車のエンジンをドライバーでかけるのに成功するシーン。この時、2人の相棒としての関係性が始まる(深まる)ことが、明確に印象付けられます。 冒頭の二人組配送を成功させる一連のシーンは、まさに007方式‼️ これが主人公の日常であり、生業(なりわい)なのだと、見事に手に汗握るアクション映画の世界に没入させられます。 韓国映画界のプロたちが、プロとして請け負った仕事を、特段の気負いもなく、プロらしい手抜きのない職人技でキチンと仕上げてくれました。 公開初日に、その見事な仕事ぶりをたっぷりと堪能できて、とてもラッキーです。 余談ですが、そのあまりのやっつけ仕事、手抜き振りに絶句した『ラプラスの魔女』を思い出してしまいました。 【追記 2023.1.21】 2021年に読んだ本によると、韓国には、国公立、私立合わせて映画・演劇学部のある大学が95あり、人口比では日本の約20倍だそうです。 韓国の俳優たちの多くは、大学で演劇を基礎から学ぶので、民族衣装を着て殺陣をやるのも授業で経験する基本的なことのひとつになっているそうです。演劇を学べる環境を民間に頼っているのは多くの先進国の中でも日本だけかもしれません。 また、国内市場(人口…日本約1億2千万人、韓国5千万人)の規模が限定的なため(国内市場だけでは食っていけない)、韓国は作品が世界でも通用する普遍性を強く意識している(脚本も基本はチーム制らしい)のに対し、日本は国内の一定層向けでも〝食っていける〟(海外に通用する普遍性を追求しなくてもやっていける)という違いもあるようです。
素晴らしかった
車の運転が大好きなのでとても楽しい。結末はどれだけすごいカーアクションなのかとわくわくしていたら、スリリングな殺し合いだ。主人公の女の子の抱えるものが大きくて、考えるだけで圧倒される。子どもを引き取って一緒に暮らすのかと思っていると施設に預けられているし、そもそもあの海で敵に手錠を掛けられた状態からどうやって脱出したのだろう。
主人公のたたずまいと特に一重の目がいい。意思の強さを感じさせるし、何事にも屈さず、決して諦めない感じがしてかっこいい。あんな風に粗暴な運転をしてみたい。ゴールド免許なので絶対にしないけどしてみたい。
サム・ペキンパーのようなハチャメチャ感がる
「パラサイト 半地下の家族」で家庭教師の役をやったパク・ソダム主演のアクション映画、まずは、韓国の映画って毎回言うけど、凄いよね・・・日本映画とはレベルが比べられない程の勢いがあるよね。 また、やる時は、徹底的にやる部分もよく、グロいシーンが嫌いな人には、少し行き過ぎた感があるけど、しかし、俺は好きだよね、何とも本作品には、サム・ペキンパーのようなハチャメチャ感があっていい、またカーアクションシーンは、本当に迫力があって、韓国の裏通りで撮影されているのかな、日本的に言えば、住宅地を車を走らせるシーンは、出来ないだろうな・・・そう言う意味では、国をあげて映画をバックアップしてくれる国の作品には勝てないよな・・・ ただ、強いているのなら、韓国映画特有のコメディタッチと言うのかな・・・ちょっとふざけたノリがいまひとつかな・・・ それとも、韓国の人って普段からああ言った表現なのかな・・・ 最初から終わりまで硬派なノリで行ったもらった方が良かった。 お話の方は、よくある内容ですが、ま、しかし、全編一気に楽しまるので、良かったな・・・
カッコいいハンドルさばきに拍手
ゴズりんの’ドライヴ‘やアンセルの‘ベイビードライバー’に引けを取らないドライブテクニック🚗💨🚘💨ミッション車BMWの、カッコいいハンドルさばきに見惚れる。スパイ並に強くて頼もしいアクションも見どころです。28歳のお姉様にもアジュンマ(おばさん)と呼ぶのね〜。相変わらず血まみれの韓国作品ですが、主人公ウナの脱北前後のストーリーも見たかった!伏線回収も忘れないラストがナイス🤩で良かったです。
迫力あるカーチェイス
オンライン試写会で鑑賞させて頂きました。映画冒頭のカーチェイス、迫力がありました。顔色を変えずにピンチを乗り越えるウナがとてもカッコ良かったです。あることがキッカケで一緒に逃亡することになった男の子、ソウォンとの徐々に生まれる絆に胸が熱くなりました。
安全運転
2023年1月11日 映画 #パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女 (2022年)鑑賞 #パラサイト半地下の家族 の #パク・ソダム さんが凄腕の運び屋を演じるカーアクション映画 ヤクザまがいの悪徳警官との死闘が見もので、最後まで緊張しっぱなしです @Filmarks さん試写会ありがとうございました。
なんか普通(^_^;)
Filmarksのオンライン試写会に当選した(^o^)v。劇場で予告を観て、楽しみにしていた作品なのでうれしい。 洋画でおなじみの“逃がし屋”の話だと思っていたが、こちらは“運び屋”だった。金次第でどんな訳あり品でも運ぶ。 ドライバーが女というのは初めてかもしれない。『パラサイト 半地下の家族』で長女を演じたパク・ソダムが、クールで凄腕のドライバーを演じる。 まあ、おもしろかったんだけど、これといって見せ場がない。ストーリーも、カーアクションも、キャラクターすらも普通に感じてしまい、淡々と観てしまった。やっぱりこういう映画は劇場で観なきゃダメなのかな?
(オンライン試写会につき、ネタバレなしでも一律ネタバレ扱い)
今年14本目(合計667本目/今月(2023年1月度)14本目)。
filmmarksさんのご厚意で一足早くみることができました。感謝です。
大阪市で韓国映画といえばシネマートと「相場」が決まっているのですが、シネマートでは放映なし…。どこで放映するんでしょうか…。
さてさて。
「ワケあり何でも配送します」の配送業者の女性が主人公。最初は「人を乗せて運んでほしい」という依頼(日本ではタクシーなどにおよそ相当しうる)かと思えば、実はその「人」に秘密があり、主人公はとんでもないアクシデントに見舞われ、あっちこっち逃げざるをえなくなる、というカーチェイスものです。一言でいえば「カーチェイスもの」ですが、アクション的な部分も結構ありますし、日本の隣国という事情から、一部わかりにくい点も結構文化上の類推はききます。
(オンライン)試写会であるという事情から採点基準は緩やかにしていて、特に気になる点は見当たらないのでフルスコアにしています(あえていえば、上記のように「カーチェイス」の中で訪れる市街の看板の訳が不足しているかな…とは思いましたが、そこがチゲ屋でもヤンニョムチキン屋でも別に展開上関係はしません)。
実際の映画館での正規の公開日はもう少し後になるようですが、放映されていれば対抗以上になるのでは、と思えます。
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