非常宣言のレビュー・感想・評価
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ホラー映画より数倍怖かった。
『非常宣言』鑑賞。
*主演*
ソン・ガンホ
イ・ビョンホン
*感想*
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします!
2023年1本目の映画は、去年から気になっていたこちらの韓国映画。ソン・ガンホとイ・ビョンホン目当てに鑑賞しました。
これはめちゃめちゃ面白かった。最初から最後までスリル満点。カメラが常に揺れているのが逆に緊張感を与えてくれてこれも凄く良かった。
地上にいるソン・ガンホ、上空にいるイ・ビョンホンがそれぞれ交互に活躍!
ストーリーは単純明快で、飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いた作品で、「新感染」のような乗客同士の人間模様がちょっと薄かったような気がしますが、飛行機に乗ったイ・ビョンホンの奮闘っぷりが良かった。伏線も張られてあったし、ネタバレになるので、ここでは書きませんがとにかく奮闘はします!
一方、地上にいるソン・ガンホは刑事であり、チーム長。飛行機内でウィルステロが発生し、機内には奥さんが乗っている為、ウイルステロ事件を捜査する為にこちらも奮闘します! アクションシーンはそこまで無かったものの、マスコミ、政府まで巻き込んだ、壮大なスケールに発展し、犯人は何故、ウイルスを撒いたのか、犯人の背景に迫る!
地上と上空の描き方のバランスが良くて、機内で少しずつ乗客が一人ずつ感染していく所がめちゃめちゃ怖い。飛行機内のパニックシーンは強烈で、飛行機が傾くシーンは見てて、マジで怖かった。。着陸するのかしないのか、ハラハラしたし、ドキドキしたな~
飛行機の中だから、まさに密室で、ぶっちゃけホラー映画よりも数倍怖かった!(^^;
気になる所はあるっちゃありますが、、でも、映画としては、スリリングだったし、犯人がなかなかのサイコパスで、めちゃめちゃ良かったです!
飛行機に乗るのが怖くなった、、、(笑)
70年代パニック映画のお約束にリアルな社会風刺を滲ませて究極の選択に迫られた人々の葛藤と決断をビビッドに描写した壮大な人間ドラマ
仁川空港。ハワイ行きのKI501便に娘と共に搭乗したジェヒョクはチェックイン後自分達にしつこくつきまとってきた不審な男が乗ってきたのを見かけて不安に駆られていた。同じ頃妻とのハワイ旅行をキャンセルした刑事ク・イノはネット上に投稿された飛行機でのバイオテロ予告の動画について捜査を開始していた。聞き込みで訪れた集合住宅で異臭に気づいたク・イノは施錠されていない住居に立ち入ると・・・。
冒頭からマスク拒否騒動等のコロナ禍でのトラブルに発想を得たかのような描写でサスペンスを目一杯煽ります。予告は航空パニックスリラーという側面ばかりを強調していますが、実際はもっと深いテーマと社会風刺に貫かれた人間ドラマ。閉鎖空間でのウィルス感染によって露わになる人間の本性が激しくぶつかり合う様を丹念に描いている点は1970年代に隆盛を極めたパニック映画群の展開に忠実です。悪く言えばご都合主義がそこかしこに散りばめられているわけですが、次から次へと究極の選択に迫られる登場人物達の葛藤がリアルなので全く気になりません。
当然ドラマを力強く牽引するのがジェヒョクを演じるイ・ビョンホンとク・イノを演じるソン・ガンホ。二人の熱演は『エアポート’75』のチャールトン・ヘストンとジョージ・ケネディ、『タワーリング・インフェルノ』のポール・ニューマンとスティーブ・マックィーン、『ポセイドン・アドベンチャー』のジーン・ハックマンとアーネスト・ボーグナインらと肩を並べるもの。そんな屋台骨があるのでテロの実行犯を演じるイム・シワンや副操縦士ヒョンスを演じるキム・ナムギルといった助演陣の存在も鮮やかに映えます。
本作で想定外の活躍を見せるのが国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨン)。突然のバイオテロに狼狽しながら何とか機体を着陸させようと奔走する中で自身の使命に目覚めていく勇壮がドラマをキリッと引き締めます。
もちろんそんなドラマが映えるのはテクニカルな撮影テクニックによるもの。旅客機内を再現したセットをぐるぐる回転させながら撮影したカットは目玉と言えますが、個人的に目を疑ったのはク・イノが運転する車が市街でクラッシュする様を車内から捉えたカット。路上で激しく転倒しながら車体が歪んでいく様は一体どうやって撮影したのか見当もつきません。恐らくはフィルム撮影も多用されていて現代劇なのにノスタルジー溢れる光彩がドラマを飾っている点も注目すべき点。その堂々たる風格に、東映の70周年記念の大作なのにクソダサいセリフとアホみたいにチャチい城の全景CGが盛大に興醒めを誘う『レジェンド&バタフライ』が裸足で、いや秀吉が温めた草履で逃げ出すレベルだと思います。
飛行機✈️怖っ❗️
ウィルス感染殺人の物語だけど、そっちより飛行機が落ちる?落ちない?が気になる!
