「圧倒的なグロさ」テリファー 終わらない惨劇 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的なグロさ
このデイミアン・レオーネという監督は映像作家というよりは特殊メイクアップアーティストが本職らしく、とにかくグロい描写に注力された作品。
スプラッター映画というジャンルでは、かの巨匠ルチオ・フルチに次ぐ存在と言ってもいいかも知れない。
プロローグもなく、最初のシーンからアート・ザ・クラウンを登場させるあたりは、ホラー映画ではなく、あくまでもスプラッター映画だということを宣言しているかのよう。
ただ、ストーリーは薄いので、「こんな残虐な殺戮シーンを考えつきました」というプレゼンテーションのようだとも言える。
それに、全体的に映像も粗く、編集も雑でクライマックスのグダグダも含めてB級映画感が満載なのだが、アート・ザ・クラウン役のデビッド・ハワード・ソーントンのピエロっぽいパントマイムの動きだけはしっかりしていて、何とか体面を保っている。
そして、男性客なら主演のシエラ役のローレン・ラベラのエロいカラダも必見。続編でも出演するようなので楽しみ。
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