「「責任をとるのが我々の仕事」」非常宣言 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
「責任をとるのが我々の仕事」
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ソン•ガンホが主役と思っていたが、元機長や大臣、副機長など群像劇のような内容でした。
イノは刑事としての見せ場はない(手掛りはすべて都合のよい通報、被疑者にも逃走を許す)が、夫としての姿で魅せる。
しかしこれ、ウイルスを投与させて治験するというものでしたが、それ、元のウイルスですよね。
「変異してるかも」ということの解決にならないのでは。。
(犯人の部屋で感染・発症→治験だと自発性に欠けたからだろうけど)
その他にも違和感は多数。
・わざわざ現地で体内にウイルス仕込む犯人
・血管破裂するはずが、最初の人だけ
・威嚇とはいえ、発砲はしないだろ(しかも海上ですらなく国土上空で)
・燃料もたないはずが、自国で余裕の旋回
・デモ対応早すぎ
・墜落からの拡散が一番怖いハズなのに、そこは誰も触れない
明らかに日本人じゃないイントネーションの日本人も気になった。
また、長尺にも関わらず離陸前からBGMが常に不穏さを煽っており、メリハリ不足。
犯人問題→ウイルス問題→着陸問題と一つずつ解決していくので、間延びした印象も。
しかし、演技は総じて素晴らしく、子役にも目を瞠った。
(アトピーでからかわれ、他人の目に敏感になるのもリアル)
墜落しかけた際の機内描写も非常にリアルで、ここが一番怖かったかもしれない。
電波の問題で時折止まりながらの『最後の言葉』は、真に迫っていて印象に残りました。
最近の事件でも行動や動機の理解できないものが多いので、犯人の描写は違和感なし。
個人的には女性大臣が一番好きでした。
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