何故かスタートから映画館が機内みたいで同じく乗ってる気分での鑑賞スタート。
今は爆弾より、ウィルスね!
脇に入れるとか、痛っ!見てられなかった。
政治のやり取りがイラッとする!ムカムカ、、、
ちょっと韓国映画にしたら長めだったこけど、面白いからあっという間だった。
最後に流れた月の光
チョイスがいい。さすが。
聴きながら帰りました。
ガンホさん出 安全。
ガンホさん出演なのでまー、面白いだろうと鑑賞しました。
間違いはありませんでした。
航空機内のウィルスものと言う事で、大体はあんな感じの映画だろうと思いましたが、予想を上回りました。
個人的に韓国の作品はストーリー凝ってて、それがいいか悪いかの作品に別れると思いますが、非常宣言はいいほうに充分傾いている良作です。
劇場で是非のオススメです。
予想以上に良い
韓国映画は殆どが当たりなので、今回も期待して観たが予想以上だった。泣ける部分があるが、自然と涙が出ていた。人間とは、人生とは、自分もいつの間にか映画の中に入り込んでしまっていた。何度も諦めた。何度も歯を食いしばって耐えた。それが人生なんだと。いい映画です。
知人から「ゾンビ映画の新作が出るよ!」と釣られました
ゾンビ映画が好きな私のために知人から「新しいゾンビ映画が1月に上映するらしい」と言われ、あらすじも見ず何も調べずで鑑賞しました。
上陸した飛行機のなかでゾンビウイルスが蔓延し乗客が混乱のなか地上でもゾンビ化が進み...みたいなストーリーだと勘違いしてました。
どんな状態でもテロ予告があれば政府や警察が何かの行動を起こすのでは??と気になりましたが楽しく見ることができました。
犯人も拘束しやっとでハワイに着陸出来る...!そんな気持ちを打ち砕くように飛行機が進む方向を変えたときの絶望を照らす夕日がとても綺麗でした。
人間が希望をもった瞬間も良いですが、壊れる瞬間も心打たれるものですね。
最後、一番地上で頑張ったであろうチーム長が生き残った乗客以上にダメージを受けていて、どんな絶望の瞬間よりも心にくるものがありました。
勘違いから見た作品でツッコミどころがありますが楽しむことができました。
緊張感の続くエンタメパニックスリラー
未知のウィルスを使ったテロ事件が、飛行機という完全に外界から切り離された密室空間で起きる事で、様々な感情や思惑が入り乱れる様を、終始緊張感が続きハラハラドキドキ先の読めない展開で楽しませる流石の韓国印エンタメ映画でございました。
本作では、飛行機の乗客・客室乗務員・地上で事件解決に奮闘する刑事・判断を迫られる政治家・無事を祈る残された家族、そして未知のウィルスが国内に持ち込まれる事に怯える人々という、各立場からの想いや言動がリアルに描かれます。どれも間違っていないし気持ちも分かる。もし違う答えを出しても、誰も責められない。登場人物皆んなに感情移入でき、コロナ禍を経験したからこそ、色々考えさせられました。
バイオテロによる恐怖以外にも、揺れまくる機内の様子がしっかり描かれていて本当に怖かったですし、SNSを通して国民の反応がリアルタイムで見えてしまう残酷さなど、絶望の描き方が素晴らしく、だからこそ僅かな希望への期待が高まり、何度も「もうダメだ…いやイケるか?!」が訪れて約2時間半全く飽きずに楽しめました。
完全なるハッピーエンドではない終わり方も、良かったです。面白かったー!!
うーん…。「大怪獣のあとしまつ」でいわれていたことが現実に起きたか…?
