「渋くて熱い」春に散る むっちーさんの映画レビュー(感想・評価)
渋くて熱い
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ボクシングは痛そうだし、何であんなにみんなが好きなのか分からないと思っていた。
しかしこの映画を見てその理由が少しだけ分かった気もした。
翔吾の「何もかもぶっ壊してめちゃくちゃに燃えたいからボクシングはじめたんだろ」というセリフにハッとさせられた。そして恐らく仁一も。
日常に溢れる沢山の不満ややるせなさを吹き飛ばしたいという気持ちは誰にでも
ある。ただひたすらに練習に打ち込む翔吾の姿とそれを見守る仁一の姿に胸を打たれ、自然と涙ぐんでいた。
今、この瞬間を真剣に生きようとする刹那をこの映画に感じた。
試合シーンは本物にしか見えず、息を飲む展開の連続で、ボクサー役の役者さんの本気度が素晴らしかった。
特に横浜流星さんの自堕落な生活から凛々しく再生していく姿は圧巻の一言です。
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