劇場公開日 2023年8月25日

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春に散るのレビュー・感想・評価

全223件中、221~223件目を表示

3.5ハズレではない

2023年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

114本目。
新作を公開初日に観られる、ビバ平日。
しかも割引だし。
全体で見れば、いいと思うし、決してハズレではないと思う。
縦軸の2人の物語もいいんだけど、横軸のドラマが分かりやすく散りばめられてはいるけれど、ちょっと多い。
連ドラ並の多さ。
で、我々が思っているボクサー、格闘家のイメージだったり、ボクシング映画あるある的な物語に、その枠から外す事って、出来ないのかなと言う疑問だったりで。
移ろいゆく季節を何とかやりくりしてはいるけらど、色々ちょっとってのもあるけど、役者さんのスケジュール的にそうするしかないんだろうな。
横浜流星は好きな役者だけど、瞬間に生きる役が多い気が。
まあ、それが似合うちゃ、似合うんだけど。

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ひで

4.0何歳になっても夢は持てる。

2023年8月23日
iPhoneアプリから投稿

なんといっても圧巻のボクシングの試合のシーン。鈍く響く打撃音がリアル感を増して、その場で試合を見ているかの如く臨場感を味わえた。ちょっと漫画的な表現とでもいうのか、翔吾のシュッシュッと口から吐き出す音とパンチの動きで、スピード感って、音でも表現できるんだなと思った。

一度夢を諦めて第二の人生をそこそこ成功させてきた広岡氏が、翔吾と出会って第三の人生の夢を見出していく。
何歳になっても、夢はもてる。
そしてそれは必ずしも一人で叶えるものだとは限らない。誰かと一緒に掴む夢もあるんだなぁと思った。なんかそれはとても良い。
歳を重ねることは、その人の人格の最終型に近づくことだと思っているのだけど、それは同時に他人を受け入れ難くなり、より頑固に自分の考えが正しいと思いこんでいくから、結果的に一人になりがちなのではと思っていた。だから人は一人で生まれて一人で死ぬんだなと。

でも広岡と翔吾は年齢も性格も真逆なのに、同じ夢を追いかけることで理解し合って受け入れ合っていく。
人生の途中で諦めた夢や憧れを、衰えゆく身体では叶えられないことを、それを叶えられる希望がある誰かが一緒にもう一度夢見てくれたら、それはなんで幸せなことだろう。一人じゃないって素敵!

先に原作を読んでしまったから、どうしても比べてしまうけど、原作より翔吾はやんちゃで最初どこのやんちゃ坊主が出てきたかと思ったら、推しだったわ。
仁さんは原作(クレバーでリッチなイケオジ。常に冷静。弱者守りがち。かなりタイプ)と同じで浩一さんのイメージもそのまんまだった✨

何歳になってもいつどこで新しい出会いと胸躍るような日々が待っているかわからない、希望に満ち溢れた映画でした。
あとボクシングに対する意識が変わったかな。
格闘技全般苦手だったけど、ただ殴りあいをしてるんじゃなくて、頭脳戦なんだということを知った。
是非大事な人と一緒にご覧ください。

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icco

4.5春に散ったのは何か

2023年8月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

序盤から中盤、クライマックスからラストまで、横浜流星さんの顔つきや目の変化がいい。
後半の試合のシーンは、映画のボクシングシーンであることを忘れるくらいの臨場感で手に汗握りながら観てしまった。
昔のボクシング仲間やジム経営者や母親などのベテラン俳優陣はもちろんのこと、チャンプ役の窪田くんの謎な感じや、疲れた橋本環奈ちゃんもいい。
そして、春に散ると言うタイトルを体現した佐藤浩市さんの心情に共感し涙した。
ボクシング映画であり、生き方や生き様を考えさせられる作品。

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なごん
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