「まさに手に汗握る映画」非常宣言 Reiさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに手に汗握る映画
現実的に考えたらツッコミどころは色々あると思う。
しかし、ストーリーの展開や見せ方はとても良かったと思う。
冒頭からの不穏な感じ。
飛行機内の空気悪そうな見せ方。
特にスマホの光を使ったシーンは上手いなと思った。
着陸を拒否され、被害者の家族がバスから降りてスマホを見ているシーン。
俯瞰で撮った映像には暗い夜の中、家族を心配する人のスマホの光だけがゆらゆら揺れていて印象的。
最後にビデオ通話するスマホ画面もリアルだったから、泣けた。だんだん小さくなってさ、、、もう泣くよ。
その後着陸許可を知らせるシーンでは、家族からの着信により、飛行機の乗客のスマホにポツポツと光が灯る。
個人的に希望の光のように見えて、凄くいい見せ方だと思った。
刑事達が追跡中に交通事故にあうシーンや、飛行機が墜落しそうになったシーンのカメラワークは迫力が凄かった。
成田空港が出てきた時は、日本の対応に興味津々だったが、まさかそんなに威嚇するか??とビックリ。
民間人が乗ってるんだよ??
てか撃墜したらその方がやばいよ。ギリギリを攻めすぎて驚いたよ私。
日本は着陸許可して適切に対応すると思うなぁ。コロナの客船みたいに。実際どうなのかな。
日本の報道シーンでごもっともな理由を言ってたからまぁ納得はしたけど、難しいねぇ。
なんだかんだ韓国に引き返したけど、最初から引き返せば早かった、、、は映画的に面白くないもんね、、、
ハラハラするシーンが盛り沢山だし、希望や落胆の連続。
飽きない展開と映像で映画として見応えがあった。
最後は自己犠牲を選び、人間としての尊厳を考えるさせられた。いやー、なんとか助かって良かった。
でも刑事さん、最後あんなんなっちゃって、、、ショック。
飛行機怖いなぁ。