「橋本環奈不要」春に散る たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
橋本環奈不要
迷っていたが友人が泣きそうになったと言うし評判があまりに良いので見に行ったがちょっとハードルが上がりすぎたのか感動できずアラばかりが目についた。横浜流星がとても良くて彼のファイトシーンだけでもボクシング映画として十分面白いのだが、佐藤浩市との師弟関係が…その出会いからコーチングを懇願されお決まりのおあずけでじらす感じとかラス前の病院での疑似親子シーンに至ってはちょっとキャラ的にどうなの?というくらい面はゆくちょっと違う役者で観たかった気もする。キャスティングで言えば橋本環奈がダメとうか無駄遣いというかそもそも中途半端なキャラで必要性を感じず脇では唯一はまっていた母親の坂井真紀で十分。特に父親の霊柩車を追いかけてわめく中途半端なロングショットは最低で、彼女の登場シーン全部回収してその尺を母親と流星の回想シーンに使ってくれと願わずにはいられない。かつて活躍したボクサーで日本に戻ってきた年寄りの気持ちは大体わかるのだが、ここまでその年寄りにすがり再起に掛ける流星の人となりをもう少し描いて欲しかった。あまりにも素直でいい子過ぎるのだ。
いなかびと様 コメントありがとうございます。
原作を読んでいれば理解できるのかも知れませんが、それでは困りますよね。
お兄さんも姪もこの映画に絡んでくる必要があるのか?実家が取り壊されようが、何を描きたいのか私にはさっぱり分かりませんでした。
確かに橋本環奈の出演は不要と言えばその通りかもしれません。
原作はどうなっているか、読んでみないと分かりません。
この作品の本当の主人公は佐藤浩一で、その人生を描くのがメインだと私は思っています。原作は文庫本上下2巻の大部で、小説では村岡家の内実が詳しく書かれて、姪もそれなりの役割があるのではと推測します。映画では時間の制約があって、中途半端になってしまいます。今映画での橋本環奈は、美貌を抑えめにして私は良かったと思いました。