春に散るのレビュー・感想・評価
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凄んげぇなぁー…佐藤浩市…!!
まず、俳優さんに対し、このタイプの映画は技術的(体技的)に要求が高いので、制作スタッフ・出演者は非常に苦労したのだろうなと思いました。(松山ケンイチ主演「blue」のような落ち目のボクサーであれば、まだ良い意味で手は抜けるのですが。)
ストーリーは聞いた事あるような展開です。
ですが、主演の二方が非常に良かった。(本当に!!!)
佐藤浩市の哀愁、横浜流星の情熱二つのぶつかり合いに、とても感情移入してしまいました。
脇を固める、片岡鶴太郎・坂井真紀、山口智子も好演で、とても楽しめました。(哀川翔は……必要?&演技が非常に疑問。橋本環奈は疲労感があり可哀想だなと…映画出過ぎじゃね⁈)
藤枝梅安でも言いましたが、佐藤浩市のあの演技は神です。私の中で、至高の“プライベートライアン:トム・ハンクス”以上です。
横浜流星vs窪田正孝のボクシングシーンは迫力があり、是非映画館でご観賞下さい!!
(個人的妄想ですが、90分で短く太くだと、より楽しめたかなーと思いました笑)
自分の生き方に問いを与えてくれる作品
役者の力を信じたストイックさに心打たれる
願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ
西行法師
かっこいい話の筈だが?
小説をなぞったからか冗長なところがありストーリーは弛んでしまった感が否めない。
それに肝心なクロスカウンターを指導する場面もなく、ラッキーパンチとなってしまった帰来がのこる。
三羽烏の哀川翔さんの役回りが何とも不可解でスカッとしなくて目覚めが悪い。
その点、
大人しい顔して窪田正孝さんは、
身体も出来ていたし、
試合の目つきが獣眼化して、
パンチのスピードもキレていた。いい俳優だ。
リアルなのは試合会場ですね。
あれがタイトル戦でなければ普通だけれど、
テレビ中継しているならもっといい会場にライトも明るくラウンドガールもいないとね。
リメイクしたらいいと思う。
)^o^(
沢木耕太郎の同名小説を佐藤浩市と横浜流星のダブル主演で映画化し、
ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。
不公平な判定で負けたことをきっかけに渡米し40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、
同じく不公平な判定負けで心が折れていたボクサーの黒木翔吾。
飲み屋で出会って路上で拳を交わしあい、仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、彼にボクシングを教えてほしいと懇願する。
最初は断る仁一だったが、かつてのボクシング仲間である次郎と佐瀬に背中を押されて引き受けることに。
仁一は自信満々な翔吾に激しいトレーニングを課し、ボクシングを一から叩き込んでいく。
やがて世界チャンピオン・中西との世界戦が決まるが……。
共演にも山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、窪田正孝ら豪華キャストが集結。
「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
ボクシングは、魔物だ!
沢木耕太郎原作 朝日新聞夕刊に連載されてました。
彼の作品は、「一瞬の夏」で、カシアス内藤とエディタウンゼントの話が好きでした。僕も40前にアマチュアボクシングをはじめて取り憑かれた1人だ。橋本環奈な「なんでボクシングをはじめたの?」って同じ事家内にも言われた。なんで40にもなってボクシング?そう言わなかったけど、やり残したくなかったかもね。
それは、佐藤浩一、鶴太郎、流星にもあったんだろう。
流星の顔つきが、変わっていくのも良かったね。
出会った頃のチンピラ 世界戦での顔、そして引退後の顔。橋本環奈も幸少ない感じよかったね。
でも、流星は言います。わかったよ走るよって
そう僕もまだまだはしるよ。
一瞬を生きた二人の生き様
今しかねえんだよ!!