今年5本目(合計658本目/今月(2023年1月度)5本目)。
例のごとく韓国映画。この手の映画は韓国映画はひとつ抜きんでた感じがありますね。
予告編や特集その他で結構丁寧に描かれているし、「どうやってバイオテロから脱するのか」という論点があることは容易にわかります。
日本映画はこうした点は苦手だし、日本においては「飛行機を扱う映画」はどうしても少なめな印象があり(日本はいくつか凄惨な航空機事故を経験しているため)、この点に限っていえば韓国や台湾など、隣国が一歩抜きんでている感じです。
ヒントになる描写も多いし、なるほどね、というところです。1度見れば8割ほど理解できますが、2回見ても良いのではないか…と思います。
一方でこの映画、少なからずの方が書いているように、「やはり特殊な論点」があります。一歩間違えると「映画の中では民間どうし仲良くしましょう」でありながら、火種になりかねない点です。
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(減点0.3/日本の対応について配慮が足りないが、「大怪獣~」とのバランス)
・ 映画の趣旨的に、全容がわかっていないこうした「危ない飛行機」の緊急着陸を認める国、認めない国に関する描写があります。これは「基本的には」各国の裁量になります。日本でもそうでただ、この映画、「日本への着陸を阻止する」ために武力を出している点がかなり気になります。日本ではこうしたことをしないからです(仮にでもやれば、国連等で非難決議を喰らうような事案です)。
そしてこのことは、「大怪獣~」において、「趣旨もなく隣国(結局、韓国)を害するような描写がある」と書きましたが、その「趣旨返しをされたのか…」と思える点もあります(あくまでも推測)。ただ、「先に仕掛けた」のは日本ですので、この程度は韓国も「趣旨返し」をされても仕方なし(少なくとも積極的に韓国映画の当該描写について、配慮が足りないと強く非難することは、「大怪獣~」の前例がある以上、できない)という立場です。
とはいえ、日本でこういうことをやるとどうなるか、ということは、「政治と民間交流は別」という建前では、もう少し配慮が欲しかったとは思うものの、上述通り、「特定の隣国(結局、韓国)について、不穏当な描写があった」のが「大怪獣~」で、先に「仕掛けた」のが日本である以上、この程度の趣旨返しをされるとしても減点幅はこの程度です(かつ、映画の趣旨として、御覧になった方はご存じの通り、もし日本が邪魔していなかったら、ストーリーが全然違うものになるので、ここは「趣旨返しが何だの」という点以上に、「そうしないと映画のストーリーが成り立たなくなる」(換言すれば、他の部分で時間稼ぎするしかなくなる)という、映画自体の論点もあり、その限りにおいては減点幅はこの程度でしょう。
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とても良くできてる
アクション・サスペンス作品としてとても高水準。
脚本や編集や演出がうまくてハラハラドキドキとても楽しめる。
うまいなーと感心してしまった。
ハリウッドで英語作品としてリブートされると思う。
退屈じゃないがもっと丁寧に作るべきだ
退屈じゃないし、上手く構成すればそれこそハリウッドライクな映画に出来たのに構成が雑でもったいない。アメリカと日本の対応も、リアルに考えれば絶対にああはならない。雑過ぎる。反米・反日の意図が制作側にないのはのはわかる(その後の展開を見れば)。だったらそこは慎重に描かないと、観る側を不快にさせるだけだ。ソン・ガンホの役はもっと作り込んであげないと気の毒。イ・ビョンホンは良かった。さすがだ。
複雑。。。
気持ちがストーリーに入れば
とても面白い映画な気がします
アクションは、ハラハラしますし
ヒューマンドラマ的にも何度も涙がでますが、
政治なんですかね?
明確にはわからないですが
複雑な気持ちで鑑賞終了しました
政治的な駆け引きがアクションを際立たせる
韓国映画が得意とする凶悪犯罪と政治的なバトル、葛藤、緊張感は本作で国際レベルに達する。作り物っぽくみえる隙は一切なく、リアリティの作り込みが素晴らしい。
日本も少なからずある社会問題。厳しい就職、過剰な学歴社会と抑圧的な親。そして、それが生み出す無差別テロという流れは、一見バカらしく思えるが、なぜか違和感がない。俳優がイケメンだったことがよかった。あんなカッコいいのに、なぜそんな辛いことに?と思わせるギャップが違和感を打ち消す。
ときに感情を爆発させ、法律的な手続きをすっ飛ばして、強引にその時々の正しい行動に突っ走る刑事、パイロット、政治家。いろんなダメなとこもあるけど、最後は、その感情的な正義を正しいものとして描ききる韓国映画の意思を感じる。
法律に則って行動することが非常事態にはクソの役にもたたないことを思い知らされる。
四角四面的な対応で、手助けの手の字もみせず、同情の言葉もかけない非道なアメリカと日本。アメリカと日本嫌いが透けて見えるのがまた面白い。
アクションを盛り上げるのは、数々の政治的な駆け引き。政府間、省間あるいは警察と国土交通省との駆け引き。航空機内での乗客たちの政治的な駆け引き。アメリカや日本との駆け引き。製薬会社との駆け引き。次々に起こる駆け引きがドラマをスリリングにしていく様はほんとうにすごい。
政治的な駆け引きをエンタメにするパワーに感服するしかない。
泣けた!