佐藤浩市と横浜流星のダブル主演、
さらには周りを窪田正孝、片岡鶴太郎、橋本環奈、坂井真紀、
哀川翔、そして山口智子・・・
なかなかの豪華キャスト
ストーリー的には、まあありがち、王道と言えば王道、
映画のタイトル通り、一瞬の輝き、そして散るのだろうな、
と思いながら観ていたが。。。
ボクシングの試合はもちろん練習シーンもすごかった。
横浜流星は空手チャンピオンということもあり期待通りだったが、
相手の窪田正孝がここまでやるとは。
二人とも体を鍛え上げ、アスリート。かなり、ガチ。
さらに驚いたのは佐藤浩市や片岡鶴太郎のトレーナーとしてのミット捌き。
映画冒頭のカウンターなど、ホントに驚き。
今しかねえんだよ!と今を、一瞬を生きると決めた二人。
試合の終盤は、胸にグッとくるものがあった。
ボクシングシーンが凄い
佐藤浩一×横浜流星(+片岡鶴太郎)でおくる、熱いボクシング映画。
ストーリー展開は王道で、演出もテレビドラマ的。うまくいきすぎだったり、冗長的だったり、肝心なところがぶつ切りでピンとこなかったり。
作品としてはあまり好みではなく粗も目立つし、横浜流星の演技も激しさ全振りで緩急がなく、なんだかなーと思ってしまいました。
近年のボクシング映画では傑作「BLUE」があるので、尚更比較してしまった…。
でも、そんな映画としてのイマイチな部分を帳消しにするくらい、ボクシングシーンは凄かったです。特にラストのベルトを掛けた決戦は、クールで飄々としていたチャンプが徐々に熱くなり、決死の打ち合いになっていく様をじっくり描くのは迫力があり見応えがありました。
だからこそ、最後がスローモーションになったのは個人的に残念だったなぁ。
不満もあるけど、やっぱり努力して何かを掴む姿は心を動かしますね。みんなカッコ良かった!
試合のシーンは丁寧に描かれててグッと胸に来る
明日への勇気
充分満足なボクシングシーンとちょっとの物足りなさ
これだけやってくれればいいでしょう、と思うボクシングシーンとキャスティング、いや、もうちょっと時間があればもっと面白くなったのかな、と思えるドラマ部分。窪田正孝はやっぱりいいな、と思ったり、未消化ではあったが飛び道具ではない橋本環奈の佇まいは悪くない。しかしなんといってもアクの強過ぎる3オヤジが度を越していて狂気じみていた。特にクライマックスのテレビ観戦の哀川翔のまわりのエキストラはアクが強過ぎてそれだけで面白かった。
見ながら本作133分か。2時間ない「ロッキー」の効率の良さを考えてた。退役軍人みたいな3オヤジは原作がそのような設定なのだろうが、この構成は「七人の侍」みたいな時間サイズでやることなのだろう。映画は佐藤浩市と横浜流星に絞ってはあり、そしてそこはそれなりにいいのでちょっと原作のアウトラインが足を引っ張ってる感じはした。ボクシングシーンでは涙するいくつかの展開。しかしさすがに2時間で3オールドボクサーズとあしたのジョーは並行して描き切れるものではない。面白かったけどちょっともったいなかったな。
安定感があるストーリー
原作とは違うけど、良かった…⭐︎
原作が好きで、新聞連載の時から読み、単行本になって 図書館で借りて読み、文庫本になって
買って読んだ。
映画化されると知り、佐藤浩一と横浜流星の配役を知った時もなかなかイメージと合っていたので
楽しみにしていた映画。
沢木耕太郎の上下2巻を2時間ほどにまとめなくてはならず、原作とは離れるのは当然と
思いながらの鑑賞。
でも、上手くアレンジされた作品だった。
佐藤浩一演じる広岡仁一がホテル業で成功したアメリカから病いのために帰国し、たまたま
居酒屋で横浜流星演じる黒木翔吾と出会うところから始まる。
とにかく、ボクシングシーンが変に誇張されず描かれて、横浜流星とチャンピオン役の窪田正孝が
素晴らしい。
横浜流星は前評判から聞いていたが、窪田正孝はびっくり。
こういった役は演じたことないんじゃないかなぁ…
ラストの二人の試合シーンは、他にもコメントされてる方もいらしたが、「あしたのジョー」を
思い出しながら見た。
ボクシングだけでなく、例えばピアノの演奏とかでも そこに到達した人にしか見えない景色が
きっとあるんだと思う。
佐藤浩一もいつも通り、イメージぴったりの安定した演技で年老いた元ボクサーが新しい逸材
(横浜流星)に出会い、自分の夢を再び持つところとか本当に見入ってしまった。
ラストの試合シーンは、泣ける。
何に思って泣けるのかわからないけど…
今年鑑賞した中では、印象に残る映画だった。
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