久々に緊張感のある映画を観た。
舞台は地上と上空で離れているけど、限りある時間の中で必死にあがく人達にこちらも手に汗握る。
とても面白い娯楽大作映画だ!
ツッコミどころもありますよ。
燃料無いって言ってるのに長い時間飛んでいたり、
ウイルスが原因とわかっているのにマスクをしなかったり(マスクしたら俳優の顔隠れちゃうから仕方ないけどさ)、
最初の数人は感染してからすぐに死んだのに、残りの人達は皆なかなか死ななかったり。
ま、映画なので細かいことは気にせず純粋に楽しむのが良いかと。
クライマックスの乗客が家族に電話するシーンはめちゃくちゃ泣いた。
マスクしながら泣くと並大抵と鼻水が大変です。
ソン・ガンホの映画にハズレ無し!
イ・ビョンホンも良かったよ。
オススメです!
最後に・・・
パンフレットの登場人物の相関図が非常に分かりやすい。
カラーの写真と、その人物との関係が矢印で掲載されているので、映画を観たあとの確認が非常にしやすい。
不親切なパンフレットだと、写真が白黒だったりなぜか暗闇の中の写真だったり、ひどいものだと写真すら無くて名前のみだったりと、観賞後の確認が出来ないものもある。
個人的にはパンフレットの登場人物の写真は重要です。
王道エンタメ!
今めちゃくちゃ面白い韓国映画のハリウッド的な大作王道エンタメ!
始めからズンズン盛り上げていって、ダレ場もないし、二段三段のマシマシだし、終わり方もスッキリ。
日本映画同様に叫んだり泣いたりあるんだけど、なにが違うんだろうか…
どっちに行くのかな〜、と開始時点では思うんだけど方向分かってからはどんでん返しみたいなこともない。でも、面白いんだよ〜、ドキドキするんだよ〜。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンがいる。それはつまりこういうことだよね。それは分かってるのにハラハラするんだよ〜。そして、力技なのに泣かされちゃうんだよ〜。
それが韓国映画の今の実力なんだよ〜。
観なかったら損するし、小さめスクリーンの劇場が多いけど、コレは大画面で観るべき。私は川崎チネチッタの大画面で観ました。
お薦めです。
泣ける飛行機密室パニック映画
犯人が飛行機に持ち込んだ感染型バイオウイルスによって、乗客が徐々に感染して死んでいく。
全員が死ぬ前に飛行機は無事に着陸できるのか?
迎える側の空港はバイオウイルスの解毒ワクチンを用意できるのか?
両サイドの物語がハラハラドキドキで進んで行く。
泣ける飛行機密室パニック映画になっている。
ところで…この映画、”非常宣言”のタイトルで合ってる?
リアリティーがないから説得力がない。
機内にウィルスが蔓延している飛行機を着陸させるかどうかで大騒ぎになるが、完全な気密状態にある飛行機を着陸させたとしても、それだけでは感染が拡がらないことぐらい、小学生でも分かるだろう。
アメリカや日本が悪者扱いされているが、飛行機に緊急事態が発生した時点で、速やかに引き返すか、最寄りの空港への着陸を模索するはずで、そのまま、のこのことハワイの近くまで飛行を続けるなんて、あり得ない。
どこの国であれ、とりあえず飛行機を僻地の軍用飛行場にでも着陸させて、乗客を隔離し、その後で、抗ウィルス剤が効くかどうかを確かめればよいだけではないのか?
などと思って観ていたら、まったく話に入り込めなかった。
それまでの刑事と妻のやり取りが描かれないため、刑事がどれだけ妻を愛しているのかということが実感できず、その捨て身の行動にも共感することができない。
燃料がどれくらい残っていて、あとどれくらい飛べるのかも示されないため、緊迫感もサスペンスも盛り上がらない。
たとえリアリティーがなくても、「見せ方」ひとつで、もう少し面白くなったのではないだろうか?
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